Appleの次世代M4チップの最新情報が続々と登場してきたのでまとめました。
海外メディアBloombergのマーク・ガーマン氏によると、AppleはM4チップを搭載したMacBook Proを開発中であるとのことです。
M3チップはMacBook Proや最新のMacBook Airにもすでに搭載されており、次期モデルはM4チップが搭載されると予測されています。
この記事では、次世代M4チップについての最新情報や予想を解説していきます。
M4チップ搭載の新型モデルの発売を待つべきか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
M4チップに関する最新情報
第4世代のMシリーズチップは、まったく新しいレベルのパフォーマンスと画期的な性能を発揮すると予測されています。
Appleは、M4チップに関してパフォーマンスと電力効率の2つに焦点を当て強化を図ると予想されます。
M4チップをMacBook ProなどのMac製品に搭載した後、iPad Proなどにも搭載し現行世代チップの性能を大きく上回る新型モデルを登場させる可能性があります。
最新情報まとめ
- M4シリーズは3nmプロセス製造
- 「M4」「M4 Pro」「M4 Max」の3種類登場
- 大幅なパフォーマンス向上
- 効率的な次世代GPUを採用
- Neural Engine強化でAI性能向上
- 2025年後半に登場
M4チップの最新情報や予想について詳しく解説していきます。
新たなスペックや新機能が分かり次第、情報を更新します。
M4シリーズは3nmプロセス製造
M3シリーズは世界初の3nmプロセス製造となりましたが、M4シリーズも「3nm」を継続する可能性が高いと報じられています。
M4チップは、パフォーマンスと電力効率の向上を目的としていて、TSMCの3nmプロセスの強化版で製造される可能性が高いと予測されています。
M1:5nmプロセス
M2/M2 Pro/M2 Max:5nmプロセス
M3/M3 Pro/M3 Max:3nmプロセス
M4/M4 Pro/M4 Max:3nmプロセス(予想)
M3チップの強化版となるため処理速度だけでなく省電力性能も改善され、本体の発熱の低下にも繋がりパフォーマンスが向上します。
参考
「3nm」などの数値は、プロセッサの回路線幅を表す目安(プロセスルール)です。
「M4」「M4 Pro」「M4 Max」の3種類登場
M4シリーズについても3種類のチップが登場し、「M3 Max」チップが上位モデルとなることが予測されています。
負荷の高いアプリケーションやゲームだけでなく、普段使いでも圧倒的なパフォーマンスにより使い勝手が向上します。
詳細なCPUコア数、GPUコア数は言及されていませんが、M4チップは下記のM3チップよりも多くのコアが搭載される可能性があると予測されています。
M3 | M3 Pro | M3 Max |
・8コアCPU ・10コアGPU ・16コアNeural Engine ・100GB/sのメモリ帯域幅 ・最大24GBメモリ |
・最大12コアCPU ・最大18コアGPU ・16コアNeural Engine ・150GB/sのメモリ帯域幅 ・最大36GBメモリ |
・最大16コアCPU ・最大40コアGPU ・16コアNeural Engine ・300GB/sのメモリ帯域 ・400GB/sのメモリ帯域 ・最大128GBメモリ |
複数の作業を同時に行うようなシーンでも非常に快適な操作ができるレベルとなります。
シリーズ選びの目安
M4:普段使いをより快適にしたい人向け
M4 Pro:オールマイティーに使いたい人向け
M4 Max:最高クラスの性能を追求したい人向け
大幅なパフォーマンス向上
M4チップではチップ全体が強化され、さらなる性能向上と省電力性能の向上が期待されます。
ポイント
M4チップ搭載モデルは日常的な操作でもパフォーマンスの向上が実感できると予想されます。
M3チップよりも、GPUコア数と RAMが増加しパフォーマンスが向上すると報じられていて、より高速な処理が可能になり、負荷の高い作業が省電力で行える可能性があります。
効率的な次世代GPUを採用
Bloombergのマーク・ガーマン氏によると、M3チップよりも多くのコアが追加され、グラフィックのパフォーマンスや機能が大幅に進化するとのことです。
さらに高速且つ効率的になり、M4チップ搭載新型モデルでは複数の作業を同時に行うようなシーンでも非常に快適な操作ができるレベルになると予測されています。
どれほどのパフォーマンスが発揮できるのか期待が高まります。
Neural Engine強化でAI性能向上
M4チップでは、Neural Engineが大幅に強化されAI性能が向上する可能性があると報じられています。
AIおよび機械学習用の新機能が搭載される可能性があると予測されています。
また、新機能としてはダイナミックキャッシュ、レイトレーシング、メッシュシェーディングなどのパフォーマンス向上テクノロジーがさらに強化される可能性があります。
2025年前半に登場
Bloombergのマーク・ガーマン氏は、早くて2024年後半または2025年前半に次世代M4チップが登場すると述べています。
2025年6月ごろに開催されるWWDC25の場で、大々的にM4チップが発表されて新型のMac製品に最初に搭載されると予想されます。
今後登場するAppleシリコンの登場時期は以下のとおり予測されています。
登場時期 | 登場チップ |
2022年3月 | M2 |
2023年6月 | M2 Pro、M2 Max |
2023年10月 | M3、M3 Pro、M3 Max |
2024年9月~ 2025年前半 |
M4(予測) |
本格的なM4チップシリーズのMacへの移行は2025年半ばになる可能性があります。
M4チップ搭載の新型モデル
次世代のM4チップを搭載した新型モデルは、2025年ごろに登場する可能性があると報じられています。
まずはMac StudioやMac miniはM3チップ搭載モデルが登場してからM4に移行すると予測されています。
M4チップを搭載した新製品は、MacBook ProなどのハイエンドのMac製品から搭載され、将来的にはiPad Proなどに搭載される可能性があります。
モデル | 発売時期 |
13インチMacBook Air | 2025年前半 |
15インチMacBook Air | 2025年前半 |
14インチMacBook Pro | 2024年後半~2025年後半 |
16インチMacBook Pro | 2024年後半~2025年後半 |
iMac | 2025年後半 |
Mac Studio | 2025年後半 |
Mac mini | 2025年後半 |
Mac Pro | 2025年以降 |
iPad Pro | 2026年 |
詳細が分かり次第、情報を更新します。
まとめ
次世代のM4チップはM3チップよりもパフォーマンスと電力効率が大きく向上し、Neural Engine強化でAI性能も大幅に向上すると報じられています。
予想まとめ
登場時期:2024年後半~2025年前半
シリーズ:M4 / M4 Pro / M4 Max
プロセス:3nm
CPUコア:M3よりもコア数増加
GPUコア:M3よりもコア数増加
Neural Engine:新機能搭載でM3よりも強力
パフォーマンス:M3よりも大幅に高速且つ効率的
現時点では詳細な情報は少ないですが、今後M4チップの発表が近づくにつれてより多くの情報が登場すると予想されます。
新たなスペックや新機能が分かり次第、情報を更新します。
これらは初期の情報で、最終スペックおよび内容は変わる可能性があります。
Source:Macrumors , GadgetMates , Matt Talks Tech , Apple