Echo Show 5は、人工知能AIであるAlexa(アレクサ)が搭載されたタッチディスプレイ付きのスマートスピーカーです。
音声で家電操作できたり、音楽を再生したりとEcho Show 5で出来ることは非常に多くあります。
Echo Show 5にはカメラが搭載されており、「自宅のモニタリング機能」を使えばスマートホームカメラとして利用できます。
この記事では、Echo Showシリーズの「自宅のモニタリング機能」で監視カメラとして使うメリットとデメリットを紹介します。
Echo Show 5の購入を検討している方、スマホで監視する見守りカメラが気になる方は参考にしてください。
目次
Echo Show 5のモニタリング機能のメリット
Echo Show 5は、カメラが搭載されていてビデオ通話ができる他、ネットワークカメラとして部屋のモニタリングが可能です。
見守りカメラ専用や防犯カメラ専用など様々なネットワークカメラがありますが、Echo Show 5はモニタリング機能だけでなく、多くの機能を搭載しています。
メリット
外出先からでもリアルタイムで部屋の様子をアプリで確認でき、通話も可能でセキュリティ面も安全で安心して使えます。
Echo Show 5のモニタリング機能のメリットを詳しく解説していきます。
Alexaアプリで部屋をモニタリングできる
Echo Show 5のモニタリング機能で監視カメラとして使うには、Alexaアプリが必要になります。
iPhoneなどのスマホの他にiPadなどタブレットでも操作が可能です。
ポイント
Alexaアプリを使って外出先から部屋の様子を確認することができます。
Echo Show 5は見守りカメラ専用のネットワークカメラ製品とは異なり、部屋の温度確認や照明、エアコンの電源を遠隔でオンにすることが可能です。
ポイント
部屋の様子を確認できるだけでなく、室温確認から家電操作までできるので便利です。
Wi-Fiで接続するネットワークカメラ製品単体だと、このような機能は搭載されていないのでEcho Showシリーズの魅力といえます。
見守りカメラとして簡単に使える
Echo Show 5は、事前に設定しておけばいつでもカメラを起動することができ、使い方も非常に簡単です。
Echo Showシリーズは基本的に常時電源オンを想定したデバイスのため、電源がありません。電源の入れ忘れによって確認できなくなることはないです。
ポイント
スマホからいつでも簡単に、Echo Show 5のカメラを遠隔操作して部屋の状況を確認することができます。
離れた場所から直ぐに見れるので、手軽にリアルタイムで赤ちゃんやペットを見守ることができます。
事前に、Alexaアプリをスマホにインストールし、Echo Showカメラの物理シャッターをスライドして開けておく必要があります。
iPhoneの画面録画で録画可能
Echo Show 5の「自宅のモニタリング機能」には録画機能は搭載されていません。
iPhoneなどのスマホ側で表示される画面を録画することで、映像を記録として残すことができます。
ポイント
Echo Show 5単独では録画できませんが、iPhoneの画面収録で録画は可能です。
画面収録に録画制限時間はなく、スマホの充電が切れたり録画停止しない限り録画を継続できます。
TP-Linkのネットワークカメラなどのカメラを専用とするデバイスは、SDカードに録画できたり、24時間録画できたりと録画機能は充実しています。
外出先から音声通話・ビデオ通話が可能
Echo Show 5の「自宅のモニタリング機能」を使用すると、画面には「家族の方がカメラの映像を表示中です。」とメッセージが表示されます。
監視カメラとしてではなく、Echo Show 5側とスマホ側で通話することが可能なため非常に便利です。
ポイント
音声や映像も相互でやりとりできるので呼びかける事もできます。
お留守番中の子供とコミュニケーションをとったり、カメラに映っている相手と会話をすることができます。
また、通話料が無料なので魅力的ですが、スマホ側はモバイルデータ通信を利用するため、外出先でのデータ使用量に注意が必要です。
200万画素カメラで鮮明な映像
ネットワークカメラの画素数は、100~200万画素が一般的です。
Echo Show 5の搭載カメラは200万画素に対応しているため、鮮明に室内を表示してくれます。また、人物の顔をはっきりと確認することができます。
