Appleの新型iPad (A18)の最新情報が登場してきたのでまとめました。A18チップを搭載した新型iPad (第12世代) を発表する可能性が高まっています。
これまでMacやiPad Proなどで搭載されてきた「M1チップ」を超える性能を持つのでは?と噂されるA18は、処理速度・省電力・AI機能のすべてにおいて大幅な進化が期待されています。
2025年3月12日に発売されたiPad (A16)の性能や機能を引継ぎ、さらに進化したモデルが登場する可能性があります。
この記事では、次期モデルのiPad (A18)のスペック予想、発売日・価格情報を詳しく解説します。
新型iPadの購入を検討している方は、ぜひご参考にしてください。
目次
新型iPad (A18)に関する最新情報
海外メディアのMacRumorsによれば、A18チップを搭載した低価格モデルのiPadが開発中と報じられています。
社内コードネーム「J581」「J582」とされるこの新型iPadは、エントリーモデルながら性能面で大幅な進化が期待されており、2026年春にも発売される可能性があるとのことです。
この低価格iPadは、従来の第10世代・第11世代モデルの後継機として位置づけられると見られており、教育機関やファミリーユースを中心に幅広い層への普及が期待されています。
最新情報まとめ
- デザインは一部アップデート
- 11インチのLiquid Retinaディスプレイ
- A16チップからA18チップへ進化
- M1並みの性能へアップデート
- メモリ6GBから8GBへ進化
- Apple Intelligence対応
- ストレージは128GB/256GB/512GB
- 価格は58,800円前後と予想
- 2026年春に発売される可能性
今後、新たな噂が明らかになり次第、随時情報を更新していきます。
現時点での最新情報と予測を徹底解説します。
新型iPad (第12世代)らしいデザイン
現行の「iPad (A16)」は、第11世代iPadとしても知られており、次期モデルは自然と第12世代iPadに位置づけられると予想されます。
A18チップの搭載により、性能面だけでなく、次世代らしい洗練されたデザインへの刷新も期待が高まっています。
ポイント
現行デザインを継承しつつ、薄型・軽量化の可能性があり、フラットエッジ筐体、USB-Cポート、Touch IDトップボタンなどを維持すると予想されます。
11インチのLiquid Retinaディスプレイは、次期iPadでも継続採用される可能性が高いと見られています。
Appleは、有機EL(OLED)ディスプレイをiPad Proなどのハイエンドモデル専用の差別化要素として位置づけており、スタンダードモデルでは引き続きLCDパネルが採用される見込みです。
A16チップからA18チップへ進化
次期モデルのiPadには、従来のA16チップから、iPhone 16に搭載されているA18チップへのアップグレードが予想されています。
ポイント
処理性能・電力効率・AI演算能力が向上し、日常の操作から高度なクリエイティブ作業まで、より快適なユーザー体験が期待されます。
特にA18チップは、Apple独自のニューラルエンジン強化により、画像処理・音声認識・AR体験などの分野で一層の進化を遂げており、iPadでもその恩恵を受けられる可能性が高いでしょう。
項目 | A16 | A18 |
---|---|---|
製造プロセス | 4nm(TSMC) | 3nm(TSMC N3E) |
CPU構成 | 2×Everest(3.46GHz)+4×Sawtooth(2.02GHz) | 2×Donan P-Core(最大4.04GHz)+4×Donan E-Core(最大2.30GHz) |
シングルコア性能 | Geekbench 6:2,627 | Geekbench 6:3,466(約32%向上) |
マルチコア性能 | Geekbench 6:6,838 | Geekbench 6:8,592(約26%向上) |
GPU性能(FP32) | 約1,789 GFLOPS | 約2,150 GFLOPS(約20%向上) |
AI処理性能(TOPS) | 約17 TOPS | 約38 TOPS(2倍以上) |
メモリ帯域幅 | 最大51.2 GB/s | 最大60 GB/s |
消費電力(TDP) | 約8W | 約9W |
主な搭載製品 | iPhone 14 Pro / iPhone 15 | iPhone 16シリーズ / 新型iPad(予想) |
A18チップが処理性能・AI演算・グラフィック性能のすべてにおいてA16チップを上回っていることを示しています。特にAI処理能力の向上は、AR体験などとの親和性を高める重要なポイントです。
M1並みの性能へアップデート
次期モデルのiPadには、iPhone 16に搭載されたA18チップが採用されると予想されており、その性能はApple M1チップに匹敵するレベルにまで到達しています。
M1チップは、iPadシリーズでは2021年5月に発売されたiPad Proに初めて搭載されました。Appleシリコンの性能をタブレットに導入したこのモデルは、Apple Intelligenceにも対応しており、現在でも十分に現役で使える高性能デバイスです。
実際、私自身も発売当時に購入しましたが今でも快適に使えており、処理速度や安定性に不満を感じることはほとんどありません。
A18チップにおいては、M1を上回るベンチマーク結果も報告されており、日常の操作はもちろん、画像編集・AR体験・マルチタスク処理などの高負荷な作業にも十分対応可能です。
これにより、従来のスタンダードiPadとは一線を画す、プロユースにも耐えうるパフォーマンスが期待されており、Appleが掲げる「すべてのユーザーにプロレベルの体験を」というビジョンにまた一歩近づくアップデートとなりそうです。
項目 | A18 | M1 |
---|---|---|
製造プロセス | 3nm(TSMC N3E) | 5nm(TSMC) |
CPU構成 | 6コア(2P + 4E) | 8コア(4P + 4E) |
最大クロック周波数 | 約4.05GHz | 約3.20GHz |
シングルコア性能 | Geekbench 6:3,466 | Geekbench 6:2,369 |
