iPad Proは12.9インチモデルと11インチモデルの2つのモデルがあります。
ディスプレイ(本体)の大きさとディスプレイの種類、バッテリー容量が異なってきます。
1番はサイズ選びで11インチモデルと12.9インチモデルで迷う方が多いと思います。また、iPad Proが欲しいけど、iPad Airの購入も視野に入れる方もいらっしゃると思います。
この記事では、2021年モデルのiPad Pro 12.9インチを長期間使って感じたメリットとデメリットをまとめて紹介していきます。
iPad Proが気になっている方、iPad Pro 12.9インチモデルを購入しようか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
iPad Pro 12.9インチのメリット
新型iPad Pro 12.9インチ(第5世代)をほぼ毎日使って感じた良かったところを紹介していきます。
大画面ながらもタブレットとしての機能を発揮し、汎用性が非常に高いデバイスです。
メリット
- 画面が大きくて作業が快適
- 電子書籍や動画鑑賞に最適
- ミニLED搭載でディスプレイが綺麗
- 4スピーカーオーディオの音質が綺麗
- そこまでデカイと感じないサイズ感
- Magic Keyboardが使いやすい
- ノートパソコンの軽い代用ができる
詳しく解説していきます。
画面が大きくて作業が快適
iPad Pro 12.9インチモデルは、iPadシリーズの中で最も画面が大きいモデルです。
ポイント
表示領域が広くて画面が見やすいので視認性や操作性が高く、作業が快適です。
大画面なのでイラストを描いたり、画像編集などをする際も作業効率が上がるので便利です。
画面に表示できる情報量が多いうえに、すぐに起動して雑誌のように見ることができます。ブラウザや動画鑑賞、SNSや読書、アプリでの情報収集はパソコンよりも効率は良いです。
画面分割機能である「Split View」を使えば、ブラウザを表示しながらメモを取ったりなどが可能です。
iPad Proはアプリを同時に起動して様々な作業を効率的に行えるようになっています。特に12.9インチモデルは画面の大きさ故にその恩恵をフルに受けることができます。
ポイント
11インチモデルよりも画面の大きい12.9インチモデルの方が、画面に余裕がありシングルタスクはもちろんほとんどの作業が快適です。
11インチは単体作業は快適で、マルチタスクを苦手とします。また、12.9インチはマルチタスクは快適ですが、大きすぎて使いにくいアプリなどがある場合があります。
さらにApple Pencilを使えば絵を描いたり、ノートやメモを気軽に取ることができます。
表示領域が広い方が当然描きやすいので、イラストを描くのには適していると言えます。
電子書籍や動画鑑賞に最適
iPad Pro 12.9インチモデルは画面が大きいので、Amazonプライムビデオなどの動画配信サイトで映画鑑賞をする際は、近場で迫力のある映像が楽しめます。
YouTubeの動画視聴の場合、iPad Pro 11インチモデルだと全画面にしないと画面が小さく感じますが、iPad Pro 12.9インチモデルは全画面表示にしなくても再生画面が大きく見やすいのが嬉しいポイントです。
ポイント
大画面なので迫力と利便性があります。
また、漫画や雑誌なども非常に見やすい大きさです。
iPhone13と同様に120Hzのリフレッシュレート(ProMotionテクノロジー)に対応しているため、画面のスクロールも快適で滑らかな画面でコンテンツを楽しめます。
ミニLED搭載でディスプレイが綺麗
12.9インチモデルのiPad Proだけに搭載されたLiquid Retina XDRディスプレイは、ミニLEDを1万個以上内蔵していて、1,000,000:1の高コントラスト比と最大1,600ニトの高輝度表示に対応しました。
ポイント
明るい部分はより明るく鮮やかに表示されて、暗い部分はより暗く引き締まって鮮明な映像が表示されます。
屋外の明るい環境での視認性は最大輝度が目安になりますが、最大1,600ニトの高輝度表示により屋外での使用でも画面がクリアに見えます。
屋外での日光下の環境でも、ミニLEDディスプレイの高コントラスト比によって非常に見やすいディスプレイとなっています。
屋外で使う機会が多い方にはおすすめです。
4スピーカーオーディオの音質が綺麗
新型iPad Proは、本体に内蔵されている「4スピーカーオーディオ」の音質が向上しました。
新型になった点と12.9インチと大型なモデルである点から、スピーカーの音が良いと感じます。
ポイント
低音域の重心が下がり、より立体的な奥行きのある音です。
iPad Proで動画や音楽を再生する際は、サウンドバーなどの外部スピーカーにBluetoothで接続して聴こうと思っていましたが実際に使ってみるとその必要もなく、タブレットとしては十分なサウンドだと感じます。