しかしながら、広角レンズではないので部屋全体の様子を表示できませんが、部屋の一部は十分に映し出せます。
ポイント
部屋の様子を確認したり、人物の顔を確認するには十分な映像です。
セキュリティ対策が充実
Echo Show 5の本体上部には物理的なカメラカバーが搭載されていて、プライバシー保護のためカメラをシャッターで塞ぐことができます。
これにより万が一カメラが起動していても、部屋の様子が外部に漏れるのを防ぎます。
また、Alexaアプリを介した音声やビデオ通話機能はエンドツーエンド暗号化(安全な通信)が適用されるため、覗き見されません。
ポイント
悪意のある第三者が途中の通信経路で盗聴などが出来ない仕様で安心です。
基本的にネットワークカメラの映像はメーカーのサーバーを介してスマホに送られ表示されますが、販売元が大手企業であるAmazonであって、Echo Showシリーズはセキュリティ対策が充実していて安心して利用できます。
Echo Show 5のモニタリング機能のデメリット
Echo Showシリーズは、見守りカメラ(監視カメラ)機能だけでなく、様々な機能を搭載していますが、専用のネットワークカメラ製品に比べると劣る部分もあります。
デメリット
Echo Show 5単独の録画機能はなく、自動追尾機能、動作や音検知機能がないことなどがイマイチなポイントです。
Echo Show 5のモニタリング機能のデメリットを詳しく解説していきます。
動作や音検知機能は非搭載
Echo Show 5はカメラおよびセンサーで人が居ることを検知することができますが、音や動作を検知して録画を開始するなどの機能はありません。
単純に監視カメラのような使い方はできますが、ペットカメラやベビーモニターのようなネットワークカメラのような動作検知はできません。
ポイント
一時的に部屋の様子を確認する場合には最適ですが、ペットや人の動きで通知を受けたい場合などには不向きです。
ペットカメラやベビーモニターのような専用のネットワークカメラの多くは動作検知機能を搭載しています。
カメラ機能に特化したモデルを求める場合は、見守り専用カメラをおすすめします。
本体の録画機能は非搭載
Echo Show 5はモニタリングはできますが、本体の録画機能はなく映像を記録することができません。
専用のネットワークカメラの多くはSDカードに録画できたり、24時間の常時録画などに対応しています。
ポイント
部屋の様子をビデオファイル(mp4など)として記録することができないため、ペットや赤ちゃんの1日の様子を動画で見たい方には不向きです。
最近のネットワークカメラには、タイムラプス機能などが搭載しており、1日の部屋の様子を短時間で確認することが可能です。
ナイトモード非対応
Echo Show 5のカメラはナイトモードには対応しておらず、夜間撮影には向いていません。
ポイント
部屋が暗い場合には、映像にはほぼ何も映りません。
見守り専用カメラの多くが、部屋が暗くなったら自動的に赤外線LEDが点灯するため暗い場所でもはっきり見えます。
電気をつけていない部屋にいる赤ちゃんやペットの様子を見守りたい方は、Echo Showシリーズではなく夜間撮影に対応したネットワークカメラをおすすめします。
角度調節ができない
専用のネットワークカメラの多くは、カメラの位置を自由に固定できたり首振り機能が搭載されていますが、Echo Show 5は本体に傾斜があり角度調整が困難です。
また、TP-Linkのネットワークカメラのように部屋を360°見渡すこともできません。
ポイント
映したい部屋の位置の調整が難しく、テーブルに設置した場合は天井のみが表示されてしまいます。
別売りのEcho Show 5用の角度調節スタンドがあれば、角度調整は可能になります。
部屋の一部をモニタリングしたい場合には、Echo Show 5でも十分な画角だといえます。
まとめ
Echo Showシリーズは、ネットワークカメラとして部屋のモニタリングが可能です。
見守りカメラとして販売されている専用のネットワークカメラと比べると、性能は劣りますが監視カメラや見守りカメラとして利用することができます。
ポイント
家族やペットの見守りや連絡にEcho Show 5は非常に便利です。Echo Show 5はカメラ機能以外にも多くの機能を搭載しています。
メリットもある一方でデメリットもあるEcho Showの「自宅のモニタリング機能」ですが、使い勝手は非常に良いです。