M3チップを搭載して進化したMacBook Airが登場しました。
従来モデルのMacBook Airは2023年6月13日に発売されていますが、新型モデルが2024年3月8日に発売となりました。
MacBook Airは薄型軽量モデルとなり、Appleで最も人気が高いノートブックです。
この記事では、M3チップ搭載MacBook Airについての特徴をまとめています。
M3チップ搭載のMacBook Airが気になっている方、MacBook Airの購入を検討されている方は参考にしてください。
M3 MacBook Airの特徴まとめ
新型MacBook Airの13インチモデルと15インチモデルが3月4日(月)から予約開始となり、3月8日(金)に発売開始となります。
M3搭載MacBook Airの発売に伴って、M1搭載MacBook Air(2020年モデル)は販売終了となりました。
特徴まとめ
- ディスプレイは13インチ/15インチ
- M3チップ搭載
- 従来のデザインを継続
- サイズと重量はM2モデルから変化なし
- 2台外部ディスプレイ出力に対応
- 最大18時間のバッテリー搭載
- マイクのアップデート
- Wi-Fi 6Eに対応
- 従来と同じカラーバリエーション
- メモリは8GB/16GB/24GB
- ストレージは256GB/512GB/1TB/2TB
- 価格は164,800円から
- 予約開始3月4日/発売開始3月8日
特徴は上記のとおりで、デザインの刷新やポートの追加など大きなアップグレードはなく、マイナーアップデートといった印象ですが、着実に進化している様子がAppleらしさを感じられます。
M3チップ搭載で性能向上
新型MacBook Airは、M3チップ搭載となり、M1搭載MacBook Airと比較して最大1.6倍高速となります。また、AI向けのパフォーマンスが圧倒的に進化しています。
M3チップを搭載したことで最大18時間のバッテリー性能を維持しながらも、M1モデルと比べて最大60%高速化され、8コアCPUおよびレイトレーシングに対応し、最大10コアのGPU、最大24GBのユニファイドメモリをサポートしました。
ポイント
- M1 MacBook Airよりも最大60%高速
- インテル版MacBook Airよりも最大13倍高速
M2モデルからも性能が向上しています。
M3 MacBook Air |
M2 MacBook Air |
|
CPU | M3チップ 8コアCPU 10コアGPU レイトレーシング 16コアNeural Engine 100GB/sのメモリ帯域幅 |
M2チップ 8コアCPU 10コアGPU 16コアNeural Engine 100GB/sのメモリ帯域幅 |
メディアエンジン | H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW ビデオデコードエンジン ビデオエンコードエンジン ProResエンコード/デコードエンジン AV1デコードエンジン |
H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW ビデオデコードエンジン ビデオエンコードエンジン ProResエンコード/デコードエンジン |
M3チップ搭載モデルは、日常的な操作でもパフォーマンスの向上が実感できるとされます。
最大2台の外部ディスプレイに対応
従来のMacBook Airは1台までしか外部ディスプレイに対応していなかったのが、新型MacBook Airでは2台の外部ディスプレイに対応しました。
新型MacBook Airは、ディスプレイを閉じた状態で最大6K解像度(60Hz)の1台の外部ディスプレイと最大5K解像度(60Hz)の2台の外部ディスプレイをサポートします。
ポイント
ディスプレイを閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイ出力に対応しました。
クラムシェルでも、外部ディスプレイを2台使えるのは嬉しい進化ポイントだと言えます。
Wi-Fi 6Eに対応
従来のMacBook AirはWi-Fi 6対応でしたが、新型MacBook AirはWi-Fi 6Eに対応しました。
Wi-Fi 6Eは2020年1月にWi-Fi Allianceが発表した新しいWi-Fiの規格となり、「E」はExtendedを意味していて、Wi-Fi 6を拡張してより高速な通信が可能な規格となります。
ポイント
次世代のWi-Fi規格でWi-Fi 6の拡張版となり、より安定した高速通信が可能です。
ネット通信速度は回線品質の他に、Wi-Fiの規格でも大きく左右されます。
規格 | 通信速度 | 周波数帯 |
Wi-Fi6E | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz 6GHz |
Wi-Fi6 | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fi5 | 6.9Gbps | 5GHz |
Wi-Fi4 | 600Mbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fiで利用できる周波数帯に6GHzが追加されたことにより、通信容量が増えました。
価格は164,800円から
新型MacBook AirはM3チップを搭載してさらに進化したモデルでありながら、164,800円からとなっていてます。
M2 MacBook Airは値下げされて148,800円からとなります。
まとめ
新型MacBook Airは、M3チップを搭載しつつも最大18時間のバッテリー性能を維持し、最大2台の外部ディスプレイ出力の対応やWi-Fi 6Eにも対応しました。
インテル版MacBook AirやM1搭載MacBook Airからの乗り換えや、新たにMacBook Airが欲しい方にとっては最適なモデルとなりそうです。
新型MacBook AirはAppleイベントでの発表の場ではなく、静かにリリースとなりました。
Source:Apple