そこまでデカイと感じないサイズ感
iPad Pro 12.9インチモデルはデカイ、重いイメージが大きいと思います。購入する前はそう思っていました。
しかし、iPad Pro 12.9インチは良く使うA4サイズに近いので違和感なく見やすく、A4のノートやクリアファイルが入るバッグなら意外とすんなり入ります。
ポイント
12.9インチは結構大きいイメージがありますが、A4サイズよりも一回り小さいためA4の入るバッグであれば持ち運びが可能です。
12.9インチモデルはA4サイズに近く、11インチモデルはB5サイズに近い大きさとなっています。
12.9インチモデルは、誰かに画面を見せるときも非常に見やすいサイズとなっていてiPad Proを使ってプレゼンをする際には便利です。
iPad Pro 12.9インチモデルだと、重量が重くサイズが大きいので持ち運びするというよりも据え置きで使うのがベストと考えられますが、意外とカフェや公園など外に持ち運ぶことはできます。
より気軽に持ち運ぶ場合は11インチモデルの方がおすすめですが、12.9インチモデルも全く持ち運べないことはないと感じます。
Magic Keyboardが使いやすい
iPad Proにはキーボード付きのカバーである、Smart Keyboard FolioとMagic Keyboardがあります。
Magic Keyboardの方がキーストロークが深く、打ち心地が良いモデルとなります。
iPad Pro用のキーボードは、11インチモデルと12.9インチモデルではキーボードのサイズも異なっています。11インチモデルでは配置されたキーが小さくなっています。
ポイント
12.9インチの方がキーが大きく操作性に優れています。
Magic Keyboardは大幅に作業性が向上します。
ノートパソコンの軽い代用ができる
ブラウジング、動画鑑賞、動画編集、イラスト制作、ブログ執筆(文章作成)などをする方はノートパソコンの代わりに使うことができます。
ポイント
12.9インチの表示領域とM1チップのスペックを活かして仕事や作業の大部分をiPad Proで代用が可能です。
タブレットはあくまでもコンテンツの消費に特化していますが、タブレットで出来る作業なら代用(限定的な使い方)が可能だと感じます。
注意ポイント
メインパソコンがあっての代用となります。
iPad Pro 12.9インチのデメリット
新型iPad Pro 12.9インチ(第5世代)をほぼ毎日使って感じた悪かったところを紹介していきます。
メリットもある一方でデメリットもあります。
デメリット
- 本体が重く機動性に優れない
- カメラを使うときはiPhoneになる
- 本体や周辺機器の値段が高い
詳しく解説していきます。
本体が重く機動性に優れない
iPad Pro 12.9インチモデルはサイズが大きいため、片手で操作したり長時間持ち続けるのは厳しいモデルです。
ガラスフィルムをつけると700gを超えます。
ポイント
スマホと同じような感覚で使うことはできません。
気軽さ手軽さ持ちやすさはiPad Pro 11インチモデルの方が優秀です。
手で持ち歩くときは、A4のバインダーのサイズ感です。
しかしA4サイズに近いので、A4のノートやファイルが入るバッグであれば十分持ち運ぶことはできます。
カメラを使うときはiPhoneになる
サイズが大きいため、人混みの中やシャッターチャンスの際に直ぐに取り出して使うことが厳しいです。
ポイント
コンパクトで手軽に使えるiPhoneを使う機会が必然的に多いです。
iPad Proで撮影した後すぐに大画面のLiquid Retina XDRディスプレイで写真や動画を確認できるのはメリットだと感じます。
本体や周辺機器の価格が高い
iPad Pro 12.9インチの最大のデメリットは重いことと価格が高いことです。
詳しくは以下のとおりです。
※価格はApple公式価格です。
11インチモデルとの価格差は35,000円となります。
また、iPad Pro12.9インチ(第5世代)用のMagic Keyboardは、41,580円と価格が高いです。さらにはサードパーティ製のケースなども11インチモデルよりやや高くなります。
ポイント
基本的にiPad Pro 12.9インチモデルの方が価格が高くなります。
まとめ
2021年モデルのiPad Pro 12.9インチを長期間使って感じた良かったところと、悪かったところをまとめて紹介しました。
メリットもあれば、デメリットもあり、すべては使い方次第でやりたいことの幅は格段に広がります。
iPad Pro 12.9インチの最大のデメリットは重いことです。価格については、迷う理由が価格なら買うべきだと感じました。
ポイント
持ち運びやすさは断然11インチモデルですが、12.9インチモデルがまったく持ち運べないことはありません。
ミニLED搭載の12.9インチの表示領域とM1チップのスペックを活かせば、確実にやりたいことの幅は広がります。