2025年、折りたたみスマホの代名詞とも言えるGalaxy Z Foldシリーズに待望の最新モデル「Galaxy Z Fold7」が登場しました。
前作からの進化点は?本当に買いのスマホなのか?が気になるポイントです。
Galaxy Z Fold6の性能や機能を引継ぎ、さらに進化したモデルとなっています。
この記事では、購入を検討する人が「買う前に知っておきたい」重要なポイントを5つに絞ってわかりやすく解説します。
スペック、価格、使用感など気になる情報を、ざっくりでも深掘りでもチェックできる内容となっています。
目次
買う前に知っておきたい5つのポイント
Samsungが2025年7月10日に発表した最新の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」は、7月17日より予約開始、8月1日から発売されます。SIMフリーモデルの価格は税込265,750円からで、ストレージ容量に応じて最大329,320円まで展開されています。
Galaxy Z Fold7とiPhone16 Proを比較すると、両者は異なるニーズに対応したデバイスと言えます。Galaxy Z Fold7は革新的な折りたたみ技術に注力している分、価格が高めである点が注意点です。
一方、iPhone16 Proもプレミアム価格帯ではありますが、Appleユーザーにとっては長年の使用経験から来る使いやすさが魅力的な選択肢となるでしょう。
Galaxy Z Fold7のスペックは以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
メイン画面 | 約8.0インチ Dynamic AMOLED 2X(QXGA+ 2184×1968) |
カバー画面 | 約6.5インチ AMOLED(21:9比率) |
重量 | 約215g |
厚さ | 折りたたみ時:約8.9mm、展開時:約4.2mm |
バッテリー | 4,400mAh(最大24時間動画再生) |
SoC | Snapdragon 8 Elite for Galaxy(CPU最大4.47GHz) |
カメラ構成 | 広角:約2億画素、超広角:約1,200万画素、望遠:約1,000万画素 |
メモリ | RAM:12GBまたは16GB、ROM:256GB/512GB/1TB |
防水防塵 | IPX8(防水)/IP4X(防塵) |
OS | Android 16 |
Samsung公式オンラインショップでのSIMフリーモデルの価格は以下の通りです。
ストレージ容量 | RAM容量 | 価格 |
---|---|---|
256GB | 12GB | ¥265,750 |
512GB | 12GB | ¥283,750 |
1TB | 16GB | ¥329,320 |
Galaxy史上最薄・最軽量の折りたたみスマホとして登場し、AI編集や2億画素カメラなど、ハイエンド機能が満載です。
最薄・最軽量の進化
Galaxy Z Fold7は、折りたたみスマートフォンの常識を覆す究極の薄型・軽量化を実現しました。
閉じた状態での厚さはわずか8.9mm、開いた状態では4.2mmという驚異的なスリムさ。重量も約215gと、前モデルより24g軽量化されており、従来のバータイプスマホと遜色ない持ち心地です。
ポイント
- 折りたたみ時でも8.9mmの薄型設計で、一般的なスマホと変わらない持ち心地
- 215gの軽量ボディにより、長時間の使用でも疲れにくい
- 6.5インチのカバーディスプレイで、閉じたままでもSNSやメッセージが快適に操作可能
さらに、フレームにはAdvanced Armor Aluminum、カバー画面にはCorning Gorilla Glass Ceramic 2を採用し、薄さと強度の両立を実現しています。
これにより、Galaxy Z Fold7は「折りたたみスマホ=重くて分厚い」というイメージを払拭し、日常使いにも違和感のない未来のスマホとしての完成度を高めています。ポケットにすっと収まり、手にした瞬間にその軽さと薄さに驚くはずです。
ディスプレイ性能の進化
Galaxy Z Fold7のディスプレイは、折りたたみスマホの可能性をさらに広げる革新的な進化を遂げています。
ポイント
- 8.0インチのメインディスプレイは、動画視聴・ゲーム・マルチタスクに最適
- 折り目の目立ちにくさと高輝度表示で、視認性と美しさを両立
- サブモニターとしての活用も可能で、PC作業の補助にも良い
展開時のメインディスプレイは約8.0インチのDynamic AMOLED 2Xを採用し、前モデルより約11%大型化。最大輝度は2,600ニトに達し、直射日光下でも鮮明な視認性を確保しています。
さらに、HDR10+対応・1〜120Hzの可変リフレッシュレートにより、映像コンテンツやゲームも滑らかで臨場感ある表示が可能です。
折り目の目立ちにくさも改善されており、Ultra-Thin Glass(UTG)とチタン強化レイヤーの組み合わせにより、耐久性と表示品質の両立を実現。
