AmazonのFireタブレットシリーズの最新モデル「Fire Max 11」。
Fireタブレット史上最も大きい11インチのディスプレイを搭載しています。
タブレットといえばAppleのiPadやWindowsタブレット、Pixel Tabletなど様々なモデルがあります。
この記事では、Amazonの新型Fire Max 11とAppleのiPad 第10世代のサイズやスペック、価格などを比較しました。
どちらを買うべきか迷っている方は参考にしてください。
目次
Fire Max 11とiPad(第10世代)の比較
Amazon Fire Max 11は、AppleのiPadシリーズのスタンダードモデルである「iPad(第10世代)」とでは、どれくらい違いがあるのか比較していきます。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
ディスプレイ | 11インチ | 10.9インチ |
解像度 | 2000×1200(213ppi) | 2360×1640(264ppi) |
画面比率 | 5:3 | 3:4 |
重量 | 490g | 477g |
サイズ(mm) | 259×164×7.5 | 248×179.5×7.0 |
CPU | 8コア (2x2.2GHz、6x2.0GHz) |
6コア (2x3.1 GHz、4x1.8GHz) |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64 / 128GB | 64 / 256GB |
外部ストレージ | micro SDカード (最大1TB) |
- |
カメラ | インカメラ:8MP アウトカメラ:8MP |
インカメラ12MP アウトカメラ:12MP |
スピーカー | 2スピーカー (4基構成) |
2スピーカー (4基構成) |
バッテリー | 最大14時間 | 最大10時間 |
通信性能 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.3 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.2 5G(セルラーモデル) |
端子 | USB 2.0 Type-C | USB 2.0 Type-C |
生体認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
OS | Fire OS (Androidベース) |
iPadOS |
本体カラー | グレー | シルバー ブルー ピンク イエロー |
公式価格 | 34,980円~ | 68,800円~ |
スペックの内容を見ると、Fire Max 11は圧倒的にコスパに優れていると言えます。
しかしながら、ディスプレイの性能や機能、CPUの処理速度、使い勝手は実際どうなのでしょうか。
詳しい違いを徹底解説していきます。
デザイン・サイズの違いを比較
Fire Max 11は、これまでのFireタブレットとは違い、画面のベゼルも狭くスタイリッシュなデザインとなっています。
薄くスタイリッシュなアルミニウムボディが採用されていて、公式でも耐久性がiPad(第10世代)の3倍あると比較されています。
また、ディスプレイには他のFireタブレットシリーズと同様の強化ガラスを採用しています。
別売りのマグネット式キーボード付きカバー(日本語配列)と組み合わせることで、パソコンのようなスタイルで幅広く活用できます。
マグネットによって簡単に着脱が可能で、キーボードにはトラックパットとカスタマイズが可能な2つのショートカットキーが用意されています。
価格比較
- Fire Max 11のキーボード付きカバーは10,980円
- iPad(第10世代)用Magic Keyboard Folioは38,800円
iPad(第10世代)は10.9インチのディスプレイを搭載したタブレットです。
10.9インチの大画面と洗練されたデザインが特徴です。
端から端まで広がる圧倒的に美しいLiquid Retinaディスプレイは、四隅が丸みを帯びたデザインとなっています。
iPadも別売りのMagic Keyboard Folioを組み合わせることでパソコンのように、快適に作業することができます。
Multi-Touchジェスチャーや14のファンクションキーの列で、ショートカットを簡単に実行できるので便利です。
Fire Max 11の本体サイズは259×164×7.5mmで重量が490gとなり、iPad(第10世代)は248×179.5×7.0mmで重量が477gです。
