SHARPの加湿空気清浄機をプラズマクラスター7000からプラズマクラスターNEXT搭載モデルに買い替えました。
最上位グレードの「KI-PXシリーズ」は、しっかり空気清浄の効果を実感したい方や長く使っていきたい方には最適なモデルです。
花粉やホコリ、ニオイ、乾燥、ウイルスをしっかり防いで常に快適な部屋を構築してくれる印象です。
今まで使っていたモデルを超える機能性と使い勝手だったので徹底レビューしていきます。
この記事では、シャープ加湿空気清浄機のプラズマクラスターNEXTを搭載した最上位グレードの「KI-PXシリーズ」を実際に使ってみて分かったメリット・デメリットをまとめました。
シャープの加湿空気清浄機の購入を検討している方、どの加湿空気清浄機にすべきか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
加湿空気清浄機「KI-PX70」レビュー
加湿空気清浄機「KI-PXシリーズ」は、プラズマクラスターNEXTを搭載したハイグレードモデルです。
プラズマクラスターNEXTは1cm³あたり50,000個以上の高濃度のイオンで、高い空気清浄能力と空気清浄効果を誇り、24時間365日大活躍します。
スペックは以下の通りです。
公式価格 | 59,800円 |
空気清浄目安 | 31畳 |
プラズマクラスター 適用床面積目安 |
16畳 |
加湿方式 | 気化式 |
加湿能力 | 最大750mL/h |
タンク容量 | 約3.2L |
運転音 | 20dB~51dB |
消費電力 | 6W~69W |
搭載モード | 飛沫粒子 自動 花粉 静音/中/強 おまかせ 効果実感 おやすみ |
搭載センサー | ニオイセンサー ホコリセンサー 温度センサー 湿度センサー 照度センサー |
スマホ連携 | ○ |
チャイルドロック | ○ |
タイマー | ー |
電気代(自動) | 0.1~0.8円/1h |
コードの長さ | 1.8m |
高さ×奥行×幅 | 65cm×26cm×39cm |
重量 | 約12Kg |
機能性や安全性に優れていて長く使っていきたい方にはおすすめのモデルです。
加湿空気清浄機「KI-PX70」を実際に使ってみて分かった特徴を細かく解説します。
使い勝手の良いデザイン
白を基調としたデザインで部屋に馴染み、圧迫感なく設置することができます。
本体上部には操作パネルが並び、風量やモードの切り替えをスムーズに行えます。また、ストッパー付きキャスター搭載で移動が便利です。
プラズマクラスターNEXTのロゴが中央にあり、シャープの空気清浄機を知っている人なら一目でハイグレードモデルと分かります。
ポイント
デザイン性と使い勝手に優れています。
温度や湿度、PM2.5濃度をデジタル表示
本体正面にモニターが搭載されていて、空気の汚れ度を色で表示してくれるインジケーターや温度や湿度、PM2.5濃度、電気代などを表示してくれます。
ハイグレードモデルは、数値で部屋の状況が見える化されてデジタル表示されないスタンダードモデルと異なり便利です。
また、ネットワーク接続が正常なマークや加湿中のマークなどが表示されます。
青や黄色、赤など色で空気の汚れ具合を見える化してくれます。
ハイグレードモデルにのみ、微小粒子モニター、ハウスダストモニター、ニオイモニターが搭載されているので、何が原因で空気が汚れているのかが具体的に把握できます。
ポイント
空気の汚れ度、温度、湿度、PM2.5濃度など部屋の空気の状況が一目で把握できます。
部屋の湿度が60%に保たれ快適
シャープの加湿空気清浄機は、室内の湿度に応じて最適な加湿量のコントロールを行います。
湿度が60%を超過すると自動で風量を弱くしたり停止して、過剰な加湿を防止してくれるため結露が発生しないので夜に稼働していても問題ありません。
主流な加湿方式である「気化式」を採用しており、一台で加湿器と空気清浄機の2つの役割を果たしてくれます。
ポイント
部屋の湿度が60%に保たれるため、カビや結露、乾燥で悩むことがなくなり快適な部屋を常に維持することができます。
部屋が加湿されていると、飛散している花粉を床に落とすことができ花粉症対策にも繋がります。
