AirPods Pro 3を約1年使い込んだからこそ分かったことがあります。
発売直後は音質やノイズキャンセリングの進化に満足していましたが、毎日使い続ける中で「本当に買って良かったのか」「AirPods Pro 2でも十分だったのでは?」と感じる場面もありました。
また、長期間使ったからこそ分かった不具合や気になった点、バッテリーの変化など、購入直後のレビューでは見えてこない部分もあります。
この記事では、AirPods Pro 3を約1年使った実体験をもとに、良かった点・気になった点・不具合、そして今から購入する価値があるのかを正直にレビューします。
購入を検討している方や、AirPods Pro 2から買い替えるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
AirPods Pro 3を約1年使って分かった本音

AirPods Pro 3を購入してから約1年が経ちました。通勤や外出、ランニングなど、ほぼ毎日のように使い続けています。
発売当時のレビューについては、YouTubeで詳しく紹介しています。
約1年使って感じたのは、AirPods Pro 3は確かに進化している一方で、「AirPods Pro 2から劇的に変わった」と感じるほどではなかったということです。音質やノイズキャンセリング、バッテリー持ちは向上していますが、日常使いではAirPods Pro 2でも十分満足できる場面が多くありました。
一方で、長期間使ったからこそ分かったメリットや、発売直後のレビューでは気付かなかった点もあります。ここからは、約1年使った実体験をもとに、AirPods Pro 3の本音を紹介します。
音質は確かに進化したが劇的ではない

AirPods Pro 3へ買い替えて最初に感じたのは、「確かに音質は良くなっている」ということでした。
特に感じたのは、低音の厚みと音の広がりです。AirPods Pro 2と聴き比べると、同じ曲でもAirPods Pro 3の方が音に立体感があり、ボーカルや楽器の位置関係も少し分かりやすくなった印象を受けました。
一方で、SNSなどでは「別物レベル」「圧倒的に進化した」といった感想も見かけましたが、私はそこまで大きな違いは感じませんでした。
実際、約1年使った今でもAirPods Pro 2を併用していますが、AirPods Pro 2だから音が悪いと感じることは一度もありません。外出前にAirPods Pro 2で音楽を聴いていても不満はなく、そのまま長時間使い続けられる完成度があります。
音の差は「聴き比べると分かる」「長く使うと少し快適に感じる」というレベルであり、AirPods Pro 2から買い替えた瞬間に誰でも驚くほどの進化ではないというのが率直な感想です。
そのため、AirPods Pro 2を使っていて音質に不満がない方であれば、音質だけを理由にAirPods Pro 3へ買い替える必要性は高くないと思います。
ノイキャンは確かに強化されている

ノイズキャンセリング性能は確かに向上している印象はありました。
私は通勤電車やカフェなどで使うことが多いですが、AirPods Pro 2と比べると、電車の走行音やエアコンの音などがより小さく感じられ、以前より音楽や動画に集中しやすくなりました。
一方で、「AirPods Pro 2から劇的に変わった」と感じるほどではありません。人の話し声や駅のアナウンスなどは普通に聞こえますし、AirPods Pro 2でも十分高いノイズキャンセリング性能を備えています。
そのため、AirPods Pro 2から買い替えた方は、「全く別物」というよりも、「より快適になった」と感じる方が近いと思います。約1年使った今でも、この点は発売当初の印象と変わっていません。
バッテリー持ちは長くなって快適

AirPods Pro 3で特に満足しているのが、バッテリー持ちです。AirPods Pro 2と比べても長時間使えるようになり、充電を気にする場面が大きく減りました。
| 項目 | AirPods Pro 2 | AirPods Pro 3 |
|---|---|---|
| イヤホン単体(ANCオン) | 最大6時間 | 最大8時間 |
| 充電ケース併用(ANCオン) | 最大30時間 | 最大24時間 |
AirPods Pro 3はイヤホン単体のバッテリーが6時間から8時間へ向上しています。2時間の差は一見小さく見えますが、実際に使ってみると体感できるほど大きく、長時間の外出でもバッテリー残量を気にすることがほとんどなくなりました。
一方で、充電ケース併用時の総再生時間はAirPods Pro 2の方が長くなっています。スペックだけを見ると「バッテリー性能が下がったのでは?」と思うかもしれません。
しかし、私自身が約1年使った中では、この違いを不便に感じることはほとんどありませんでした。イヤホンのバッテリーが少なくなればケースに戻して充電する使い方が基本だったため、ケース込みの総再生時間を意識する場面はほとんどなかったからです。
そのため、この点はスペック上の違いではありますが、実際の使い勝手への影響は使い方次第だと感じています。
操作方法はAirPods Pro 2からほとんど変わらない

