新しいM3シリーズチップを搭載した新型MacBook ProがAppleイベント「Scary Fast.」で発表されました。
M3チップ、M3 Proチップ、M3 Maxチップを搭載した新しい14インチと16インチのMacBook Proが登場しました。
前モデルのMacBook Proの性能を引継いで、さらに進化したモデルとなっています。
この記事では、新型MacBook Proについての進化ポイントをまとめています。
新型MacBook Proを買うべきか検討されている方は参考にしてください。
目次
M3搭載MacBook Proに関する最新情報
M3、M3 Pro、M3 Maxの3種類のチップを選択可能となり、本体価格は248,800円からとなっています。
進化ポイント
- M3/M3 Pro/M3 Maxの3nmプロセスチップ搭載
- 新機能「Dynamic Caching」対応
- Liquid Retina XDRディスプレイ搭載
- 画面のSDR輝度が500ニトから600ニトに向上
- 最大128GBメモリ搭載
- 最大8TBストレージ搭載
- バッテリー駆動時間は22時間
- 新色「スペースブラック」登場
- 14インチは248,800円~
- 16インチは398,800円~
- 11月7日(火)発売
MacBook Proシリーズがモデルチェンジとなりました。14インチMacBook Proは、M2チップ搭載MacBook Proの後継モデルとなっています。
新たなM3/M3 Pro/M3 Maxチップ搭載
新型MacBook Proの登場とともに最先端のM3シリーズチップが登場しました。
第3世代のMシリーズチップは、まったく新しいレベルのパフォーマンスと画期的な性能を誇ります。また、GPUの平均使用率を劇的に向上させる新機能「Dynamic Caching」が搭載されました。
ポイント
- M3シリーズは世界初3nmプロセス製造
- 「M3」「M3 Pro」「M3 Max」の3種類登場
- 効率的な次世代GPUを採用
- M1シリーズと比べて高性能コアが30%、高効率コアが50%向上
- M1チップよりも2.5倍高速
- M1チップよりも高効率コアのパフォーマンスは1.5倍アップ
- レイトレーシング対応
負荷の高いアプリケーションやゲームだけでなく、普段使いでも圧倒的なパフォーマンスにより使い勝手が向上します。
M3 | M3 Pro | M3 Max |
・8コアCPU ・10コアGPU ・16コアNeural Engine ・100GB/sのメモリ帯域幅 ・最大24GBメモリ |
・最大12コアCPU ・最大18コアGPU ・16コアNeural Engine ・150GB/sのメモリ帯域幅 ・最大36GBメモリ |
・最大16コアCPU ・最大40コアGPU ・16コアNeural Engine ・300GB/sのメモリ帯域 ・400GB/sのメモリ帯域 ・最大128GBメモリ |
M3チップは、複数の作業を同時に行うようなシーンでも非常に快適な操作ができるレベルとなります。
シリーズ選びの目安
M3:普段使いをより快適にしたい人向け
M3 Pro:オールマイティーに使いたい人向け
M3 Max:最高クラスの性能を追求したい人向け
Liquid Retina XDRディスプレイがより明るく
1.10,000個のミニLED、2.光学フィルム、3.LCDパネル
新型MacBook Proは、前モデルのMacBook Proよりも進化したLiquid Retina XDRディスプレイが搭載されました。
SDR輝度が500ニトから600ニトに向上して、画面がより明るくなりました。
ポイント
SDRコンテンツが前モデルよりも20%明るい鮮やかなLiquid Retina XDRディスプレイに進化
前モデル同様に、コントラスト比は100万:1となりピーク輝度は1,600ニトに対応し、ProMotionやHDRコンテンツの表示などにも対応しています。
バッテリー駆動時間は22時間に向上
新型MacBook Proは、Mac史上最長のバッテリー駆動時間となる最大22時間です。
ビデオ再生が最大22時間、Webブラウジングが最大15時間となっています。
ポイント
・14インチモデル(M3構成)
バッテリー容量:70Wh
ビデオ再生:最大22時間
ブラウジング:最大15時間
・14インチモデル(M3 Pro/M3 Max構成)
バッテリー容量:72.4Wh
ビデオ再生:最大18時間
ブラウジング:最大12時間
・16インチモデル
バッテリー容量:100Wh
ビデオ再生:最大22時間
ブラウジング:最大15時間
新色「スペースブラック」が登場
M3 Pro、M3 Maxチップ搭載モデルは、「シルバー」の他に新たに「スペースブラック」が登場しました。
通常のM3チップ搭載モデルについては、前モデル同様に「シルバー」と「スペースグレイ」となります。
ポイント
上位モデルのMacBook Proに新色が追加
Touch Barの廃止
Appleは、Touch Barを搭載した13インチMacBook Proを正式に廃止しました。
2021年の14インチMacBook Proおよび16インチMacBook Proでは非搭載でしたが、13インチMacBook ProのみTouch Barが搭載されていました。
今回13インチMacBook Proの刷新により、2016年に初めてMacBook Proに搭載されたTouch Barは廃止され、ラインアップから消えることとなりました。
まとめ
新型MacBook Proは、デザインやポート類は刷新されておらず機能性は大きく向上していませんが、性能は劇的に進化しています。
M1シリーズを使用している人にとっては、性能向上を体感できるといった印象です。
新型MacBook Proの最大の進化ポイントはパフォーマンスとなっていて、M3チップの搭載により大幅な性能向上を遂げたモデルです。
予約開始は10月31日、発売は11月7日となります。