こんにちは、もちふゆ(@yumaed72)です。
よくDTMでサウンドデザインをして音色を奏でています。
私は2014年からDTMを始めました。
最近では音源制作などの依頼を受けて制作もしています。
✔本記事の内容
- DTMとは何か?何ができるのか?
- DTMを始める際の必要な知識や機材は?
- 実際にDTMをやってみた環境について(接続方法など)
始める前に準備するものや、設定すべきことなどたくさんあって悩む部分も多くて始めるのに時間が掛かってしまいますが、今回は根本的な内容からDTM開始までの流れを音楽経験一切無しの初心者で右も左も分かりません。という方に簡単に解説していきます。
そもそもでDTMとは具体的にどんなものか。
DTMとは
DeskTopMusic(デスクトップミュージック)は、パソコンに楽器(電子鍵盤など)を接続して演奏したり、音楽を作ることです。
目次
DTMに必要な知識とは?
DTMは「音楽経験ゼロでも良い音楽がつくれるようになる」ではなく「音楽制作をより効率化できる」です。
つまり、音楽の知識(難しい音楽理論などの知識は無くてOK。楽譜は分からなくてもドレミファソラシドなど鍵盤を弾く程度)が必要です。
✔ 楽器の知識
鍵盤などの操作、楽器の音を鳴らすための基礎が必要です。
✔ インターフェースなどの知識
MIDIやDAW、オーディオインターフェースなどの知識が必要です。
(そこまで難しくはありません。それがどんな役割かを把握すれば、あとは操作方法を覚えればOKです)
基本、DTMは奥が深い分野です。最初のうちは簡単な基礎から学んで応用していけばOKです。
DTMをやる上で知っておくべきことを紹介します。
どのような役割で、どのようなものなのかザックリでいいので理解しておく必要があります。
DAWについて
DAWとは
Digital Audio Workstationの略でDAW(ダウ)と言います。ソフトウェアです。スマホで言うアプリのようなものです。このソフトウェアが起動することで、打ち込みや作曲が可能となります。
数ある作曲ソフト(DAW)の中からこのCubaseを選んだ理由は、拡張性や操作面が良く安定したソフトウェアだからです。
また、私が好きなファイナルファンタジー14のサウンドディレクターも使用していてプロの現場でも活躍されるソフトウェアだからです。
これからも安心と信頼のCubaseを使用していきます。
MIDIについて
MIDIとは
Musical Instrument Digital Interfaceの略でMIDI(ミディ)と言います。MIDI規格で、ザックリ言うと音楽データです。演奏情報などをデータ化してパソコンで再生できるようにしたものです。
MIDIとは幅広くて、MIDI音源、MIDIコントローラーなどがあります。
MIDIデータには演奏に関する情報が記録されます。
音楽(音声)が記録されるのではなく、音の数や音色の種類、音の強さなどがデータとして記録されています。
それをMIDI再生ソフトなどで再生すると自動演奏できるという仕組みです。
「Synthesia」というMIDIを再生してくれるソフトウェアを使うと、自分が演奏したMIDIデータが鍵盤に見立てて自動演奏されます。
強弱も表現されるので、演奏の確認等に使うと便利です。
DTMを始めるときに必要な機材とは?
