Appleから新たに、第3世代となるAirPodsが登場しました。
AirPodsシリーズはAppleの完全ワイヤレスイヤホンで、エントリーモデルとなるAirPodsと、ProモデルのAirPods Proがあります。
現在は、最も安い第2世代のAirPodsと、Proに近い機能を備えた第3世代のAirPodsと、 唯一ノイズキャンセリング機能を搭載しているAirPods Proの3機種がラインナップされています。
この記事では、新型AirPods(第3世代)とAirPods Proの違いについて比較し解説していきます。
新型のAirPodsが気になる方、新型AirPods(第3世代)の購入を検討している方は参考にしてください。
目次
新型AirPods(第3世代)とAirPods Proを比較
AirPodsシリーズは完全ワイヤレスイヤホンで、ステムと呼ばれる軸の部分が特徴的です。
チップセットはどちらもH1チップが搭載されています。
AirPods(第3世代)とAirPods Proの違いを比較し解説していきます。
デザインとサイズ感の比較
AirPods(第3世代)もAirPods Proも短いステムとなっていて非常にコンパクトです。
現行のAirPods Proに近いデザインとなっていることが、AirPods(第3世代)の最大の特徴です。よりProモデルに近い外観となっています。
AirPods Pro | AirPods 3 | |
形状 | カナル型 | インナーイヤー型 |
重さ | 5.4g | 4.28g |
サイズ(mm) | 30.9×21.8×24.0 | 30.79×18.26×19.21 |
イヤーチップ | S/M/L | 非対応 |
デザインはどちらもステムが短く、スタイリッシュなモデルとなっています。
イヤホン形状の違いはAirPods(第3世代)は、耳に引っ掛けて使用するタイプのインナーイヤー型ですが、AirPods Proは耳の中に入れるようにして装着するカナル型です。
カナル型の方が密閉性が高く、激しい運動の際にもイヤホンが耳から落ちることはありません。また、AirPods Proは耳の大きさに合わせたイヤーチップが選べることが特徴です。
サイズ感はAirPods(第3世代)の方が軽くてコンパクトになっています。充電ケースも7.69gほど軽くなっています。しかし、AirPods(第3世代)はイヤーチップは非対応です。
ポイント
サイズ感を求めるならAirPods(第3世代)ですが、装着感を求めるならAirPods Proがおすすめです。
バッテリー持続時間の比較
ワイヤレスイヤホンを使う際に重視すべきポイントとなるのが、バッテリー持ちです。
AirPods(第3世代)は、イヤホン単体で最大6時間利用することができます。ケースを併用すれば4回のフル充電が可能で、最大30時間利用することができます。
AirPods Pro | AirPods 3 | |
イヤホン単体 | ・最大5時間 ・ノイキャンON:4.5時間 |
・最大6時間 ・空間ON:5時間 |
ケース | 24時間 | 30時間 |
連続通話 | 18時間 | 20時間 |
充電時間 | 5分充電で1時間再生 | 5分充電で1時間再生 |
充電ポート | Lightning | Lightning |
ノイズキャンセリング機能はありませんが、バッテリー持ちはAirPods(第3世代)の方が優秀です。
ポイント
バッテリー持ちを求めるなら、AirPods(第3世代)がおすすめです。
耐汗耐水性能の比較
AirPods ProとAirPods(第3世代)についてはどちらも、耐汗耐水性能(IPX4)に対応しています。ただし、ケースは非対応となります。
また、iPhoneのように防水ではありません。耐水なので雨などの水滴や水しぶき程度なら影響を受けないとされています。
ポイント
ワークアウトの際の汗や雨などの水滴や水しぶきであれば耐えられる性能です。
音質・機能の比較
AirPods(第3世代)は、新ドライバを採用しているため低音と高音の両方を忠実に再現することが可能になりました。また、AirPods Proにも搭載されているアダプティブイコライゼーションが搭載されているので、耳の形に合わせて細かい音楽表現が可能です。
