テレビ番組などの録画や、データの保存、バックアップなどをしたい方で外付けHDDの購入を考えている方は必見です。
様々な製品があってどれを購入すべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外付けHDDについての基礎知識や選び方、注意ポイント、ITエンジニアがおすすめする外付けHDDを徹底解説していきます。
目次
外付けHDDとは
外付けHDD(ハードディスクドライブ)とはパソコンやテレビの内蔵型ではなく外側に設置するHDDで、データを保存するための機器です。
ポイント
USBケーブルを接続して使用するHDDで、パソコンなどの本体HDD容量が足りない時に、容量を増やせるメリットがあります。
データのバックアップには便利なアイテムです。
外付けHDDの使用用途は様々あります。
- 写真や動画、データファイルやパソコンシステムのバックアップ用
- テレビ番組録画用
- パソコンやレコーダーの容量が足りなくなった際の増設用
などなど。様々なシーンで活用できます。
容量は、1TB以上のモデルが主流です。最近では14TBの外付けHDDも登場しました。
高画質動画やデータを大量に保存しておけます。
注意ポイント
一般的にHDDの寿命は4~5年です。
突然認識しなくなるのでパソコンのバックアップは必要です。
外付けHDDの選び方
様々なメーカーの外付けHDDがありますが、機能性や容量を明確にすることが大切です。
選び方のポイントは以下のとおりです。
ポイント
- 据え置きタイプかポータブルタイプか
- 接続する機器
- 外付けHDDの容量
- 外付けHDDの接続端子
- 外付けHDDの回転数
外付けHDDを選ぶ際に重視すべきポイントをさらに詳しく解説していきます。
据え置きタイプとポータブルタイプ【比較】
据え置きタイプ
据え置きタイプは、パソコンの横やテレビの横などと決まった場所に設置して使います。
コンセントから電源を取り使用します。
メリット
- スピード(読み書き速度)や耐久性に優れている
- 大容量モデルが多い
- テレビ番組の高画質録画に向いている
- パソコンのデータのバックアップに最適
デメリットとしては、本体サイズが大きく、コンセントが無いと使用できないという点です。
持ち運びしないなら据え置きタイプがおすすめです。
ポータブルタイプ
大量のデータを持ち運ぶときに便利なタイプです。
省電力で、コンセントに繋がずにUSBからの電源供給で使用できます。
メリット
- コンパクトで軽量なので持ち運びに便利
- コンセントが不要で接続するだけですぐ使える
- 使い勝手が良い
デメリットとしては、コンセントに繋げない分、機器によっては電力不足などの不安定状態になる可能性があります。また、据え置きタイプより価格が高い点です。
※タブレットPC(Surface Pro 3)のUSB電源供給だと使用できませんでした。ノートPCなどでの利用をおすすめします。
頻繁に持ち運びをするなら最適です。
接続する機器
外付けHDDを何に使うかが重要となってきます。
外付けHDDの使用用途
- テレビ番組録画
- パソコンのデータ保存
- PS5などのゲーム機
上記のような使用用途があります。
テレビ番組の録画、パソコン内蔵のHDDに空きがない場合やバックアップを取っておきたい場合には据え置きタイプの外付けHDDがおすすめです。
読み込み速度が早く、コンセントから安定した電力供給を得られるからです。
自宅のパソコンと外出時や外出先のパソコンで同じデータを使いたい場合は、簡単に持ち運べるポータブルタイプが最適です。
軽量、小型で持ち運びしやすいです。
注意ポイント
最近では、据え置きタイプの外付けHDDであればテレビ番組録画やパソコンのデータ保存のどちらも対応しています。
しかし、一部メーカーによっては対応していない場合もあるので外付けHDDの「動作確認一覧」を確認しておくと良いです。
外付けHDDの容量
容量が大きければ大きいほど価格は高くなりますが、最近ではHDDの低価格化が進み大容量モデルでも購入しやすいです。
使用用途に合った容量を選ぶことが大切です。
テレビ番組録画の場合
