ピアノの演奏

音楽

音を聴いてすぐ耳コピする方法【徹底解説】

どうもこんにちは、もちふゆ(@yumaed72)です。

私は基本的に、楽譜は見ないで耳で聴いて演奏しています。

以前私は、バンドでキーボード(鍵盤)演奏をしていて楽器やピアノに今まで触れてこなかった方に演奏や耳コピのコツを教えたところ、見事ライブまでに弾けるようになり且つ耳コピもできるようになったということがありました。

今回は経験談でピアノをもとに「音を聴いてすぐ耳コピする方法」をお話しします。

ホールのピアノ

耳コピとは

音や音楽を耳で聴いて、実際に聴いた音と同じ音色で演奏することです。

実物の音を知る【最重要】

グランドピアノ

今回はピアノを例としますが、当然ながらどこかの鍵盤を弾けば決まった音が出ます。

まずは実物に触れて、音を理解し実際の楽器に触れて音を把握します。

「ここの音はこの音」と言うように「ドレミファソラシド」を自分の中で認識しましょう。

鍵盤の説明

 

上記のように、まずはドレミの場所と音を把握します。

鍵盤はドレミファソラシドが敷き詰められています。基本的には、右の方にいくにつれて音が高くなります。逆に左の方にいくにつれて音が低くなります。

黒い鍵盤(黒鍵)をざっくり言うと、白鍵のドから見て右上にある黒鍵はド#です。レから見て左上にある黒鍵はレ♭です。

ポイント

シャープ(#)とは、半音高い音(音を半音上げる)

フラット(♭)とは、半音低い音(音を半音下げる)

弾きたい音を知り、鳴ってる音を口で歌えるようにする

銀座ヤマハピアノ

楽器の音を把握したら、音楽や音を聴きます。

例えばカラオケで好きな曲を歌うときは、頭の中にメロディなどフレーズが浮かびますよね。

自然と正しい音程とリズムを把握しているためです。

実は歌えるという状態なら、主旋律を理解しているので鍵盤で音を探して単音は弾けます。

メジャースケール(ドレミファソラシド)を正しく、口で歌えることが大切です。(鳴っている音を歌えること)

曲を聴いてみてキーが何か、を発見しておくと更に分かりやすさが倍増します。

主となる音(メロディ)を正しい音で拾う

スタインウェイ

基本的には耳コピで音楽を聴く際には、メロディとベースの音を判別することが大切ですが、メロディのみに集中してコピーします。

ベース音はだいたいでOKです。

とはいえ、ベース音ってどれなのかなかなか聴いていてわからない場合があるかと思います。スピーカーやイヤホンなどの環境の問題で聴こえない場合もあるかと思います。

ベースが分からないと、左手(伴奏)は弾けないのでは。と思いがちですが、そこでダイアトニック・コード(3和音)を使います。

ポイント

基本的にピアノは、右手で奏でる音がメロディ。左手で奏でる音がベースラインとリズムです。

ダイアトニック・コード(3和音)を使う

綺麗な楽譜

ざっくり言うとダイアトニック・コード(3和音)とは、一つの音から関連して重ねて鳴らす音、つまり和音です。

特にコードを覚えなくてもOKです。

メロディ(右手)が「ド」であれば、コード(左手)は「ド・ミ・ソ」

メロディ(右手)が「レ」であれば、コード(左手)は「レ・ファ・ラ」

上記のように、音階をそれぞれの音から一つ飛ばしの音階を複数重ねて奏でるものです。

また、メロディにコードを付けるというのは、ピアノアレンジ力を必要とするフェーズです。

コードの仕組みが良く分からない方や、仕組みについて深く知りたい方におすすめの一冊です。

耳コピ部分について役に立つ項目が非常に多いため、覚えやすいです。

ベースラインを耳コピして伴奏をつける

メロディの耳コピはできるけど、それに伴奏(左手)がつけられない・・・

というときの手順を紹介します。

①メロディ側の音を軸に左手で「ドレミファソラシド」を弾いてみる

②メロディ側と合う音を7音の中から選び出す

③ダイアトニック・コード(3和音)を活用する

④曲に合わせてリズムパターンを取り入れて弾いてみる

ベース音が分かるだけで、だいたいのコードというものがキーに対して決まっているので、その感覚はたくさん弾いてみると分かります。(音感のスキルアップポイント)

リズムパターンに関しては、曲に合わせてコードを演奏して曲と合うか確認することが大切です。

正しく右手と左手で違うリズムを演奏する

右手と左手をバラバラに動かして演奏できない・・・

というときの手順を紹介します。

①右手(メロディ)と左手(伴奏)を別々に弾く

②テンポはゆっくりと左手(伴奏)を弾く

③両手で弾いて音に相違がないかを確認する

初心者には難しい場面だと思いますが、ここは「慣れ」なので数をこなすことで正確性が上がっていきます。

より注意深く音を取り原曲に近づける

テラスモールのグランドピアノ

音楽はいろんな音が鳴っています。その一つ一つの音を抽出していくと見えてくるものがあります。

それは「ここのフレーズはギターパートをピアノで再現した方がピアノで弾くときに雰囲気がよい」など。

それは音の距離感でいう「前に出ている音」を、優先的に再現するということです。弾くうちに音を確定していけばよいと思います。

この辺が音感のスキルアップへと繋がります。

まとめ:耳コピをより正確に

ピアノ写真

音を聴いてすぐ耳コピする最大のポイントは以下のとおりです。

ポイント

  • 鍵盤のどこを弾くとどんな音が出るかわかる
  • 鍵盤のどこを弾くかを聞き取る
  • 実際に演奏をし、調整していく

この流れでピアノアレンジ演奏をすることができます。

また、数をこなすことですぐに耳コピできるようになります。

絶対音感ではなくても「音感」は努力で身について自身のスキルになるものだと思います。実際に絶対音感ではない方に演奏や耳コピについてを教えましたが、努力をし成果を出しています。挑戦する大切さを忘れずに。

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