また、従来のアンダーディスプレイカメラを廃止し、パンチホール式の10MPカメラを採用することで、表示の透明度と画質が向上しました。
折りたたみ時に使うカバーディスプレイも6.5インチに大型化し、21:9のアスペクト比で片手操作やSNS閲覧が快適に。どちらの画面もCorning Gorilla Glass Ceramic 2で保護されており、日常使いでも安心の耐久性を備えています。
このディスプレイ進化により、Galaxy Z Fold7は「スマホ+タブレット」の理想形に近づき、マルチタスク・動画視聴・写真編集など、あらゆるシーンで没入感と操作性を両立するデバイスへと進化しました。
2億画素の広角カメラ搭載
前モデルのGalaxy Z Fold6と比べてGalaxy Z Fold7は、折りたたみスマートフォンとして初めて約2億画素の広角カメラを搭載し、スマートフォン撮影の常識を大きく塗り替えました。
この超高解像度センサーにより、従来機比で約4倍の細密な描写力と44%の明るさ向上を実現し、風景やポートレート、夜景まで、あらゆる場面で“息をのむほど美しい写真が撮影可能です。
ポイント
- 2億画素の広角カメラで、スマホとは思えない高精細な写真が撮れる
- 光学2倍・3倍ズームに対応し、日常の撮影でも妥協なし
- AIによる画像最適化で、誰でも簡単にプロ級の仕上がり
さらに、Samsung独自のProVisual EngineがAIによる画像処理を強化。肌の質感や色彩バランスを自動で最適化し、暗所でも自然でノイズの少ない写真表現を可能にします。
また、光学2倍ズームにも対応しており、デジタル処理に依存しないクリアなズーム撮影がスマートフォンで簡単に行えます。
この2億画素カメラは、Galaxy Sシリーズ Ultraモデルと肩を並べる性能を、Foldシリーズに初めて搭載したことで、フォルダブルでも撮影性能に妥協のない、真の万能カメラフォンとしての完成度を高めています。
Galaxy AIとその革新的な新機能
近年、人工知能(AI)の発展は目覚ましく、日常生活からビジネスの現場まで、その影響は広がり続けています。その中でも、Galaxy AIは特に注目を集める存在となっています。
ポイント
- 革新的な学習アルゴリズム:Galaxy AIは、自己学習能力を備え、ユーザーの行動パターンやニーズに合わせて最適化されます。
- リアルタイムの問題解決:会話の中での質問や課題に素早く対応し、高精度な回答を提供します。
- 高いプライバシー保護:個人情報を安全に守りながら、利用者に合わせた体験を可能にします。
これらの新機能により、Galaxy AIはこれまで以上に便利でパーソナライズされたサービスを提供しています。未来の生活を、よりシンプルで豊かなものにするための大きな一歩となるでしょう。
新型モデルの注意点とデメリット
新型モデルは魅力的ですが、いくつかの注意点やデメリットも存在します。
ポイント
- Sペン非対応:これまでSペンを愛用していた方にとっては、対応していないことが少し残念かもしれません。精細な手書きや描画を楽しみたいユーザーには物足りなく感じる可能性があります。
- パンチホールカメラの仕様変更:新しいデザインや技術への移行に伴い、パンチホールカメラの仕様に変更が加わりました。一部のユーザーにとっては、この変更が使い勝手や見た目に影響を与える場合があります。
- 価格の高さ:高い技術を備えている分、価格もそれなりに高くなっています。コストパフォーマンスを重視する方にとっては、検討が必要なポイントとなるでしょう。
これらの注意点を理解しながらも、特に、技術の進化を通じて生活やビジネスをより便利に、効率的にする可能性を秘めています。自分のニーズに合ったデバイスを選ぶ際には、これらのポイントを考慮しつつ、どの点を最も重要視するかを検討することが大切です。
まとめ
Galaxy Z Fold7は、その革新的なデザインと多機能性により、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるデバイスです。しかし、すべての人に適しているわけではなく、購入前にはいくつかの点を考慮することが大切です。
こんな方におすすめ
- 最新技術を試すのが好きな方
- マルチタスクを重視する方
- ビジネスやエンターテイメントの両立を求める方
最新技術を求める方やマルチタスクを重要視する方に適したデバイスです。一方で、Sペン非対応やパンチホールカメラの仕様変更、価格の高さといった注意点もあります。
これらのポイントを考慮し、店頭での実物確認をおすすめします。新技術を試しながら、自分のニーズに最も合った選択をすることで、より満足度の高い体験を手に入れることができるでしょう。
また、将来的には、Appleも折りたたみ式iPhoneの発売を計画しているのではないかとの予測が立てられています。この動きが実現すれば、スマートフォン業界にさらなる革新をもたらし、ユーザー体験を大きく変える可能性があります。
※Galaxy Z Fold7は、2025年8月上旬に発売予定です。
※本記事に掲載されている製品画像はすべてイメージです。
Source:Samsung