2022年秋に最新OSであるiPadOS16が登場しました。
便利な新機能が追加されiPadが大幅に進化するため、より快適にiPadを使うことができます。
この記事では、iPadOS16で追加された新機能をまとめました。また、どのように便利になるのか解説しています。
iPadをより便利に使いたい人、今後iPadの購入を検討されている方は参考にしてください。
目次
iPadOS16のリリース日はいつ？
iPadOS16は、2022年10月25日（火）から利用可能になりました。
リリース
2022年10月25日（火）深夜2時～
iPadOS16の対応機種は以下のおとりです。
対応機種
- iPad Pro（全モデル）
- iPad Air（第3世代以降）
- iPad（第5世代以降）
- iPad mini（第5世代以降）
ただしiPadOS16の目玉である新機能（プロ向け機能）は、M1およびM2チップ搭載iPad Proのみとなります。
プロ向け機能
- ステージマネージャ(※2018年以降のiPad Pro可能)
- 仮想メモリスワップサポート
- ディスプレイ解像度の設定
- リファレンスモード（12.9 iPad Proのみ）
当初、ステージマネージャはM1またはM2搭載のiPad Proのみ利用可能でしたが、2018年以降のモデルでも使えるようになりました。
iPadOS16注目の新機能まとめ
2022年の新たなOSであるiPadOS16は、前回のiPadOS15よりも大幅に進化し、よりパソコンのような操作性を実現しました。
特にM2チップ搭iPad Pro、M1チップ搭載のiPad Pro、iPad AirはiPadOS16により本体性能を最大限発揮できるようになりました。
iPadOS16で追加された新機能は以下のとおりです。
新機能まとめ
- ステージマネージャ
- 外部ディスプレイの全画面表示
- 新しい共同作業アプリ
- コラボレーション
- 仮想メモリスワップサポート
- ディスプレイ解像度の設定
- リファレンスモード
- ゲーム機能の強化
- 天気アプリ
iPadOS16で追加された注目の新機能とポイントを詳しく解説していきます。
ステージマネージャ
iPadOS16の目玉となっている新機能の「ステージマネージャ」は、マルチタスクの大幅強化となります。
macOSのようなマルチタスクがiPadOSでも実現できます。
iPadの画面に最大8個のウインドウを重ねて表示することが可能です。
ポイント
アプリのウインドウのサイズを自由に変更できたり、タスク間の切り替えがより素早くできる機能です。
パソコンのような画面になり、より操作性が向上します。
ポイント
- 新たなマルチタスク
- Dock表示
- ウインドウサイズ変更
- 複数アプリの常時表示
- ウインドウグループ
- アプリ間でのドラッグ＆ドロップ機能
- 外部ディスプレイフルサポート機能
目玉機能ともいえるステージマネージャは、特定のiPadでしか使うことができません。
注意ポイント
iPad Air（第5世代）、2018年以降のiPad Proのみで利用可能です。
外部ディスプレイの全画面表示
iPadOS16では、外部ディスプレイの全画面表示に対応しました。
以前は全画面表示できませんでしたが、iPadのアスペクト比に関係なく、出力する画面に合わせて表示できるようになりました。
さらに、ミラーリング（画面複製）のみならず、ディスプレイの拡張にも対応しました。
ポイント
外部ディスプレイの全画面表示、ディスプレイの拡張に対応しました。
最大6Kの解像度を備えた外部ディスプレイのサポートも実現しているため、iPad上に最大4つのアプリ、外部ディスプレイ上に最大4つのアプリを表示して作業ができます。
新しい共同作業アプリ
共同作業アプリは、自分自身が編集しているメモやKeynoteに、他のユーザーを招待しリアルタイムで全員で編集を行える機能です。
会話をしながら共同で使用できるオンラインホワイトボード機能が実装されました。
ポイント
他のユーザーとオンライン上で表示、共有、共同作業のすべてを一か所で行えます。
他の人が行ったコンテンツの追加や編集などの閲覧が可能です。今後、様々なアプリで共同作業が快適にできるようになります。
コラボレーション
iPadOS16では、コラボレーション機能により共有シート内の様々なものに対してコラボレーションが可能です。
メッセージアプリからメモ、プレゼンテーション、リマインダー、Safariのタブグループなどを共有して瞬時に情報共有ができます。
ポイント
ドキュメント、メモ、メッセージアプリをコラボレーションできます。
iPadOS16の新しいコラボレーション機能によって、よりユーザー間でのコラボレーションが快適になります。
仮想メモリスワップサポート
iPadOS16では、最大16GBをiPadのストレージから使用して、負荷の高い動画編集アプリやゲームなどに最大16GBのメモリとして使用できます。
つまり、iPadのストレージをメモリとして使用することができるため、負荷の高い操作でもパフォーマンスを維持できます。
ポイント
仮想メモリを活用してアプリを複数起動したり、負荷の高いアプリを使用しても快適です。
これらは、12.9インチiPad Proのみに対応しています。
ディスプレイ解像度の設定
iPadOS16では、iPad画面の文字やアイコンなどのサイズを変更することができます。
ディスプレイのピクセル密度の変更が可能になり、1画面で表示できる情報量を増やすことができます。
ポイント
表示を小さくして作業領域を増やすことができる機能です。
ピクセル密度が向上することで、小さい画面でも多くの情報を表示することができ、主にSplit Viewなどで活躍します。
注意ポイント
iPad Air（第5世代）、12.9インチiPad Pro（第5世代）、11インチiPad Pro（第3世代）のみで利用可能です。
リファレンスモード（12.9インチiPad Pro）
iPadOS16では、M1搭載12.9インチiPad Proの機能でリファレンスモードが追加されました。
Liquid Retina XDRディスプレイを活用し、リファレンス用Sidecarディスプレイとして利用することが可能です。
ポイント
コンテンツの色表現を正確に再現することができます。
また、Macのサブディスプレイとしても使うことができます。
天気アプリ
iPadOS16では、これまで存在していなかった天気アプリがiPadの大画面で利用可能です。
ポイント
純正の天気アプリが追加され、週間予報や地図、空気質など詳細な情報を表示できます。
今後10日間の1時間ごとの予報や、1時間の1分ごとの雨の強さなどをリアルタイムで把握できます。
地図が表示され現在地の予報など、詳細情報を確認することができます。
また、大雨、大雪、竜巻などの重大な気象警報の通知も受け取ることができ非常に便利です。
まとめ
iPadOS16ではできることの幅が一段と広がり、さらに便利になったiPadを活用することができます。
目玉機能ともいえるステージマネージャは、M1チップまたはM2チップを搭載しているiPadでしか使えません。
今回のiPadOS16により、M1チップ搭載のiPad ProやiPad Airがソフトウェア面で非常に強化され、他のiPadと差別化されました。
リリース日
iPadOS16の正式リリース日は2022年10月25日（火）です。
M2チップ搭載新型iPad Proも最新のOSによって、よりパワフルな性能を発揮するとしています。
iPadOS16がリリースされた後は、追加された新機能を有効活用してより快適にiPadを活躍させましょう。
Source：Apple