マルチコア性能 | Geekbench 6:8,592 | Geekbench 6:8,576 |
GPU構成 | 6コアGPU(Apple Bionic GPU) | 7〜8コアGPU(Apple M1 GPU) |
GPU性能(FP32) | 約2,150 GFLOPS | 約2,610 GFLOPS |
AI処理性能(TOPS) | 約38 TOPS | 約11 TOPS |
メモリ帯域幅 | 約60 GB/s | 約68 GB/s |
消費電力(TDP) | 約9W | 約14W |
対応デバイス | iPhone 16シリーズ | MacBook Air / Mac mini / iPad Pro |
この比較からわかるように、A18はシングルコア性能とAI処理能力においてM1を大きく上回る一方で、M1はマルチコア性能とGPU性能、メモリ帯域で優位性を持つ設計です。
つまり、A18はモバイル向けに最適化された「瞬発力と効率重視」のチップであり、M1は「持続的な高負荷処理」に強いプロセッサと言えます。
メモリ6GBから8GBへ進化
次期モデルのiPadでは、従来モデルの6GBメモリから8GBへのアップグレードが予想されています。
これは、A18チップの性能を最大限に引き出すための重要な進化であり、マルチタスク処理や高負荷なアプリケーションの動作がよりスムーズになることが期待されます。
特に、Apple IntelligenceのようなオンデバイスAI機能や、画像編集・AR体験などのリアルタイム演算を必要とする作業において、メモリ容量の増加はユーザー体験の質を大きく左右します。
ポイント
スタンダードiPadが、メモリ8GB化でプロ級の快適さに一歩近づく可能性があります。
8GBメモリの搭載により、スタンダードモデルでもプロユースに近い快適さが得られる可能性が高く、Appleの「すべてのユーザーに高度な体験を」という思想がさらに具現化されることになりそうです。
Apple Intelligence対応
次期モデルのiPadは、Apple Intelligenceに正式対応する初のスタンダードiPadになると予想されています。
Apple Intelligenceは、Appleが2025年に発表したオンデバイスAI機能群で、文章生成、画像編集、要約、進化したSiriなどを含む次世代のユーザー体験を提供します。
これまで、Apple IntelligenceはM1以降のiPad ProやiPad Air、A17 Pro搭載のiPad miniなど、限られた上位モデルのみが対応しており、無印iPad(第11世代まで)は非対応でした。
ポイント
A18チップの搭載によって、スタンダードモデルでもAI機能をフル活用できる環境が整い、日常の作業効率やクリエイティブ体験が大きく進化することが期待されています。
Apple Intelligenceの導入により、新型iPad(A18)は日常のタスクからクリエイティブな作業まで、よりスマートかつ直感的にこなせるデバイスへと進化すると予想されます。
価格は58,800円からと予想
次期モデルのiPadは、無印iPadとしてのエントリーモデルという立ち位置を維持しながら、性能と価格の絶妙なバランスを実現する一台になると期待されています。
ポイント
誰もが手に取りやすく、それでいて日常使いに十分なパフォーマンスを備え、従来の価格帯を維持しつつ、Apple Intelligence対応などの進化を遂げる可能性が高いと見られています。
ただし、次期モデルでは性能の大幅な向上に伴い、価格がわずかに上昇する可能性も否定できません。
とはいえ、これは単なる値上げではなく、「長く使える高性能モデル」への進化に見合った価格調整と捉えるべきでしょう。
安価なタブレットを数年ごとに買い替えるよりも、高い処理能力とAI対応による快適な操作性を長期間維持できる新型iPadは、トータルで見れば圧倒的にコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
Appleは、スタンダードモデルにおいても品質・性能・体験価値のすべてに妥協しない姿勢を貫いており、次期iPadはそれを体現する一台となることが予想されます。
発売は2026年春
海外メディアのMacRumorsによれば、2026年春ごろに発売すると予測されています。
2026年春に開催されると噂されているAppleのスペシャルイベントでは、次期iPad(A18搭載モデル)が正式に発表される可能性が高まっています。
Appleはこれまで、春のイベントでiPad AirやiPad Proなどの主要モデルを発表してきた実績があり、今回もその流れを踏襲する形で、スタンダードiPadの新世代モデルを大々的に披露する可能性が濃厚です。
ポイント
Appleの春イベントは、3月第2〜第4週の月曜または火曜に開催されることが多く、特に3月中旬が有力です。
海外メディアBloombergなどの報道によれば、2026年前半にはiPad、MacBook、iPhone 17eなど複数の新製品が一斉に登場する見込みであり、新型iPadはその中でも注目度の高い製品のひとつとされています。
まとめ
次期iPadは、A18チップの搭載により、SafariやFaceTime、マルチタスク操作など日常的な使用においても、より快適なパフォーマンスが実現されることが予想されています。
また、Appleは近年、AI機能の強化に注力しており、A18チップにはオンデバイスAI処理の最適化が施されると噂されています。
これにより、Siriの応答速度や写真・動画の自動補正、翻訳機能などがさらに賢く、スムーズになる可能性があります。
デザイン面では、現行のiPad (A16)と同様のフラットエッジ筐体を継承しつつ、より薄型・軽量化されたボディが採用される可能性もあります。USB-CポートやTouch ID搭載のトップボタンなど、基本的な仕様は維持される見込みです。
価格を抑えつつも、Appleらしい使い勝手の良さをしっかりと感じられる、そんなちょうどいいiPadになりそうです。
本記事で紹介している内容は、予想やリーク情報に基づくものであり正式発表ではありません。なお、掲載している画像はすべてイメージです。
Source:Macrumors