ドラム式洗濯乾燥機 レビュー

生活家電

縦型からドラム式洗濯機に買い替えて変わったこと6選【徹底レビュー】

洗濯から乾燥まですべて自動でおこなえるドラム式洗濯機の本当の便利さを知っていますか?

数十年間ずっと縦型洗濯機を使っていましたが、パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX127CR」に買い替えました。

ドラム式洗濯機を購入したことにより、時間的な余裕が生まれ普段の生活が大きく変わりました。

この記事では、実際に縦型洗濯機からドラム式洗濯機に買い替えて変わったことをまとめていきます。

ドラム式洗濯機のメリットと買って気づいたデメリットを徹底レビューしました。

今ドラム式洗濯機の購入を検討している方、値段が高いという理由で買うべきか悩んでいる方は参考にしてください。

ドラム式洗濯機を買って変わったこと

パナソニック ドラム式 部屋

現在では、縦型洗濯機を使っている家庭が7割以上(二層式が約2割)となり、ドラム式洗濯機を使っている家庭は全体の1割程度と言われています。

ドラム式洗濯機の最大のメリットは、乾燥機能を搭載していることですが、縦型洗濯機に比べて本体価格が非常に高くなっているのが現状です。

しかしながら、実際にドラム式洗濯機を購入してみて縦型洗濯機との価格差を埋めるほどのメリットを痛感しました。

縦型洗濯機からドラム式洗濯機に買い替えて変わったことを詳しく解説していきます。

乾燥機能搭載で時短になる

ドラム式 乾燥中

ドラム式洗濯機には乾燥機能を搭載していることが最大のメリットとなり、縦型洗濯機では脱水して終了していたのが、ドラム式洗濯機では乾燥までしてくれます。

縦型洗濯機の上位機種にも乾燥機能を搭載しているモデルがありますが、ドラム式洗濯機には敵いません。なぜならドラム式洗濯機は厚手のパーカーまで完璧に乾燥する性能を備えています。

ドラム式洗濯機は2時間ほどで洗濯から乾燥まで自動で完了してくれますが、縦型洗濯機の場合は干す工程があるため半日がかりでの作業でした。

縦型洗濯機を使っていたときの平均作業時間および行程の比較は以下のおとりです。

  ドラム式 縦型
洗濯(自動) 約120分
(洗濯+乾燥)
約45分
(洗濯のみ)
干す 0分 約15分
外干し 0分 約5時間
取り込む 0分 約3分
たたむ
しまう
約10分 約10分
合計 約2時間 約6時間

ドラム式洗濯機は、洗濯物を干す作業から解放されるので一回の洗濯で約15分ほどの時短ができました。

1週間に1回の洗濯ペースで、年間48回の洗濯をしたとして、年間合計で約12時間以上の時短効果が期待できます。

これを10年間続けた場合や、週により多くの洗濯をした場合にはとんでもない時短が実現できます。また、毎日洗濯物をする家庭ならさらにドラム式洗濯機の恩恵を受けることができます。

ポイント

  • 週1の洗濯で年間12時間以上の時短が実現できる
  • 毎日洗濯した場合には年間60時間の時短が実現できる
  • 洗濯物を干す時間を他のことに使えるようになる

「洗濯物が溜まってきたな・・・」「洗濯物干さなきゃ・・・」などと洗濯物のことを考える労力もなくなり、時間の余裕だけでなく心の余裕も出てきます。

洗濯物を干す必要がなくなる

洗濯もの干し

ドラム式洗濯機は、スタートを押せば洗濯物が乾燥まで完了した状態で出てくるので、洗濯時に面倒な干す作業や取り込む作業が必要ありません。

洗濯物を「干す」という作業が無くなっただけで、圧倒的に楽になりました。

洗濯物干しに使っていた時間をドラム式洗濯機が肩代わりしてくれることで、その時間を他のことに使えるようになります。自分の趣味により多くの時間を費やすことが出来たり、子供と遊ぶ時間も増えます。

