Appleの紛失防止タグ「AirTag」がついに第2世代へ進化しました。
初代から愛用してきた人も、これから導入を検討している人も気になるのは「何が変わったのか」「本当に便利なのか」という点ではないでしょうか。
私自身も「正直、最初はいらないかも…」と思っていたのですが、実際にAirTag 2を使ってみると予想以上に驚きがありました。精度の向上はもちろん、日常のちょっとした安心感まで変わってくるのです。
この記事では、AirTag 2の基本から初めて使って驚いた7つのことを実体験レビューとしてまとめました。
「買うべきかどうか」の結論もお伝えしますので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてください。
目次
AirTag 第2世代とは?
AirTag 2は、Appleが2026年1月に発売した紛失防止タグの最新モデルです。 2021年4月に発売された初代AirTagの「探す」ネットワークを継承しつつ、位置精度・通信性能・バッテリー効率・プライバシー保護が大きく進化しています。
AirTagにはGPSが搭載されていません。代わりに、AirTagが発するBluetooth信号を、近くにあるiPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイスが受信し、そのデバイスがAirTagの位置をAppleに送信します。これが「探すネットワーク」と呼ばれる仕組みです。
位置情報の送信はすべて匿名で行われ、誰がAirTagを見つけたのかは持ち主にもわかりません。世界中のAppleデバイスが協力してくれるため、AirTag自身にGPSがなくても、落とした場所を高い精度で把握できます。

ポイント
日本国内では電波規制により、超広帯域無線(UWB)の一部周波数帯が使用できません。 このため、「正確な場所を見つける」や「人を探す」、Apple WatchでのUWB機能など、一部のUWBを活用した機能は海外と比べて検出範囲が限定されます。
その結果、日本向けモデルのUWB性能は前世代相当の動作となります。初代AirTagと比べると以下の通りです。
| 項目 | 初代AirTag | AirTag(第2世代) |
|---|---|---|
| 発売 | 2021年4月 | 2026年1月 |
| 価格 | 4,980円 | 4,980円(据え置き) |
| UWBチップ | 第1世代 | 第2世代(iPhone 17相当) |
| 精密探索距離 | 通常 | 最大50%拡大※国内非対応 |
| Bluetooth | 標準 | 通信範囲が拡大 |
| スピーカー | 標準 | 音量50%アップ |
| Apple Watchでの精密探索 ※現時点で日本非対応 |
非対応 | Series 9 / Ultra 2 以降で対応※国内非対応 |
| 共有機能 | あり | あり |
| バッテリー | CR2032(交換可) | 同じ |
| 防水防塵 | IP67 | IP67 |
| 外観 | 白いコイン型 | ほぼ同じ(刻印デザイン刷新) |
| アクセサリ互換 | あり | 初代と完全互換 |
また、対応機種についてですがAirTag 2(新型)は 第2世代UWBに対応していますが、UWB非対応のiPhoneはAirTag 2の「精密探索(方向・距離を矢印で示す機能)」を使えません。
AirTag 2 の性能を最大限に引き出せるモデルは以下の通りです。
| カテゴリ | 対応機種 |
|---|---|
| iPhone(UWB2対応) | iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max iPhone 17 シリーズ iPhone Air |
| Apple Watch ※現時点で日本非対応 |
Apple Watch Series 9 以降 Apple Watch Ultra 2 以降 |
| 対応OS | iOS 26 以降 / watchOS 26.2.1 以降 |
※日本ではAirTag 2 × Apple Watchの精密探索(Precision Finding)は使えません。 Apple WatchからAirTag 2を探すこと自体はできますが、矢印で方向を示す精密探索は地域制限で非対応です。(日本ではUWB(超広帯域無線)に関する法規制があり、 AirTag 2の強化された精密探索機能が制限されているためです)
AirTag 2をさまざまなシーンで使い込んでいくと、スペック表だけでは分からない実力が見えてきます。使う前には想像していなかった便利さや、意外な弱点まで浮かび上がってくるのが面白いところです。
ここからは、AirTagを使うのが初めての私が、AirTag 2を実際に使ってみて「これは想像以上だった」と感じた7つのポイントを、リアルな体験をもとに順番に紹介していきます。
AirTag 2を初めて使って驚いた7つのこと

AirTag 2を実際に使い始めてみると、想像していた以上に驚きました。
セットアップの速さやUWBチップの反応の良さはもちろん、日常の中で使い勝手がとても良い印象でした。
普段からあまり物をなくさない私でも、「これは持っているだけで安心できる」と感じる場面が多くありました。ここでは、AirTag 2を初めて使ってみて実際に驚いたポイントを7つにまとめています。
コンパクトなデザイン

