スマホの充電時や節電、消し忘れ防止に最適な「タイマー付きコンセント」。
家電やガジェットなどの電源を自動でオフにしたい時におすすめです。使い方によっては付加価値の高いアイテムとなります。
最近では、スマホからの遠隔操作ができるSwitchBotプラグ(スマートプラグ)などがありますが、実際に動作したかが判断できません。
また、ヘアアイロンやコテなど(消費電力の高い家電)の消し忘れ防止にSwitchBotプラグを使うのはおすすめしません。通信障害や何らかの影響で動作しない可能性もあるため、IoTを過信しないことが大切です。
この記事では、シンプル且つ確実にタイマーを動作させる便利なアイテム「ボタン式のデジタルタイマーコンセント」をレビューしていきます。
タイマー付きコンセントが気になる方、購入を検討している方は参考にしてください。
目次
ボタン式デジタルタイマーコンセントのレビュー
ボタン式のデジタルタイマーコンセントはその名の通り、通電中のものを設定した時間にオフにすることのできる便利なコンセントです。
ポイント
使い方次第では様々なシーンで活躍します。
電源が入っていないものをオンにすることはできません。入りタイマー機能を使いたい方はスマートリモコンやスマートプラグがおすすめです。
コンセントにタイマーを設定できるので、スマホの過充電防止や防犯対策、節電対策など便利な使い方ができます。
タイマー付きコンセントの特徴や、実際に使ってみた感想をさらに詳しく解説していきます。
シンプルなデザイン
ボタン式のデジタルタイマーコンセントは、プラグをコンセントに挿してボタンを押すだけのシンプル設計です。
本体は白を基調としたシンプルなデザインとなっています。
使用する電気機器の電源プラグを本体側面のコンセントに差し込み、設定したい時間のボタンを押すだけで簡単です。
サイズ感
本体サイズ:幅74 × 高さ36 × 奥行き46mm
重量:約75g
本体カラーがホワイトのため、壁に取り付けられた一般的なコンセントであれば違和感のないデザインです。
動作時は緑色のLEDが点灯するので、現在のステータスを把握しやすい仕様となっています。
ただし、残り時間は表示されないため、あとどのくらいでタイマーが切れるのかを気にする方なら、アナログ式のタイマーコンセントがおすすめです。
3つの機能を搭載
常時電源機能、自動オフタイマー機能、繰り返し稼働機能の3つの便利な機能が搭載されています。
ポイント
ボタンひとつの簡単操作で、回転式のタイマーより使い勝手が良いです。
何もボタンを押していない状態では、接続したコンセントは通電しません。どれかボタンを押すことで接続したコンセントに通電します。
操作方法
常時電源:「入/切」ボタンを押すことで常時電源が入ります。
自動オフタイマー:15分、30分、1時間、2時間、4時間、6時間から自動で電源を切る時間を設定します。
繰り返し稼働:「繰り返し」ボタンを押すと毎日決まった時間に電源が入ります。
1時間のオフタイマー設定中に30分のボタンを押した場合、押した瞬間から30分後に電源がオフになります。
デジタル式で動作音はなし
動作音はデジタル式なので、無音です。また、本体が熱を持つようなこともありませんでした。
ボタンを押すときにリレー回路の動作音が「カチッ」と聞こえる程度です。
ポイント
動作中の音は常に無音です。一般的な電源タップと同じです。
アナログ式のタイマーコンセントでは、「カタカタ」と気になる音がします。
最近では静音仕様のアナログ式のタイマーコンセントがありますが、使い勝手の観点からもデジタル式のタイマーコンセントをおすすめします。
1500Wまでの家電に対応
一般的な電源タップ(延長コード)と同じく1500Wまでとなります。
ドライヤーやヘアアイロン、電気カーペット、テレビやスピーカーなどでは使用できますが、エアコンなどの大型な電化製品には使用できません。
ポイント
一般的な電源タップ(延長コード)で使用できる電化製品を使用できます。
気を付けるポイントも基本的に、一般的な電源タップと同じです。
定格電力をオーバーして使用することは非常に危険なため、注意が必要です。
また、タイマーのボタンを押す前には、接続した機器の電源がオフの状態にしないと故障の原因などに繋がります。
コードレス掃除機などの過充電防止や、スマホのバッテリーの満充電を避けるために使用するには最適なコンセントです。
電源タップには不向き
壁に取り付けられた一般的なコンセントや縦型の電源タップには対応しますが、横並びの電源タップでは3口分を消費してしまいます。
ポイント
電源タップで使用するには不向きなモデルです。
また、本体へのコンセント差込口が左側面にあるため、設置する環境も考慮した上で購入する必要があります。
待機電力が0.3Wある
タイマー付きコンセント単体でどれほど電力を消費しているのかワットチェッカーで調べたところ、0~0.3Wの待機電力がありました。
電源が入っていない状態で1~2秒おきに0.3W消費しています。
ポイント
1年コンセントに常時接続していた場合は、年間約58円ほどの電気代が掛かります。
ヘアアイロンやコテ(約150W~240W)などを消し忘れた場合に比べれば節電にはなりますが、待機電力があるのはややデメリットに感じます。
参考
0.3Wを24時間×365日使用した電気代は1kWh単価22円計算で年間約58円です。(合計電力量は2.62kWh)
タイマー付きコンセントがおすすめな人
タイマー付きコンセントは、スマホのなどの過充電防止やヘアアイロンなどの消し忘れ防止に最適です。
電源を入れっぱなしはどうも気になる方、ワンタッチで一定時間電源オフにするタイマーコンセントが欲しい方にベストなアイテムです。
使える時間帯を制限することで節電効果や火事の防止などに繋がります。
こんな方におすすめ
- 電化製品を自動で電源オフにしたい!
- 電気ストーブやカーペット、ヘアアイロンの切り忘れを防止したい!
- スマホをフル充電したくない!(過充電防止)
- ワンタッチ操作のモデルが欲しい!
まとめ
ボタン式のデジタルタイマーコンセントをレビューしました。シンプル且つ確実にタイマーを動作させる便利なアイテムです。
ポイント
スマホの充電やヘアアイロンなどの消し忘れ防止や、スマホから遠隔操作ができるSwitchBotプラグ等のIoT機器を使いづらい電化製品に最適です。
使うときはワンタッチ。電源が切れたらまたワンタッチで簡単です。
アレクサを搭載したEcho Show 5などでも家電のオフはできますが、例えば外出先からヘアアイロンのコンセントの消し忘れを思い出したとして、スマホから遠隔操作をしても確実に電源が消えるとは限りません。
そのようなIoT機器を使いづらい電化製品は、ボタン式のデジタルタイマーコンセントがおすすめです。