ポイント

  • 洗濯バサミやハンガーに衣類を掛ける作業がない
  • 洗濯物を干す時間がゼロになる
  • 洗濯が完了したら畳んでそのまま収納できる

乾燥が完了したら、衣類はすぐ着られる状態、タオルはすぐ使える状態で出てくるのは非常に快適です。

雨の日や夜でも洗濯できる

ドラム式洗濯機 雨の日

ドラム式洗濯機は、洗濯物が乾燥した状態で完了するため天気や時間を全く気にしなくなりました。

夜の洗濯はもちろん、洗濯しようとしたタイミングで雨が降っていても、ドラム式洗濯機を使えば問題ありません。

縦型洗濯機の場合は、梅雨時期など雨の日に洗濯をした際には、室内に洗濯物を干すことで部屋干し臭の原因にもなっていました。

ポイント

  • 時間帯を気にせずいつでも洗濯が可能
  • 天気を気にせず洗濯が可能
  • 花粉症の時期に効果的

ドラム式洗濯機 夜

夜寝る前に洗濯をスタートさせれば、朝起きた時にはふんわりとした状態で洗濯物が出てきます。

パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX127CR」には、乾燥後の衣類放置によるシワを防止する機能「ふんわりキープ」が搭載されているため非常に便利です。

ホコリや花粉が洗濯物に付着しない

ドラム式洗濯機 花粉防止 洗濯物

外干しをすると、目に見えないホコリや花粉が洗濯物に付着することがあります。

ドラム式洗濯機は、家の中で洗濯・乾燥を完結させることができるため外に干した際の花粉やPM2.5、ホコリの付着を避けられます。

また、乾燥時に高温送風で洗濯物に付着している花粉やホコリを飛ばし、フィルターに吸着させて取り除きます。

花粉の他にもアレルギーやウイルス対策にも有効とされています。

ポイント

  • 洗濯物に付着している花粉などを温風で除去
  • 外に干さないため花粉やPM2.5などが付着せず健康面でも安心

実際に乾燥後に乾燥フィルターを見ると、ホコリなどが大量にとれています。

洗濯物に清潔感が実感できました。

衣類やタオルの仕上がりが良い

洗濯物の効果 ドラム式洗濯機

縦型洗濯機を使っていたときに比べて、ドラム式洗濯機は圧倒的に衣類やタオルがふんわりと仕上がっています。

縦型洗濯機で洗っていたタオルは肌触りがザラザラと固く感じ、ドラム式洗濯機で洗ったタオルは肌触りがふわふわになっていることに驚きました。

購入する前は、ドラム式洗濯機を使うと衣類が縮んでしまったり、おしゃれ着などのデリケートな衣類は傷むとよく聞いていて不安でしたが、実際には問題なく乾燥ができている印象です。

ポイント

衣類が縮まずしっかり乾いて、ふわふわした仕上がりになります。

ドラム式洗濯機が登場して20年以上が経過し、毎年性能が進化して発売されており「洗浄力が弱い問題」や「衣類の痛み問題」は改善されています。

水道代と電気代が安い

ワットチェッカー

縦型洗濯機はたっぷりと水をためて衣類をひたしながら攪拌させ、もみ洗いしているのに対しドラム式洗濯機はドラムを回転させながら衣類を持ち上げて底にたまる少量の水面に落下させ、たたき洗いしています。

ドラム式洗濯機は少ない量の水で洗濯することができ、節水や節電に優れています。

標準使用水量では、ドラム式洗濯機が約83Lに対し、縦型洗濯機が150Lと半分の水で洗えていて水の消費量が大幅に抑えられています。

また、消費電力量についてはドラム式洗濯機「NA-LX127CR」は960Whとなり、縦型洗濯機は約95Whとなります。

1回あたりの料金の目安は以下のとおりです。

  ドラム式 縦型
水道代 約15円 約35円
電気代 約20円 約3円
光熱費 約35円 約38円

ドラム式洗濯機は乾燥機能が付いている分、縦型洗濯機より電気代が増加しますが、水道代が大幅に抑えられている分、1回あたりの光熱費が縦型に比べてやや安くなっています。