AirPods Pro 3へ買い替えても、イヤホンをつまんで再生・停止をしたり、長押しでノイズコントロールを切り替えたり、スワイプで音量を調整したりと、基本的な操作はAirPods Pro 2とほぼ同じです。
また、AirPods Pro 3だからこその目新しい操作機能もほとんどありません。毎日使っていても、「新しい操作を覚えた」という感覚はありませんでした。
一方で、充電ケースはペアリング用の物理ボタンが廃止され、ケース前面をタップして操作する仕様へ変更されています。利用頻度は高くありませんが、ボタンを押し込む必要がなくなったことで、よりスマートに感じました。
操作性については大きな進化というよりも、AirPods Pro 2で完成されていた使いやすさをそのまま引き継いでいるという印象です。
片耳だけ充電されないことが何度かあった

約1年使っていて、一番気になったのが、片耳だけ充電されていないことが何度かあった点です。
私の場合は、なぜか毎回右側だけ充電されていないことがありました。ケースに入れていたので問題ないと思っていたのですが、外出前に装着すると右側だけバッテリー残量が1%になっていて、とても焦ったことがあります。
この症状は充電端子を掃除したり、イヤホンをケースに入れ直したりすると改善することが多く、常に発生するわけではありません。
しかし、約1年使った中で何度か同じ症状が起きているため、外出前はバッテリー残量を確認する習慣が付きました。
私の個体だけの可能性もありますが、毎回右側で発生している点は少し気になっています。大きな不具合ではありませんが、長期間使っていて唯一気になったポイントの一つでした。
USB-C充電は想像以上に便利だった

私が使っていたAirPods Pro 2はLightningモデルだったため、AirPods Pro 3でUSB-Cに対応したことは想像以上に便利でした。
以前はAirPodsを充電するためだけにLightningケーブルを持ち歩くことがありましたが、現在はiPhoneやiPad、MacBookなどと同じUSB-Cケーブルで充電できます。そのため、持ち歩くケーブルを一本にまとめられるようになりました。
また、自宅でもデスクにUSB-Cケーブルを一本用意しておけば、AirPods Pro 3を含めて複数のApple製品を充電できます。小さな変更ではありますが、毎日のように使っていると利便性の向上を実感しています。
AirPods Pro 2でもUSB-Cモデルを利用している方には大きなメリットではありませんが、私のようにLightningモデルから買い替える方にとっては、満足度の高い進化だと感じました。
今でもAirPods Pro 2と併用している

AirPods Pro 3へ買い替えた現在でも、私はAirPods Pro 2を手放さずに使っています。
例えば、自宅ではAirPods Pro 2を使い、外出前まで音楽を聴いています。そして、AirPods Pro 3はバッテリーを満充電の状態で持ち出すことで、長時間の外出でも充電切れを気にせず使えるようにしています。
また、外出中にAirPods Pro 3のバッテリーが少なくなってきた場合は、一旦AirPods Pro 2を使い、その間にAirPods Pro 3をケースで充電することもあります。
このように2台を使い分けることで、充電切れを気にすることなく快適に使えています。
AirPods Pro 2とAirPods Pro 3は操作方法もほとんど同じなので、途中で切り替えても違和感はありません。約1年使った今でも、この使い方が私にとって最も快適だと感じています。
まとめ:結局、AirPods Pro 2でも良かった?

約1年使った結論として、AirPods Pro 3を購入して良かったと感じています。
特に、イヤホン単体のバッテリー持ちが長くなったことや、ノイズキャンセリング性能の向上は、毎日使う中で着実に便利さを実感できるポイントでした。
また、私が使っていたAirPods Pro 2はLightningモデルだったため、USB-Cへ統一できたことも満足度の高いポイントです。
一方で、「AirPods Pro 2から劇的に進化した」と感じるほどの違いはありませんでした。音質は確かに向上していますが、AirPods Pro 2でも十分高音質ですし、ノイズキャンセリングも今でも高いレベルです。
そのため、AirPods Pro 2を使っていて特に不満がない方であれば、無理に買い替える必要はないと思います。
実際、私は現在でもAirPods Pro 2を併用しています。自宅ではAirPods Pro 2を使い、外出時はバッテリーを満充電にしたAirPods Pro 3を持ち出すなど、用途に応じて使い分けています。それだけAirPods Pro 2の完成度は今でも高いと感じています。
一方で、これから新しくAirPodsを購入する方や、より長いバッテリー駆動時間やノイズキャンセリング性能を重視する方であれば、AirPods Pro 3を選んで後悔することはないでしょう。
AirPods Pro 3は「まったく新しいイヤホン」というよりも、AirPods Pro 2の完成度をさらに磨き上げた正統進化モデルというのが、約1年使った私の率直な感想です。