花粉の時期に室内でもつらい症状に悩まされている人は、加湿空気清浄機を活用するのがおすすめです。
ポイント
空気中の花粉を吸い取りながら、加湿の湿気によって花粉の飛散を抑制することが可能です。
空気清浄の効果を実感できる
ハイグレードモデルなだけあって、部屋が澄んだ空気となり爽やかな印象で効果はしっかり実感することができました。
高性能なフィルターを搭載しているため花粉などのアレルギー物質やホコリ、ニオイ、静電気やウイルスを除去する効果があります。
ポイント
部屋のホコリの量が減り、生乾き臭や生活臭、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質をまとめて吸い込んでくれます。
また、プラズマクラスターNEXT搭載のため、圧倒的なイオンの効果も期待できます。イオンが空気中の有害物質と結合することで高い除菌効果が得られます。
急な来客があっても安心で、常に快適に暮らすことができます。
実感する効果
- 机などの上にホコリが積もる量を抑えられる
- 布団のある部屋ではかなりホコリを除去してくれる
- パソコンの内部に溜まるホコリの量が抑えられる
- 掃除が楽になる
運転音が静かで夜も安心
加湿空気清浄機は24時間365日、常に運転し続けることが効果的です。
部屋にいないのに運転し続けることは抵抗があると思いますが、限定的な使い方よりも常に運転しておく方が効果が高いと言われています。
運転音が静かなので就寝時も快適で、音はまったく気になりませんでした。
ポイント
静音性に優れているため、夜も安心して活用できます。
スマホ連携対応で便利
SHARP COCOROアプリと連携すると、外出先からスマホで操作や室内状況を確認できます。
家に帰宅する前に、電源をスマホでオンにしたり設定などの変更もでき、帰宅後に快適な空間を構築することができるのは非常に便利です。
スタンダードモデルはWi-Fiに対応していないため、ハイグレードモデルの嬉しいポイントと言えます。
また、フィルターなどの消耗品の状況も確認できるためフィルターの交換、プラズマクラスターユニットの交換時期が把握できます。
本体にも「お手入れマーク」が表示されますが、詳細を確認できるのはハイグレードモデルのみとなり使い勝手が良いです。
さらには、空気の洗浄具合や部屋の湿度や温度を記録してくれます。
ポイント
Wi-Fiに対応しているため、外出先からの遠隔操作や部屋の状況の確認および記録、通知、お手入れ時期の詳細の確認も行えます。
お手入れがラク
加湿空気清浄機は、フィルターが多く掃除をする箇所は多いですが、頻繁に行うことがないため比較的お手入れが楽に感じます。
ポイント
フィルター類の清掃頻度は大体1~2ヶ月ほどでメンテナンスも簡単です。
加湿機能を使わない場合は、加湿タンクやトレー、イオンカートリッジの交換や清掃は不要になります。
お手入れが必要な部品およびお手入れ目安は下記のとおりです。
お手入れ部品 | 清掃時期 |
使い捨て プレフィルター |
ー |
プレフィルター | 1~2ヶ月 |
脱臭フィルター | 1~2ヶ月 |
HEPAフィルター | 1~2ヶ月 |
イオンユニット | 6ヶ月 |
加湿タンク | 給水のたび |
加湿フィルター トレー |
1ヶ月 |
Ag⁺イオン カートリッジ |
ー |
24時間つけっぱなしでも電気代が安い
気になる電気代もスマホでチェックすることができます。
自動モードで運転時の電気代は1時間あたり約0.19円~3円になります。
これらは部屋の状況にもよりますが、24時間連続稼働していても1ヵ月あたりの電気代は約150円~最大1,000円ほどになります。
ポイント
高い空気浄化だけでなく、高い省エネ性能を実現したモデルです。
空気の汚れやニオイが発生するとその分風量が増加し、部屋が乾燥していると加湿能力が増加し、電気代が増加します。
「24時間365日稼働することをおすすめします。」と説明書に書いてありますが、最近では長時間の外出時は停止し帰宅する前にスマホから遠隔操作で起動しています。それでも毎日12時間以上は稼働していますが月50円ほどでした。