ポイント
- どちらもデザイン性に優れている
- サイズ感はFire Max 11の方が大きい
- iPadの方が軽くて薄い
ディスプレイの違いを比較
Fire Max 11は、Fireタブレットとしては最大の11インチのディスプレイを搭載し解像度は2000×1200ピクセルとなります。
Fire Max 11とiPad(第10世代)のディスプレイサイズはほとんど変わりませんが、解像度や画面の機能などが異なってきます。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
ディスプレイ | 11インチ | 10.9インチ |
パネル | 液晶ディスプレイ | 液晶ディスプレイ |
解像度 | 2000x1200(213ppi) | 2360×1640(264ppi) |
画面比率 | 5:3 | 3:4 |
画面輝度 | 非公開 | 500ニト |
機能 | ブルーライトカット機能 | True Toneディスプレイ 耐指紋性撥油コーティング |
どちらも、高画質な動画や画像、電子書籍などをより大画面で楽しめます。
ディスプレイ性能は、iPad(第10世代)の方が上である印象です。
ポイント
- Fire Max 11の方が0.1インチ大きいがiPadの方が解像度は高い
- iPadの方がきめ細かく美しいディスプレイ
- 画面比率が違うので操作感は異なる
カメラのスペックを比較
Fire Max 11のインカメラおよびアウトカメラは約800万画素センサーを搭載していて、アウトカメラに関してはオートフォーカスにも対応しています。
動画はフルHD(1920×1080ピクセル)での撮影が可能です。
iPad(第10世代)は、インカメラおよびアウトカメラは約1200万画素センサーを搭載しています。同じくオートフォーカスに対応しています。
また、122度の視野角を備えた横向きの超広角インカメラは、センターフレームに対応しているため人の動きに合わせて自動的に向きを変えることが可能な便利な機能を搭載しています。
動画はフルHDはもちろん、4Kビデオ撮影(最大60fps)に対応しています。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
アウトカメラ | 800万画素 | 1200万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 1200万画素(122°) |
動画機能 | 最大1080P/30fps | 最大4K/60fps |
どちらもオートフォーカスやインカメラの横向きカメラによって、快適なWeb会議などビデオ通話を実現します。
ポイント
- どちらもインカメラが横向きで、ビデオ通話や自撮りが快適
- iPadの方が高画質な撮影が可能
スピーカーの違いを比較
Fire Max 11のスピーカーは、デュアルステレオとなり、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)によるサラウンド再生に対応しています。
Amazonデバイスは、Echo Showシリーズなどスピーカーは高音質のものが多く、Fire Max 11も迫力のある音を再現できるスピーカーとなっています。
タブレットで臨場感あふれるオーディオ体験を実現します。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
スピーカー | 2スピーカー (4基構成) |
2スピーカー (4基構成) |
本体が横向き・縦向きのどちらでも音質は変わらず高音質に、サウンドを再生できます。
iPadの4基のスピーカーは本体の大部分を占めていて、スピーカー・エンクロージャーは50%分のバッテリーを増やすことができるほどの空間を保有しているため、低音域の表現力が強いです。
ポイント
- どちらも左右にスピーカーがあるので音に立体感がある
- 音場の広がりや低音域の表現はiPadの方が豊か
生体認証の違いを比較
Fire Max 11は、Fireタブレット初となる指紋認証機能を搭載し、セキュリティが大幅に向上しました。
従来の4桁のコード入力をすることなく、本体側面にある電源ボタンに内蔵されている指紋センサーに触れるだけで、スムーズにロックを解除することが可能です。
iPad(第10世代)もTouch ID内蔵型の電源ボタンを採用しているため、同じようにロック解除が可能です。
ポイント
どちらも顔認証には対応しておらず、指紋認証に対応しています。
CPU性能の違いを比較