AirTag 2を手に取った瞬間、「思ったよりも小さいな」というのが第一印象でした。
ポイント
500円玉より一回り大きい程度で、実物は写真で見るよりもずっとコンパクトです。表面は驚くほどよく反射して、美しい仕上がりになっている一方で、指紋が付きやすく、傷も入りそうな繊細さがあります。
まるで冷蔵庫に貼る丸い磁石のような質感とサイズ感で、デザインも主張しすぎないのが魅力です。
第1世代と比べても直径やサイズは変わっていませんが、重量は11gから11.8gへとわずかに増えています。重さについては初代とまったく大差ないと思います。
コンパクトなサイズ感のおかげで、財布に入れてもまったく邪魔になりません。重さもほとんど感じないので、入れていることを忘れてしまうほどです。
ただ、厚さが8mmあるため、ポケットやキーケースに入れたときにもう少し薄ければ完璧なのにと感じる場面もありました。
第2世代UWB搭載で誘導が驚くほど精密

AirTag 2を使ってみて驚いたのは、位置特定の反応がとても速くて、距離の詰まり方が自然なことでした。
UWB(超広帯域無線)「Ultra Wideband」が力を発揮するのは、数メートルから数十センチといった近距離での位置特定です。
20mほど離れていても細かく誘導してくれるうえ、探すアプリでは矢印・音・振動で方向を示してくれるので、とても直感的に使えます。
正確な場所を見つける機能
- 数メートル〜数十センチの距離
- 方向(矢印)
- 距離のリアルタイム更新
- 「ここだ!」とピンポイントで示す動き

iPhoneを向けると、距離表示がスッと更新されて、どちらの方向に進めばいいのかが直感的にわかります。部屋の中で探す程度でも「こんなにスムーズに誘導されるんだ」と感じるほどで、矢印の動きも迷いがなく、まるでリアルタイムで案内されているような感覚があります。
ポイント
近づいたときの反応も俊敏で、「あ、ここだ」とピンポイントで場所を示してくれるので、探し物のストレスがかなり減りました。UWBチップの精度が想像以上に高く、探すときの動きが直感的な印象です。
ただ、UWBは電波を使う仕組みのため、壁や家具などの障害物があると、誘導が始まる距離や精度がわずかに変動することがあります。
※障害物があると、UWBの位置特定距離や精度は変動します。また、日本では電波規制のため、UWBを使用する一部の機能は利用できません。
探すアプリのマップで位置確認が便利

AirTag 2を使って便利だと感じたのが、探すアプリのマップ表示がとても分かりやすいという点でした。
外出先で「あれ、キーケースどこに置いたっけ?」などと焦る場面でも、アプリを開けば自分の現在地とAirTagの位置がすぐにマップ上に表示されるので、状況を一瞬で把握できます。
特に便利だと感じたのは、最後に検知された場所がそのまま残ること。地図の精度も高く、ピンの位置が大きくズレることもないので、実際にその場所へ向かうとほぼ確実に見つかります。

ポイント
AirTag 2が自分のiPhoneの圏外にある場合は、周囲の他人のiPhoneがAirTagを検知したタイミングで位置情報が更新されます。人通りの多い駅やショッピングモールでは、数十秒~数分ごとに更新されることもあり、ほぼリアルタイムに近い感覚で追跡できます。

一方で、人が少ない住宅街などでは、検知するiPhoneが少なくなるため、数分〜数十分ほど更新されないこともあるのが特徴です。つまり、AirTag 2の位置情報はFind Myネットワークに依存しており、周囲のiPhoneの数によって更新頻度が変わるという仕組みです。
それでも、「とりあえずマップを見れば状況が分かる」という安心感は大きく、財布やバッグをどこかに置き忘れたときにすぐ探せるのは、AirTag 2を持つ価値を最初に実感したポイントでした。
音量が大きく見つけやすい

AirTag 2を使って驚いたのが、音量の大きさでした。
初代AirTagと比べてスピーカー音量が約50%アップし、「最大で2倍離れた場所からでも聞こえる」という説明は誇張ではないと感じます。
実際に鳴らしてみると、初代よりも音階が一段階上がった印象で、耳に届きやすい高めのトーンになっていました。
ポイント
家の中で探すとき、ソファの下や布団の中に入り込んでいても、音がしっかり抜けて聞こえるので、音の方向を頼りにすぐ見つけられます。
試しに音を収録して測定してみたところ、およそ100dB前後という結果でした。これは、電車の車内アナウンスや掃除機の音に近いレベルで、家の中で探すには十分すぎるほどの音量です。
「音を鳴らせば確実に見つかる」という安心感があり、AirTag 2の便利さを最初に実感したポイントでした。
IP67等級の防塵防水で安心

