ライブのキーボード

音楽

【初心者向け】バンドキーボードで演奏するコツ【私の体験談】

こんにちは、もちふゆ(@yumaed72)です。

バンドではキーボード、シンセ担当です。

ステージでは良い音を響かせる表現力豊かな鍵盤弾きです。

とはいえ、私も初心者の頃は自分の思い通りな音が鳴らせなかったものです。

 

良い音を鳴らす秘密は忠実な音色数にあり。しかし「良い音」に絶対的な決まりはない。

今回は上記を深堀して、初心者でもキーボードの機能を最大限に活かして最高のパフォーマンスを実現する方法、コツを解説します。

 

多彩な音色を使いこなすときに大切なこと

赤いシンセサイザー

キーボードの魅力は様々な音色を鳴らして楽曲を華やかにします。

1台の鍵盤におよそ平均1,000音色のサウンドが内蔵してあり、いろいろな楽曲で活躍できます。

キーボードは、2つ以上の音色を重ねて鳴らしたり鍵盤上に音色を割り当てて同時に複数の音色を鳴らせたりできます。

キーボードの魅力ですね。

 

「レイヤー」機能を活かす

レイヤーは、2つ以上の音色を重ねて鳴らすことができます。つまり別々の音を同時に鳴らして音色を作ります。

私が実際に行うレイヤーを紹介します。

 

キーボード鍵盤レイヤー

上記のとおりです。

私はよく、ピアノの音を鳴らしてストリングスの音を少し鳴らします。

選ぶ音色は様々で、種類によって音色の音量調整を必ず実施する必要があります。

メインで聴かせたいピアノの音色を70%にし、後ろで鳴らしたい音色を30%の音量に調整します。

ポイント

音量バランスは実際にヘッドホンやモニタースピーカーで聴き調整して音の距離感を大切に。

 

いろいろなタイプの異なる音色をレイヤーすることができます。

綺麗なキラキラ系音色なら、ベル系で「SynthPad+SynthBell」

ピアノに綺麗な深みを出すなら、「ピアノ+弦楽器系音色」

面白い音色を作って、ワンランク上の鍵盤弾きになれます。

 

実際に音を調整をしたつもりが、スタジオやライブハウスで音を鳴らした際に他の音に埋もれてしまう場合や音が大きい場合はその場で即座に調整することが大切です。

演奏する実際の環境に音を合わせるリハーサルはキーボード奏者は、細かい音色のバランスまで確認する必要があります。

「スプリット」機能を活かす

鍵盤上に音色を割り当てて同時に複数の音色を鳴らせる機能です。

この機能を使うとリアルタイムで2種類以上の音色を鳴らせることができて、音の幅が広がります。

 

音色切り替えをしなくても複数の音色を出せるので便利な機能です。

 

これは、実際の私のキーボードになります。このように音色をスプリットすることができます。

キーボード鍵盤スプリット

音色切り替えで音色倍増をする

シンセ音が盛り盛りな楽曲を演奏するときは、どうしても音色数というのは多くなります。

私もシンセ音が非常に多い曲を過去に演奏していますが1曲で、音色が15種類以上でした。

スプリット機能を使用しても限界があるので、そんなときには音色切り替えをします。

 

ポイント

スプリット、レイヤー機能をフルに活用し尚且つ音色切り替えをして音色を増やすことが大切です。

音色が多いときは、キーボード機能をフル活用して極力音色切り替えの回数を減らします。

音色切り替えのデメリットは以下の通りです。

デメリット

音色切り替え時の誤操作のリスク

音色切り替え時の無音状態が発生するリスク

キーボード上のボタンやペダルを使い、事前にセットした音色へと切り替えますが異なる音色にしてしまったら大惨事です。

押し間違えには注意しないといけません。

また、キーボード本体によっては音色切り替え時に一瞬音が無音になるケースがあります。

音が切れても工夫次第でどうとでもなりますが、音は基本繋げたいものですね。

ちなみに私のキーボードは音色切り替え時は音が途切れます。

 

指が10本とは思えないほどの演奏力をつける方法

ライブ風景

いろんなキーボードの機能を使って音色を鮮やかに華やかにすると、良いバンドサウンドになります。

私はよく、「あの曲のシンセ音どうやって鳴らしたの?」「ほんとに指10本?」「何種類の音色を使っていましたか?」等々質問された経験があります。

ポイント①

音色をレイヤー×スプリット機能を使い、シーケンサー機能も活用します。

シーケンサー機能とは、複数の楽器を自動で演奏することができる機能です。

幅広い演奏表現に特化した充実のキーボード系サウンドを実現します。

自分自身が演奏する部分以外の演奏を鳴らすことができるので多彩な音色を鳴らすことができます。

 

ポイント②

ソング・プレーヤー機能で更に最強サウンドを構築して音色の幅を広げます。

ソング・プレーヤー機能とは、USBメモリーなどに記憶させたサウンドを再生して鳴らす機能です。(実装されていない鍵盤もあるので参考程度に)

私はかなり重宝している機能です。

 

曲のイントロなどの導入部や音がシンセ音のみになる際にはこの機能を使うと、事前にシンセで作った演奏をMP3,WAV,MIDIなどの形式に保存して演奏時に再生し、曲に臨場感やさらに壮大なサウンドにすることができます。

 

いわゆるライブ用同期音源という形にはなりますが、キーボードのみで完結するのでお手軽で高機能なものです。

多彩な機能を使うことでワンランク上の演奏が実現します。

 

キーボード音色配置

これは私が実際にライブで使用したスプリットです。

これはある曲のイントロで1つ目のセットです。またAメロに進むと音色切り替えをして、全部違う音色になります。

音色は妥協せず、楽曲で必要な音すべて鳴らすことが大切です。

 

サウンドエフェクト(SE)を活用する

ミキサー

キーボード、シンセを10倍楽しむコツであるSEですが正直私はライブで何回も使っています。

 

SE=楽曲の盛り上げ役であり、想像を超えるパワーを持っています。

 

SEとはSound Effectの略で、「効果音」というカテゴリです。

音は風の音や車のエンジンの音などいろんな効果音が入っていて、単純に使うだけだとつまらないので・・・

エフェクトや何かほかの音色と組み合わせて使用すると更に良い効果を生み出します。

ノイズを使った効果音や、上昇音を使うとおもしろいサウンドが鳴らせます。

 

おわりに:音色の表現力を豊富にする

難しいエフェクトやパラメーターの設定など特に使わず、内臓されている音色を重ねたり、音を調整したり記憶させた自作音を再生したりするだけで驚くほど豊かな表現力がつくと思います。

それぞれ鳴らす音色の音量バランス調整を重視することが大切です。

 

いくら、良い音色を使っても音の距離感を理解していないと良い音は鳴りません。

音の聴こえ方を学ぶとより良いサウンドを鳴らすことができます。


 

より良いキーボードライフを満喫できるよう、是非試してみてください。

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