DTMを始めるなら必ず準備する必要があるものを紹介します。
必要機材は以下のとおりです。
DTMに最低限必要な機材
- パソコン
- DAWソフトウェア
- MIDIキーボード(鍵盤)
- オーディオインターフェース
- モニタースピーカー
- モニターヘッドホン
DTMを始めるなら最低限必要ですね。
音源やエフェクトは最初のうちは必須では無いです。
正直、DAWソフトウェアに標準装備されている音でOKです。新たな音源が欲しければ購入すれば良いです。
DTMに必要なPCのスペック
基本的には、ネットを見る程度のPCスペックだと厳しいです。
音の遅延や、打ち込みしている最中に勝手に中断されたりします。私は過去に経験済みです。
快適なDTM環境を作りましょう。
私がおすすめするパソコンスペックは以下のとおりです。
CPUはCore i5以上(Core i7推奨) | Core i5あれば十分な処理能力と言えますが、Core i7を推奨します。非常に快適なDTMライフを送れます。 |
メモリは8GB以上(16GB推奨) | 音源やエフェクトが多くなるとメモリをたくさん使います。メモリ不足になると遅延の原因になります。 |
ストレージは500GB以上(SSD推奨) | DTMは結構ファイル容量が大きくなります。容量不足に注意してください。 |
ディスプレイ解像度は1920×1080推奨 | 最低でも1440×900以上のようです。解像度の低いPCでは作業が厳しいです。 |
私が実際にCore i5でメモリ8GBのPCとCore i7でメモリ16GBのPCでDTMをやった経験から推奨としています。
また、DAWソフトウェアの製品ページの動作環境に記載もあります。
購入時はしっかり確認しないと、快適なDTMライフは送れません。
DAWソフトウェア
初心者にもおすすめソフトで紹介されているDAWソフトを、プロの現場でも使用されています。つまりは使い方次第なわけです。
私が使用しているDAWはCubaseです。
「Steinberg Cubase」 は非常におすすめです。
ポイント
- 国内シェアトップです。
- HALion Sonic SEという音源が付属していて、すぐに音を出せるしずっと使えます。
- 操作面や機能、使い方が初心者にかなり優しい設計です。
国内シェアトップということで、かなりの方が愛用しています。私もその一人です。
なので「音が鳴らない!」「ピアノロールが表示されない!」「設定が分からない!」と悩んだ時に調べたらたくさん情報が出てきます。
また、カスタマーサポートも充実していて分からない部分を電話で専門の方に聞くことができます。
他にもMacユーザーなら「Apple Logic Pro」をおすすめします。
ポイント
- Mac専用のソフトウェアとなります。
- シンセ音源が充実していたりと、豊富な機能が揃っています。
- iPhoneユーザーでGarageBandに使い慣れている方は使いやすい傾向にあります。
音質がとてもよくて、どのジャンルの音楽も制作が簡単にできます。
MIDIキーボード(鍵盤)
パソコンにMIDIデータを送って音を打ち込むことのできる鍵盤です。
音を出すのはパソコン側で、ただ操作するという感覚です。
私の場合はシンセサイザーをそのままパソコンにUSBで接続してMIDI鍵盤として使用しています。
最近では、BluetoothでMIDIを伝送できる鍵盤もあります。
ポイント
鍵盤とPCを接続して、MIDI信号を出力してDAW上で音を出すことができます。
MIDIキーボードをお探しならこちら↓
業界No.1のインターネット楽器販売専門サイト石橋楽器店!
オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとは、楽器の音を入力してUSBでパソコンへ出力しレコーディングなどができる機材です。
私が使っている機材はUR28Mです。
初心者に優しく操作がしやすいオーディオインターフェースなのでおすすめです。
✔ オーディオインターフェースに入力する機材
- キーボードやシンセサイザーなどの電子鍵盤
- エフェクター
- マイク
あらゆる音を入力して、パソコンへと出力します。パソコン以外にもモニターヘッドホンやモニタースピーカーへと出力もできます。
DTMをするための機材の接続方法とは?
機材の接続方法はとても簡単です。
今回は私が普段接続している方法(一般的なDTM環境)を紹介します。
ポイント
基本的には、オーディオインターフェースを中心として接続していきます。
また、パソコンには購入したDAWソフトをインストールする必要があります。
上記のとおりです。
USBでMIDIキーボード(または楽器)からオーディオインターフェースに接続します。
また、オーディオインターフェースの出力側からパソコンへUSBで接続します。ヘッドホンやスピーカーにも接続できます。
入力はギターなどの楽器を楽器用ケーブル(シールド)でオーディオインターフェースに接続することも可能です。
これでパソコン側でもDAWソフトウェアを起動して、入力する機器を設定すれば接続できます。
Cubaseではデバイスが接続されると、接続先を自動的に読み込み選択することができます。
快適なDTMライフを送るために
快適にDTMをやるには、機材をしっかりと選定して準備することが大切です。
また、機材の役割や正しい接続方法を理解する必要があります。
ポイント
「DTM環境さえあれば作曲はできますか?」は「ピアノさえあれば作曲はできますか?」とイコールです。
必要機材や接続方法+αで演奏方法やある程度の知識は必要ですね。
ただ、DTMはどのようなものなのか。DAWソフトウェアとはどのようなものなのか。また、接続方法などを知らないとピアノ経験者でも難しいです。
最初にDAWソフトウェアを起動したときは「音が鳴らない」等々の問題が出てきて初心者の方には慣れていなくて難しく感じます。しかし一つ一つ設定していけば解決できるレベルでした。それでももし、調べて解決できない場合にはDAWソフトウェアのカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。丁寧に解説していただけます。
今回は簡単にDTMやDAW、DTM環境について解説しましたが、必要知識は大切ですね。
以上、参考になれば幸いです。