Appleが、年に1度開催する世界開発者会議「WWDC23」が日本時間2023年6月6日午前2時から開催されました。
iOS17などのOSの発表以外にも、今年は多くのハードが発表されました。
この記事では、WWDC23で発表された新製品の特徴をまとめました。
WWDC23で発表された新製品や、今後のApple新製品が気になる方は参考にしてください。
WWDCの特徴
WWDC(Worldwide Developers Conference)とはAppleが年に1度開催するApple最大の発表イベントとなり、主に開発者向けのイベントとなります。
ポイント
WWDCは開発者向けのイベントなので、ソフトウェア(新機能・新技術)中心の発表となります。
過去のWWDC開催日(現地時間)は以下のとおりです。
参考
2016年:6月13日
2017年:6月6日
2018年:6月5日
2019年:6月3日
2020年:6月22日
2021年:6月7日
2022年:6月6日
発表される中心となるのはiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSなどの各種OSや、新しい機能に関する情報ですが新たなハードウェアが登場する年もありますが、今年は多くのハードウェアが登場しました。
WWDC23で発表された新製品
WWDC23では4つの新製品が発表されました。
ポイント
- 15インチMacBook Air
- Mac Studio
- Mac Pro
- Apple Vision Pro
発表された新製品の特徴やスペックを詳しく解説していきます。
15インチMacBook Air
大きいのに薄くて軽い15インチMacBook Airが2023年6月13日発売となりました。
1.2cmにも満たない薄さで、持ち運びに最適なモデルです。
特徴まとめ
- ディスプレイは15インチ
- M2チップ搭載
- Liquid Retinaディスプレイ搭載
- 最大24GBのメモリを搭載可能
- 最大2TBのストレージを搭載可能
- 1.51Kgと軽量設計
- MagSafe 3充電ポート/2つのThunderbolt搭載
- 最大1台の外部ディスプレイで最大4K60Hz
- Wi-Fi 6対応
- 最大18時間使えるバッテリー搭載
- 価格は198,800円~
- 発売は2023年6月13日
M2チップ搭載でM1搭載MacBook Airの1.4倍のパフォーマンスを実現します。
従来のMacBook Airも薄型軽量で十分なパワーがありますが、さらに圧倒的な性能を発揮します。
「軽い」ことが売りのMacBook Airは従来モデルで約1.2kgと、より軽いモデルの登場を期待する人も多い中、大画面化しても大きく変わらない新型モデルが登場しました。
15インチモデルで1.51kgと軽量薄型モデルとなりました。
Mac Studio
M2 MaxとM2 Ultraを搭載したMac Studioが2023年6月13日発売となりました。
10ストリームの8K ProResビデオを再生することができる性能を搭載しています。
特徴まとめ
- M2 Max/M2 Ultra搭載
- 最大192GBのメモリ搭載
- 最大8TBのストレージ搭載
- 最大8台のディスプレイを同時サポート
- Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3対応
- Thunderbolt4×4/USB-A×2/HDMI/3.5mmヘッドホン
- Thunderbolt4(最大40Gb/s)×2/SDXCカードスロット
- 価格は198,800円~
- 発売は2023年6月13日
コンパクトなボディにパワフルな性能かつ幅広いインターフェースを搭載した「Mac Studio」。
M2 Maxまたは新しいM2 Ultraを搭載し、従来のモデルからパフォーマンスが大幅に向上されました。
Mac Pro
高性能チップM2 Ultraを搭載する新型Mac Proが2023年6月13日に発売となりました。
M2 Ultraを搭載し、24コアのCPUと最大76コアのGPUを搭載しているため、Apple史上最もパワフルな性能を発揮し、あらゆる操作が快適になります。
最大22ストリームの8K ProResビデオを再生することができる性能を搭載しています。
特徴まとめ
- M2 Ultra搭載
- Mac Studioの2~3倍の性能
- 最大8TBのSSDストレージ搭載
- 最大192GBのメモリ搭載
- 最大8台のディスプレイを同時サポート
- Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3対応
- 価格は104万円~
- 発売は2023年6月13日
デザインは従来と大きく変わらず、インターフェースはThunderboltポート×8、USB-Aポート×3、HDMI×2、ギガビットEthernetポート×2、ヘッドフォンジャックを搭載しています。
Apple Vision Pro
Apple Vision Proは従来のディスプレイの枠を超えて広がる操作感や世界観を体感できるデバイスです。
Apple初となるヘッドセット「Apple Vision Pro」が2024年後半に発売予定です。
iPhoneやiPad、Macは平面ディスプレイにコンテンツやアプリを表示していましたが、Vision Proは空間ディスプレイとなり周囲に映像コンテンツが表示され、これまでにない体験を実現します。
特徴まとめ
- フロントパネルにディスプレイ搭載
- R1チップとM2チップ搭載
- 空間OS「visionOS」搭載
- 12個のカメラ、5つのセンサー搭載
- 超高解像度ディスプレイシステム搭載
- 3D写真撮影やビデオ撮影に対応
- 空間オーディオに対応
- Digital Crownで没入レベルを調整
- Optic IDでロック解除
- 最大で2時間のバッテリーに対応
- 価格は約49万円
- 発売時期は2024年後半
次世代のインターフェイスを採用していて、操作は目や手、声だけで可能になります。
まとめ
6月に開催される世界開発者会議(WWDC23)で発表された新製品をまとめました。
M2を搭載した新型15インチMacBook Airや、新しいM2 Ultraを搭載したMac Studio、M2 Ultraを搭載したパワフルなMac Pro、2024年に発売予定のApple Vision Proが発表されました。
Source:Apple