性能と価格のバランスが良い
シャープ最高峰の空気浄化技術であるプラズマクラスターNEXT(50000)のため、性能が高く使い勝手も良好です。
ハイグレードモデル(プラズマクラスター50000)は、スタンダードモデル(プラズマクラスター7000)と比べて消臭スピードが約3倍、除電スピードが約9倍となっています。
上位機種にしかない「スマホ連携」に対応しスマホで遠隔操作ができ、さらに「飛沫粒子モード」や「おまかせモード」を搭載しており、気流を自動で切り替えたり効率的に空気を浄化してくれます。
型落ちモデルでも性能が高く、コスパが高い印象です。
ポイント
プラズマクラスターNEXT搭載なので、最新モデルと引けを取らない性能と価格のバランスが良いモデルです。
気になるところ
メリットも多数あるなかで、デメリットもいくつかあります。
致命的なデメリットはない印象ですが、購入する前に知っておくべきデメリットをまとめました。
デメリット
- 本体サイズが大きい
- 消耗品が多い
- 通信エラーが発生する場合がある
実際に長期的に使用してみてデメリットと感じるところを紹介していきます。
本体サイズが大きい
本体サイズは、奥行き26.5cm幅39cm高さ65cmとなり、スリムモデルと比べると幅や奥行きがあり大きい印象です。
ある程度広いリビングなどでないと、幅を取るのでスペースの確保が必要になりますが、性能からすれば妥当なサイズ感と言えます。
ポイント
設置場所が6畳ほどならスリムモデルがおすすめですが、10畳以上ならハイグレードモデルをおすすめします。
消耗品が多い
シャープの加湿空気清浄機は、基本的に消耗品の交換購入が必要になります。
フィルター以外にもイオンユニットや加湿を行うなら加湿トレー、イオンカートリッジなどがあります。
消耗品と交換時期は下記のとおりです。
消耗品 | 交換時期 |
使い捨て プレフィルター |
1~2ヶ月 |
プレフィルター | 交換不要 |
脱臭フィルター | 約10年 |
HEPAフィルター | 約10年 |
イオンユニット | 約2年2ヶ月 (約19,000時間) |
加湿タンク | 交換不要 |
加湿フィルター トレー |
5~10年 |
Ag⁺イオン カートリッジ |
約10年 |
加湿タンク、加湿フィルター・トレー、イオンカートリッジについては、加湿機能を使用した場合のみ交換が必要となります。
通信エラーが発生する場合がある
加湿空気清浄機本体は、無線LANを使って送受信を行いますが、遠隔操作ができるSHARP COCOROアプリに情報を送受信する際にメーカーのサーバーを介して通信を行っています。
そのサーバーがシステムメンテナンスやサーバーダウンなどの予期せぬ事象が発生した際には、通信エラーとなり通信ランプが点滅(詳細でbEと表示)することがあります。
ポイント
アプリ管理サーバーに障害が発生した場合は、通信エラーとなりスマホからの遠隔操作が一時的にできなくなることがあります。
通信障害の場合には、SHARP COCOROアプリの「お知らせ一覧」に内容が周知されます。
基本的には復旧待ちとなり、通信障害が発生している間はスマホからの操作ができなくなります。
外出先から操作したいときは不便に感じますが、家にいてボタンで操作する分には何の問題もなく操作できます。
まとめ
プラズマクラスターNEXTを搭載した最上位グレードの「加湿空気清浄機 KI-PX70」は、型落ちモデルでありながら圧倒的な性能を誇りリーズナブルな価格でコスパが高いモデルな印象です。
部屋のこもったニオイ、ホコリや花粉などをしっかり抑制してくれます。スリムモデルよりもパワーがあり、しっかり効果を実感できるレベルとなります。
こんな方におすすめ
- 設置する部屋が8畳以上
- 加湿機能が欲しい
- 花粉対策に強みを発揮するモデルが欲しい
- 外出先からスマホで操作したい
- 予算が3万~5万円
Amazonのタイムセールなどで登場した時を狙うと、お得に買うことができます。
購入が早ければ早いほど、快適な時間が増えるといったメリットがあります。価値が還元されて元が取れる家電は生活満足度が格段に上がります。