Fire Max 11は、高性能コア(Arm Cortex-A78(最大2.2GHz)×2)、高効率コア(Arm Cortex A55(最大2GHz)×6)の8コア構成です。
iPad(第10世代)は、A14 Bionicチップが搭載されており、高性能コア(最大3.1GHz)×2、高効率コア×4(最大1.8GHz)の6コア構成です。
また、4コアのGPU、16コアのNeural Engineを搭載しています。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
CPU | 8コア (2x2.2GHz、6x2.0GHz) |
6コア (2x3.1 GHz、4x1.8GHz) |
GPU | 非公開 | 4コア |
Fire Max 11はSoC名を公表していませんが、オクタコアプロセッサの搭載により、快適な動画視聴やスムーズな複数のアプリの切り替えが可能です。
iPadOSの最適化によって、iPadはタブレットとしての機能が非常に優秀で使い勝手が良いです。
ポイント
- どちらも快適な動画視聴や読書が可能
- どちらも複数のアプリのシームレスな切り替えが可能
- Fire Max 11はコンテンツ消費には十分すぎるスペックを誇る
- iPadはOSの最適化によってクリエイティブに活用できる
バッテリー性能の違いを比較
Fire Max 11のバッテリー持続時間は最大14時間に対して、iPad(第10世代)は最大10時間となっています。
iPad(第10世代)では動画視聴やSNSなどのアプリを使用すると、朝から夜までバッテリーが持続する印象です。
iPhoneなどのスマホに比べてタブレットは使用頻度が高くならないため、バッテリーの持ちには困ることはありません。
Fire Max 11 | iPad 10 | |
持続時間 | 最大14時間 | 最大10時間 |
バッテリー容量 | 7500mAh | 7730mAh |
iPadはバッテリー容量が多いですが、バッテリーの持続時間がFire Max 11よりも4時間短い仕様になっています。
負荷の掛かるアプリの操作(動画のエンコードやグラフィック処理)などを実行した場合、iPadは急激にバッテリーを消費することなく対応できます。
ポイント
- どちらも一日中操作することができる
- Fire Max 11の方がバッテリーの持ちが良い
- iPadの方がバッテリー容量が多い
- iPadは負荷の掛かるアプリや操作に強い
価格の違いを比較
Fire Max 11 | iPad 10 (Wi-Fiモデル) |
|
64GB | 34,980円 | 68,800円 |
128GB | 39,980円 | - |
256GB | - | 92,800円 |
Fire Max 11の方が圧倒的に安く、最小ストレージの64GBモデルで34,980円で購入することが可能です。
また、Fire Max 11では外部ストレージとして最大1TBまでのmicro SDカードが使えるため、64GBでも後から容量を増加できるのはメリットです。
ポイント
- Fire Max 11の方が安い
- iPadとの差額は33,820円と2倍近く違う
価格だけでなく、自分に合った品質(性能や価値)、バランス(コストパフォーマンス)を総合的に判断してどちらを買うか検討することが重要です。
まとめ:どっちを買うべき?
Fire Max 11とAppleのiPad(第10世代)は、サイズ感、ディスプレイの大きさ、スペックが競合しています。
しかしながら、価格はFire Max 11が34,980円~、iPad(第10世代)が68,800円~と2倍近く違ってきます。
Fire Max 11は、iPadに比べて本体価格だけでなく、キーボードやペンシルなども購入しやすい価格帯です。Fire Max 11はコンテンツ消費と快適な操作を実現します。
Fire Max 11はこんな方におすすめ
- 動画視聴をする
- TwitterなどのSNSを使う
- 漫画や小説などの電子書籍を読む
- Alexa搭載デバイスを使っている
- コスパを重視している
iPad(第10世代)はコンテンツ消費だけでなく、iPadOSで最適化された動画編集アプリやイラスト制作アプリなどを使ってクリエイティブに使うことができます。
iPad 10はこんな方におすすめ
- 動画視聴をする
- TwitterなどのSNSを使う
- 雑誌などの電子書籍を読む
- 動画編集やイラスト制作をする
- 勉強、資料の作成をする
タブレットは、Web閲覧や動画視聴、読書といったコンテンツの利用に便利です。
自分に合った最適なタブレットを導入することをおすすめします。