AirTag 2を実際に使ってみて安心感が大きかったのが、IP67等級の防塵・防水性能です。
普段はバッグや鍵に付けっぱなしにしているので、雨の日に濡れたり、地面に落としてしまったりしても気にせず使えます。
ポイント
生活の中で濡れる可能性があるシーンは意外と多いので、この耐久性はかなり心強いです。日常使いの安心感をしっかり支えてくれるポイントだと感じました。
実際、知人のケースで印象的だったのが、財布を盗難に遭い、AirTagだけ道端に捨てられていたという出来事でした。雨が降り続く中、泥にまみれた状態で放置されていたにもかかわらず、AirTagは問題なく動作していて、最後に検知された位置を正確に特定できました。
IP67の耐久性がしっかり効いていると実感しました。日常のちょっとした水濡れはもちろん、予想外のトラブルでも位置情報を残してくれる安心感は、AirTag 2を持つ大きなメリットだと感じています。
バッテリー持ちが長くて安心

AirTag 2を使っていて安心できるポイントのひとつが、バッテリー持ちの長さです。
AirTagは市販のCR2032コイン型リチウム電池を採用していて、Appleの想定する「1日にサウンド再生4回+正確な場所を見つける1回」という条件でも1年以上使えるように設計されています。
ポイント
実際の使い方ではそこまで頻繁に操作することは少ないため、1年〜1年半ほど持つケースが多いと言われています。逆に、探す頻度が極端に多い場合は半年ほどで交換が必要になることもあります。
バッテリー残量が少なくなると、iPhoneに通知が届くので、突然使えなくなる心配はありません。

電池交換もとても簡単で、AirTagの裏蓋を押し込みながら回して外し、数百円で買えるCR2032電池を入れ替えるだけ。工具も不要で、数十秒あれば完了します。
AirTagが充電式ではなく電池式を採用しているのは、充電ポートや複雑な回路を省くことで本体を小型・軽量に保ち、発火リスクなどの安全性も高められるというメリットがあるからだと感じます。
毎日充電する必要もなく、気づいたら1年以上そのまま使えているそんな放っておける安心感が、AirTag 2の使いやすさを支えていると実感しました。
持っている安心感が大きい

AirTag 2を使い始めて感じたのは、見つけるためのアイテムというよりも安心を持ち歩くためのアイテムだということでした。
普段は存在を意識しないのに、ふと「鍵どこだっけ?」と思った瞬間に、探すアプリを開けば確実にある場所がすぐにわかる。
ポイント
どこかにあるはずから、ここにあるへ変わる感覚 が、想像以上に大きな安心につながります。
実際、失くしたときに助けられて初めて、そのありがたさを深く実感するはずです。それでも、持っているだけで「もしもの時も大丈夫」という心の余裕が生まれ、日常のストレスがひとつ減りました。
失くして焦るストレスや探し回る時間を考えると、この安心感は十分すぎるほど価値があります。AirTagは、実はとてもコスパの良い安心への投資だと感じています。
AirTag 2は買うべきか

初めてAirTagを使う人にとって、AirTag 2は最適解で、探す精度・反応速度・プライバシー・耐久性のすべてが現行最高レベルで、Apple製品との統合体験も圧倒的。「もっと早く買えばよかった」と感じるタイプのガジェットです。
また、初代でも十分便利に使えているなら、急いで買い替える必要はありません。ただし、よく屋外で探すことがある、反応速度の遅さに不満がある、精度を上げたいならAirTag 2の恩恵は大きいです。
ポイント
- 新規ユーザー:迷っているなら間違いなく「買い」
- 初代AirTagユーザー:買い替えは「用途次第」

AirTag 2がおすすめな方は、日常の中で探し物に振り回される時間をなくしたいと感じている人です。
こんな方におすすめ
- よく鍵・財布・バッグをなくす
- 家の中で物を探すことが多い人
- 子どもの持ち物(ランドセルなど)を管理したい
- Apple製品を日常的に使っている人
鍵や財布、バッグを探す時間がゼロに近づくだけで、生活のストレスは驚くほど減ります。AirTag 2は、その当たり前の安心を静かに支えてくれるガジェットです。
まとめ

AirTag 2を実際に使ってみて強く感じたのは、「なくしても見つけられる」という安心感でした。
財布やカバン、車の鍵など、普段から持ち歩く大事なものに付けておくだけで、日常のちょっとした不安がスッと消えていきます。
価格は1個4,980円(税込)、4個入りで16,980円(税込)と安くはありませんが、失くしたときの時間・不安・手間を考えると十分に価値があると感じます。実際に使い始めてからは、持ち物管理のストレスが大きく減り、生活の安心感が一段階上がったような感覚がありました。