1TB~2TBをおすすめします。
DRモード(放送された映像と音声をそのまま記録)で1TBなら約122時間。2TBなら約249時間
また、30分アニメなら4.2GB。2時間ドラマや映画は12.3GB容量を使用します。
4K画質での録画だと1TBで約45時間録画可能です。
番組を撮りためるなら3TB、4TBがおすすめです。
パソコンなどのデータ保存の場合
2TB~4TBをおすすめします。
写真や音楽ファイルの他に動画ファイルを多く保存するなら最低でも2TB以上はあったほうが良いです。
外付けHDDの接続端子
USB規格によってデータ転送速度が異なるのでチェックが必要です。
ポイント
USB2.0:480Mbps
USB3.0:5Gbps
参考
bpsとは、1秒あたりにどのくらいのデータを送れるかを表します。
高速でデータを転送できる「USB3.0」に対応している外付けHDDを選ぶことをおすすめします。
また、Thunderboltで接続する外付けHDDは、理論上USB3.0モデルよりも高速な40Gbpsのデータ転送が可能です。
外付けHDDの回転数
HDD(ハードディスク)の回転数は1分間に5,400回転(5,400rpm)のHDDと1分間に7,200回転(7,200rpm)のHDDの2種類あります。
5,400rpm
大容量でも価格が安く消費電力が少ない分、処理速度が遅い。
回転数が少ないので消費電力や発熱量、静音性は良いです。
7,200rpm
処理速度が速く、データアクセス、データ転送速度が速い分、消費電力が大きく価格も高い。
5,400rpmの方が処理速度は遅いですが消費電力も少なく安定した動作が期待できます。
しかし、OS用HDDの場合は7,200rpmでないと起動が遅くなりシステムに影響が出る可能性があるので必ず7,200rpmです。
おすすめの外付けHDD 3選【レビュー】
選ぶポイントを重視し、数ある外付けHDDを厳選しています。
様々な外付けHDDを使用してきて、最も安定した読み書き速度、耐久性の高い外付けHDDを3つほど紹介します。
BUFFALO 外付けHDD
【Amazonで見る】BUFFALO 外付けハードディスク 4TB
ポイント
容量:4TB
対応機種:Windows/Mac パソコン、テレビ、PS4
接続規格:USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0
回転数:5400rpm
BUFFALO(バッファロー)は安心のメーカーです。
高速転送や4Kに対応しています。起動も高速です。
テレビ番組の録画にも適していておすすめです。
I-O DATA 外付けポータブルHDD
【Amazonで見る】I-O DATA HDD ポータブルハードディスク 2TB
ポイント
容量:2TB
対応機種:Windows/Mac パソコン、テレビ、PS4
接続規格:USBケーブルType-C-Micro-B、USBケーブルA-Micro-B
回転数:5400rpm
I-O DATAも信頼性が高いメーカーです。
「Type-C」対応のポータブルハードディスクです。
USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0でも接続可能です。
コンパクトで、重さも170gなので持ち運びに最適となります。
WD 外付けHDD
ポイント
容量:4TB
対応機種:Windows/Mac パソコン、テレビ、PS4
接続規格:USB3.0/2.0
回転数:5400rpm
WD(Western Digital)はHDDの老舗でありトップメーカーです。
WDの品質は高く耐久性に優れています。
静音性がしっかりしていて本体も熱くなることはないです。
データの保存やテレビ番組録画におすすめです。
まとめ
外付けHDDの選び方として重要なことは、まず自分自身がどのように使いたいのかを明確にすることです。
そして容量、タイプを選択していくことが大切です。
HDDには寿命がありますが、突然認識できずデータ復旧すらできなくなる場合もあります。
1台でもいいので外付けHDDを購入しバックアップしておくことをおすすめします。