新たにM4チップを搭載したiMacが登場しました。
M3チップを搭載したiMacは2023年11月に発売していますが、M4チップを搭載した新型モデルが2024年11月8日(金)に発売となりました。
驚異的なパワーの新しいM4チップを搭載した24インチのiMacが約1年ぶりのアップデートとなりました。
この記事では、2024年モデルの新型iMacについての特徴をまとめています。
新型iMacが気になっている方、iMacを購入しようか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
M4 iMacの5つの進化ポイント
新型iMacはAppleイベントでは発表されず、10月29日に突然発表されました。
発表と同時に予約が開始され11月8日(金)に発売となり、価格は198,000円(税込)からとなります。
2024年モデルのiMacはデザインの変化はなく、大幅なアップデートとは言えませんが着実な進化を遂げています。
ポイントまとめ
- M4チップ搭載
- 価格据え置きでメモリが16GBスタート
- 1200万画素の内蔵カメラを搭載
- 最大8K/120Hzの外部ディスプレイ出力に対応
- 全ポートがThunderbolt 4に対応(上位モデル)
- Nano-Textureガラスのオプション登場
- アクセサリがUSB-Cに対応
- Wi-Fi 6E、Bluetooth5.3は変わらず
- 価格は198,800円(税込)から
デザインについては若干のカラー調整を除いてほとんどありませんが、本体性能にはいくつかのアップデートがあります。
M3搭載iMacから主に進化したポイントを詳しく解説していきます。
M4チップ搭載
M4チップは、8コアのCPU、最大10コアのGPU、最大32GBのユニファイドメモリを搭載しました。
M3チップと比べて2倍以上高速化しています。
ポイント
日々の操作やマルチタスクから高解像度の写真編集や複数の4K動画編集といったクリエイティブな作業など、あらゆる作業でM4のスピードとパワーを体感できます。
Adobe Photoshopを使った写真編集やAdobe Premiere Proなどの動画編集は、負荷のかかる処理が2.1倍高速化しています。
Neural Engineの処理能力についても大幅に向上していて、M4搭載のiMacのNeural Engineは、M1搭載のiMacに比べて3倍以上高速となります。
価格据え置きでメモリが16GBスタート
従来では8GBスタートだったメモリが16GBスタートに底上げされ、オプションで最大32GBまでの構成が可能となりました。
M3搭載iMacはLPDDR5メモリで最大24GB、メモリ帯域は最大100GB/sでしたが、M4搭載iMacについてはメモリがLPDDR5Xに進化し最大搭載可能メモリは32GB、メモリ帯域は120GB/sに進化しています。
ポイント
M3搭載iMacは16GB(8コアGPU)が226,800円でしたが、M4搭載iMacは16GB(8コアGPU)が198,800円となっています。
複数アプリの立ち上げで動画編集など高負荷作業を行うと、8GBメモリではもたつきが多かったため16GBが標準となったのは嬉しい進化と言えます。
1200万画素の内蔵カメラを搭載
M4搭載iMacは、ディスプレイ上部のカメラが1080pからデスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラに進化しました。
ポイント
新しい1200万画素の内蔵カメラを搭載し高解像度化しました。
また、センターフレーム以外にも、机の上に置いたものを真上から捉えたように画像処理をするデスクビューにも対応し使い勝手が大幅に向上しました。
最大8K/120Hzの外部ディスプレイ出力に対応
従来は1台接続でしたが、最大6K/60Hzの外部ディスプレイが最大2台接続できるようになっており、同時に6Kディスプレイ2台と本体ディスプレイの合わせて3台のディスプレイを表示できます。
さらに、8K/120Hzの外部ディスプレイ(1台接続)に初めて対応しています。
ポイント
ディスプレイの拡張性能が大幅にアップデートされて、画面表示領域も広がり作業効率や使い勝手が向上します。
しかしながら、8コアモデルについては従来と同様に6K/60Hzで1台接続のみとなっています。
全ポートがThunderbolt 4に対応
M4搭載iMacは搭載ポートが進化しており、10コアCPUと10コアGPUを搭載した上位モデルのみ4ポートすべてがThunderbolt 4が搭載されています。
4つのUSB-Cポートすべてが最大40Gb/sのThunderbolt 4の転送速度に対応していますが、8コアモデルは2ポートのみがThunderbolt 4に対応しています。
ポイント
上位モデルについては、全ポートがThunderbolt 4に進化したことで使い勝手が大幅に向上しています。
すべてのThunderbolt 4については、USB 4 および USB 3.1 Gen 2 に対応しています。
まとめ
M4搭載iMacはM3搭載iMacから比べると、デザインの大幅な変化はなく本体性能の向上が重視され進化を遂げました。
チップ性能だけでなく、搭載ポートや内蔵カメラの性能などが強化されてさらに使い勝手が向上しています。
また、Magic Keyboardなどの付属アクセサリはLightningからUSB-C接続にアップデートされています。
M4搭載iMacはマイナーアップデートな印象ですが、着実なスペックアップとなりました。
使い勝手は大きく進化しているためさらに便利に使いたい人は買い替えが必要です。
Source:Apple