コンパクトで持ち運びしたい方に人気のiPad miniの新型モデルが10月15日に突如Appleが発表しました。
発表と同時に予約が開始され10月23日(水)に発売となり、価格は78,800円(Wi-Fiモデル)からとなります。
新型iPad miniはA17 Proチップを搭載しApple Intelligenceに対応するなど進化し、マイナーアップデートな印象ですが着実なスペックアップとなりました。
この記事では、新型iPad mini第7世代の最新情報をまとめています。
最新モデルのiPad miniを買うべきか、次期モデルのiPad miniを待つべきか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
iPad mini 第7世代の最新情報
従来のiPad mini(第6世代)は2021年に発売され、画面がフルスクリーンディスプレイとなり、電源ボタン内蔵Touch IDを搭載し、USB-Cポートでの充電に対応し性能も大幅に向上してフルモデルチェンジとなりました。
2024年モデルのiPad miniはデザインの変化はなく、大幅なアップデートとは言えませんが着実な進化を遂げています。
ポイントまとめ
- A17 Proチップ搭載
- Apple Intelligenceに対応
- ストレージ容量が128GB/256GB/512GB
- USB3 10Gb/sに対応
- Wi-Fi 6Eに対応
- Bluetooth5.3に対応
- Apple Pencil Proに対応
- 写真のスマートHDR 4に対応
- 新色ブルーが登場
- eSIMのみ対応
- 価格は78,800円~
iPad mini(第6世代)から進化したポイントを詳しく解説していきます。
ディスプレイは変化なしの8.3インチ
新型iPad miniは従来と同じく8.3インのLiquid Retinaディスプレイです。
ポイント
IPSテクノロジー搭載LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ搭載で500ニトの輝度に対応しています。
有機ELディスプレイがiPad miniに採用されるのは2026年以降と予測されていて、iPad mini(第7世代)には対応していません。
A17 Proチップ搭載
新型iPad miniは、iPhone15 Proに搭載されていたA17 Proチップが搭載されています。
iPad mini(第6世代)に搭載されていたA15 Bionicチップと比較すると、CPU性能は30%向上し、GPU性能も25%向上しています。
ポイント
A15 BionicチップからA17 Proチップに刷新され大幅にパフォーマンスが向上しています。
A17 Proチップは2つの高性能コアと4つの高効率コアから構成された6コアCPUとなります。
また、メモリについては公開されていませんが、Apple Intelligenceに対応することもあり8GB搭載と予想されています。
Apple Intelligenceに対応
新型iPad miniは、Appleの最新AI機能であるApple Intelligenceに対応しています。
Apple Intelligenceに対応することで、iPad miniでのユーザー体験の大幅な向上が期待できるとのことです。
2024年に発売したiPhone16でApple Intelligenceが話題となり、今後主流な機能となっていくとされていますがiPad miniにも対応しました。
Apple Intelligenceは他にも、iPhone16シリーズ、iPhone15 Pro、M1以降のiPad、M1以降のMacBook ProおよびMacBook Air、iMac、Mac mini、Mac Studio、M2 UltraのMac Proに対応しています。
ストレージ容量が128GB/256GB/512GB
従来は64GBモデルがありましたが、新型iPad miniでは128GBモデルから選択できるようになり、価格が78,800円からとなっているため容量アップで値下げとなっています。
ポイント
ストレージ容量が128GB、256GB、512GBから選択できるようになりました。
USB3 10Gbpsに対応
新型iPad miniは、USB-Cポートがアップデートされました。
前モデルは、USB3.1 Gen 1に対応し最大5Gbpsの転送速度を実現していましたが、新型iPad miniは、USB3.1 Gen 2に対応したため最大10Gbpsの転送速度に対応しました。
ポイント
USB-Cポートが進化し、最大データ転送速度が2倍の10Gbpsとなりました。
動画や大容量のファイルを高速に転送することが可能になり、ユーザーの時間を大幅に節約できます。
Wi-Fi 6Eに対応
前モデルはWi-Fi 6でしたが、新型iPad miniはWi-Fi 6Eに対応してさらに高速で安定した通信を実現しました。
Wi-Fi 6Eは2020年1月にWi-Fi Allianceが発表したWi-Fiの規格です。「E」はExtendedを意味していて、Wi-Fi 6を拡張してより高速な通信が可能な規格となります。
ポイント
次世代のWi-Fi規格でWi-Fi 6の拡張版となり、より安定した高速通信が可能です。
ネット通信速度は回線品質の他に、Wi-Fiの規格でも大きく左右されます。
規格 | 通信速度 | 周波数帯 |
Wi-Fi6E | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz 6GHz |
Wi-Fi6 | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fi5 | 6.9Gbps | 5GHz |
Wi-Fi4 | 600Mbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fiで利用できる周波数帯に6GHzが追加されたことにより、通信容量が増えました。
Apple Pencil Proに対応
新型iPad miniは、新しいジェスチャーに対応し、探す機能にも対応し、さらに使い勝手が向上したApple Pencil Proに対応しています。
前モデルは、Apple Pencil(第2世代)に対応していましたが、Apple Pencil Proにも対応し使い勝手が大幅に向上しています。
新色ブルーが登場
本体カラーは4色展開となり、新色のブルーが追加されました。
引き続きスペースグレイとスターライトが登場していて、新たな色合いとなって登場したパープルと新色のブルーが追加されました。
ポイント
カラーバリエーションはスペースグレイ、ブルー、パープル、スターライトの4色展開です。
前モデルのピンクは廃止となりました。
eSIMのみ対応
前モデルについては、nano-SIMおよびeSIMに対応していましたが、物理SIMが廃止となりeSIMのみ対応となりました。
参考
eSIM(イーシム)は、iPhoneやiPadなどに内蔵されているSIMカードです。物理的なSIMカードのように本体に差し込む必要がないためオンラインで契約や開通の手続きを行うことが可能です。
価格は78,800円~
新型iPad miniは、従来の64GBモデルを廃止して128GBスタートとなったため実質的な値下げが実施されています。
価格まとめ
128GB(Wi-Fi):78,800円
256GB(Wi-Fi):94,800円
512GB(Wi-Fi):130,800円
128GB(Wi-Fi+Cellular):104,800円
256GB(Wi-Fi+Cellular):120,800円
512GB(Wi-Fi+Cellular):156,800円
前モデルは発売当時64GB(Wi-Fiモデル)が59,800円、256GB(Wi-Fiモデル)が77,800円となっていましたが、現在では価格上昇となり64GBが84,800円となっており従来よりも値下げされていることが分かります。
まとめ:新型iPad miniは待つべきか
iPad mini 第7世代についての発売日やスペックをまとめました。
手軽に持ち歩く用途に最適なiPad miniは現在も人気のiPadシリーズです。
2024年モデルのiPad Proは有機ELディスプレイを搭載しましたが、iPad miniが有機ELディスプレイ搭載とデザイン刷新によるフルモデルチェンジは2026年になると予測されています。