電気代については、1回約20円となり縦型洗濯機よりも高くなりますが、乾燥だけコインランドリーを使用する場合には相場が100円で10分(14Kg程度)となっているため、ドラム式洗濯機はコストパフォーマンスに優れています。

ドラム式洗濯機のデメリット

縦型洗濯機とドラム式の比較

ドラム式洗濯機はメリットが多い一方でデメリットも多く存在します。

実際に縦型洗濯機からドラム式洗濯機に買い替えて気づいたデメリットを解説していきます。

乾燥フィルターのお手入れが面倒

ドラム式洗濯機 乾燥フィルター

縦型洗濯機の時は「糸くずフィルター」のみだったのに対して、ドラム式洗濯機には「乾燥フィルター」と「排水フィルター」があり、日常的にお手入れが必要となります。

「乾燥フィルター」は乾燥用の排気フィルターとなり、乾燥運転のたびに掃除が必要です。作業時間は1分もしませんが少し面倒に感じました。

「排水フィルター」は、排水時に出たゴミが溜まるフィルターとなり、公式ページでは週に1回の目安で掃除することが推奨されています。

ポイント

  • 乾燥フィルターは乾燥したら毎回掃除が必要
  • 排水フィルターは週1回目安で掃除が必要

パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX127CR」は比較的簡単に掃除ができるような仕様になっています。

また、お手入れ時期の通知機能(フィルターお手入れサイン)があるため便利です。

注意ポイント

乾燥後に乾燥フィルターに溜まったホコリを取り除かないと、乾燥時間が延長されたり洗濯物が乾燥されなくなります。

本体サイズが大きい

ドラム式洗濯機 本体サイズ測る

ドラム式洗濯機は、本体サイズが大きいため縦型洗濯機が置いてあった時と比べてやや圧迫感を感じました。

一般的には60cmの防水パンに収まるように設計されていますが、前面が防水パンからはみ出ました。

ドラム式洗濯機は扉が前開きのためスペースの確保が必要です。また、搬入時の通路やドア全開時の幅もチェックする必要があります。

ポイント

実際のサイズ感を家電量販店に見に行っていたものの、家に届いて設置すると非常に大きい印象でした。

価格が高い

ドラム式洗濯機 値段

縦型洗濯機の価格が5万円前後なのに対して、ドラム式洗濯機は18万円~35万円と非常に高い価格設定となっています。

主に、洗濯機能だけでなく乾燥機能が搭載されていることが大きな要因となります。

ドラム式洗濯機の本体価格が非常に高く、気軽に買い替えることができないため、縦型洗濯機が多数派になっている背景があります。

ポイント

  • 本体価格が縦型洗濯機と比べて3倍高い
  • 価格は高くても効果が上回る
  • 日々使っていくものなので価値が還元される

価格は高いですが、購入が早ければ早いほど快適な時間が増えるといったメリットがあります。

まとめ

ドラム式洗濯機は、時短家電と呼ばれている「ドラム式洗濯機」、「ロボット掃除機」、「食洗器」の中で最も時短効果を発揮します。

購入する前は、「高いし、外干しすればいいかな」と思っていましたが実際に使ってみて考えが大きく変わりました。

「うちには必要ない」「外に干せばいい」「衣類が痛む」は知らないから言えることだと改めて感じました。

実際に使ってみて初めて便利さを感じ、その恩恵を受けることができました。

また、購入は早ければ早いほどお得だと感じました。時間に余裕ができることにより、他にできることが増えて生活が変わります。

便利さを一度知ってしまうと、もう縦型に戻すことはできません。デメリットもありますが次回もドラム式洗濯機を購入します。

初期投資は痛みを伴いますが、一人暮らしでも大家族でもドラム式洗濯機は日常生活の強い味方になります。

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