しかし、AirPods Proに搭載されているノイズキャンセイリング機能は非対応となります。
AirPods Proのノイズキャンセリング機能は、雑音を打ち消すだけでなくAirPods Pro本体の背面にあるメッシュ部分で雑音を集音して、内蔵のH1チップで毎秒200回もノイズキャンセリングの処理をして、さらに音響状態を測定し最適な音質に自動的に調整してくれる機能が搭載されています。
AirPods Pro | AirPods 3 | |
ノイズキャンセリング | ○ | × |
外部音取り込みモード | ○ | × |
快適な通気システム | ○ | × |
ハイダイナミックレンジアンプ | ○ | ○ |
空間オーディオ | ○ | ○ |
Adaptive EQ |
○ | ○ |
AirPods Proは、周囲の雑音をカットするノイズキャンセリング機能や、マイクで取り込んだ音をイヤホン内で流す外部音取り込みモードが搭載されています。
ノイズキャンセリング機能をオンにすると周囲の殆どの音が消えて、周りの音はとても遠くで鳴っているように聞こえるので音楽を集中して楽しむことができます。外部音取り込みモードをオンにすると、実際の周りの音にプラスして音楽を聴くことができます。
AirPods(第3世代)には、ノイズキャンセリング機能や外部音取り込みモードが搭載されていませんが、映画館のような立体的なサウンドを実現する空間オーディオに対応していて優れた音質をサポートします。
ポイント
ノイズキャンセリング機能を求めるなら、AirPods Proがおすすめです。
価格の比較
AirPods(第3世代)とAirPods Proの価格は以下のとおりです。
価格
- AirPods(第3世代):23,800円
- AirPods Pro:30,580円
価格はApple公式価格です。
差額は6,780円となります。
新型AirPods(第3世代)をおすすめできる人・できない人
Apple製品との相性が良いワイヤレスイヤホンなので、iPhoneやMacユーザーは新型AirPods(第3世代)の購入を検討している人も多いと思います。
しかし決して価格は安いモデルではないので、慎重に購入を考え、さらにはAirPods Proの選択肢もあり、迷っている人も多いはずです。
AirPods(第3世代)の購入をおすすめできる人は以下のとおりです。
こんな方におすすめ
- ノイズキャンセリング機能がいらない人
- バッテリー持ちを重視する人
- イヤーチップのないモデルが欲しい人
- Apple製品を使っている人
ノイズキャンセリング機能以外の音質や各種センサーはAirPods Proとほぼ同性能のため、ノイズキャンセリング機能を求めない人はAirPods(第3世代)がおすすめです。
一方で購入をおすすめできない人は以下のとおりです。
おすすめできない方
- ノイズキャンセリング機能が欲しい人
- 外部音取り込みモードが使いたい人
- イヤーチップのあるモデルが欲しい人
- Apple製品を使っていない人
ノイズキャンセリング機能をONにすると音質が悪化するイヤホンもありますが、AirPods Proの場合は逆です。ノイズキャンセリング機能をONにすることで、より高音質で音楽を楽しむことができます。音質を重視したい人はAirPods Proがおすすめです。
まとめ
AirPods(第3世代)は、ノイズキャンセリング機能以外の音質や各種センサーはAirPods Proとほぼ同性能となります。
また、AirPods(第3世代)とAirPods Proの差額は6,780円です。ノイズキャンセリング機能や外部音取り込みモードなどの便利な機能を求めるかそうでないかで購入の判断をすることになります。
ポイント
最大のポイントはイヤホンの形状とノイズキャンセリング機能や外部音取り込みモードが搭載されているかされていないかの違いです。
インナーイヤー型でバッテリーの持ちを重視する人は、AirPods (第3世代)。ノイズキャンセリング機能や外部音取り込みモードが使いたい人は、AirPods Proがおすすめです。
Source:Apple