新型iPhoneが登場する前に多くのメディアで話題となり、最大の注目点となっているのがUSB-Cの搭載です。
現行モデルのiPhone14シリーズも発売前はUSB-Cが搭載される可能性があるとリークされていましたが、実際には従来通りLightinigコネクタを搭載しました。
USB-Cの搭載はメジャーアップデートであり大きな進化と言えるでしょう。
この記事では、いつiPhoneにUSB-Cが搭載されるのか。また、USB-Cに移行する理由とUSB-Cを搭載するメリットをまとめています。
現時点で公開されている情報および予想を徹底解説していきます。
目次
iPhoneにUSB-C搭載はいつ?
最近では、iPad ProなどのタブレットやワイヤレスイヤホンなどUSB-Cを搭載したデバイスが急激に増えてきています。
Apple製品もLightningからUSB-Cに切り替わってきています。
Apple製品の外部接続端子
iPhone:Lightning
AirPods:Lightning
iPad Pro:USB-C
iPad Air:USB-C
iPad mini:USB-C
iPad:USB-C
Mac:USB-C
Apple Watch:磁気充電ケーブル
LightinigはApple専用の規格のため、外部機器との連携がしにくいといったデメリットが出てきています。
現行モデルのiPhone14は外部接続端子にはLightinigが搭載しており、Lightinigを廃止してUSB-Cに移行してほしいという意見が多いです。
2023年モデルのiPhone15では外部接続端子がUSB-Cに変わると報じられました。
iPhone15でUSB-C搭載
(2/2)
It's expected to see existing USB-C-related suppliers of Apple's ecosystem (e.g., IC controller, connector) become the market's focus in the next 1-2 years, thanks to vast orders from iPhones and accessories' adoption of USB-C ports.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 11, 2022
アナリストのミンチー・クオ氏によると、2023年モデルのiPhoneであるiPhone15シリーズで外部接続端子がLightningからUSB-Cに移行する可能性があるとしています。
ポイント
iPhone15でUSB-Cポートが搭載される可能性があります。
クオ氏は複数のサプライヤーなどに聞き取り調査をしたとしているため、信憑性は高いと思われます。
New story: Apple is indeed planning a switch to USB-C from Lightning for the iPhone, testing future models with the connector as well as an adapter for old accessories. Move would better unify Apple device charging and meet incoming European mandate. https://t.co/hEYORwnqJO
— Mark Gurman (@markgurman) May 13, 2022
また、海外メディアのBloombergも、AppleはUSB-Cを搭載したiPhoneの開発に取り組んでいて搭載は早くても2023年モデルになると報じています。
電子機器端子をUSB-Cに統一
EUが環境保全のために外部接続端子の規格を統一する案を議決したこともあり、期待が高まっています。
統一された端子でないとヨーロッパで販売できなくなるため、Appleもこの議決を無視できません。EU加盟国が法案を承認した場合には、iPhoneにUSB-C搭載が義務付けられます。
また、iPhoneにUSB-Cを搭載せざるを得ないのは、大容量ファイルの転送速度にも関係していると報じられています。
ポイント
Lightinigを廃止しUSB-Cに変わる日が確実に近づいてきていると海外メディアで話題となっています。
iPadやMacBookだけでなくiPhoneまでUSB-C化することで、一本のケーブルで対応できるようになるのは非常にスマートです。
充電速度とデータ転送速度が向上
アナリストのミンチー・クオ氏によると外部接続端子がUSB-Cに変更された場合、ファイルの転送速度および充電速度が大幅に向上すると報じています。
ポイント
iPhoneの充電速度や転送速度が大幅に向上する可能性があります。
ただし、それらの仕様はiOSのサポートに依存するとのことです。
また、4K Pro Res撮影などの大容量ファイルの転送速度のためにUSB-Cを搭載すると予想されています。
4K Pro Res撮影をした場合の1分あたりの動画が、約6GBとファイルサイズが非常に多くなります。
2時間の動画を撮影した場合は、ファイルサイズが約720GBとなりLightinigでの転送だと約3時間45分ほど掛かります。
しかしながら、USB-CとMacのThunderbolt/USB4で転送した場合は約3分で転送ができます。
4K Pro Res動画(2時間)転送目安
Lightinigで転送:約3時間45分
USB-Cで転送:約3分
USB-Cで高速転送できる規格を採用することで、より便利に活用できることが期待されています。
iPhone14シリーズではLightning搭載
2022年モデルのiPhone14シリーズではLightningが搭載されました。
また、AirPods Pro(第2世代)もLightningが搭載されています。
ポイント
iPhone14はLightning搭載でしたが、iPhone15はUSB-Cを搭載する可能性があります。
アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone以外のアクセサリついにもUSB-Cポートに全面移行する可能性が高いと報じています。
まとめ:iPhone15の発売を待つべきか
iPhone15シリーズでは待望のUSB-Cポートが搭載される可能性があると報じられています。
USB-C採用の可能性が非常に高くなってきました。
手持ちのケーブルを統一できたり、様々なデバイスとの連携ができ、大容量データの高速転送や45Wでの急速充電に対応するなどUSB-C搭載にはメリットが豊富にあります。
iPhone15でUSB-Cが搭載された場合、非常に購入価値は大きいと思われます。
ついにUSB-Cになると言われているiPhone。どう進化するのか期待です。
新たな情報が分かり次第、記事を更新します。
これらは初期の情報で、最終スペックなどは変わる可能性があります。
Source:mingchikuo , Apple Hub , Appledsign , iDrop News