Apple Vision Proの次世代体験「空間再現写真」何が凄い？【徹底解説】

Appleの次世代デバイスであるVision Proは、仮想現実（VR）と拡張現実（AR）を融合させたヘッドセットです。

Vision ProはApple初となる3Dカメラを搭載しています。

12個のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクとR1チップによって、新たな体験を与えてくれるデバイスです。

Vision Proが気になる方、購入を検討している方は参考にしてください。

Vision Proの次世代空間撮影機能

Vision Proは、Appleで初の3Dカメラを搭載しiPhoneやiPadなどにはない新機能を搭載しました。

3Dカメラとは、縦横の情報だけでなく奥行きも撮影できるカメラです。

3Dの空間写真やビデオを撮影でき、ヘッドセットで再生することができます。

デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合する、空間コンピューティングならではの機能です。

3D空間写真と空間ビデオを撮影

Vision Proに搭載された複数のカメラと空間オーディオ技術を活用することで、実世界を3D映像として動画と音声で記録することができます。

AirPods Proなどにも搭載されている空間オーディオ機能は、180度の高解像度録画を提供するとしています。

この新機能は、これまでにない写真や動画の残し方になると言われています。

もちろん、3D映画も視聴可能となり、通常の2次元の映像とは異なる没入感を体験できます。

臨場感のある3D映像を再生できる

Vision Proは、手軽に3D映像を撮影できるだけでなく、細部まで鮮明に表示でき臨場感のある映像を再生できます。

iPhoneで撮影した写真や動画もヘッドセットで表示することが可能ですが、ヘッドセットで撮影した空間写真と空間ビデオは信じられないほどの奥行きを実現するとしています。

写真やビデオを実物大のスケールと鮮やかな色、圧倒的なディティールで再現できます。

iPhoneのパノラマ写真は、自分の目で見るより広い範囲の写真が撮れることが特徴で、主に雄大な景色を写真に収める場合に最適ですが、AppleによればiPhoneで撮影したパノラマ写真はVision Proで再生すると高い没入感が得られます。

Vision Proは外部カメラ搭載

Vision Proには、空間認識のセンサーや様々なカメラが搭載されていますが、写真やビデオを録画するための外部カメラも搭載しています。

ヘッドセットの上部には、空間写真やビデオを撮影できるボタンが搭載されていて、録画中はヘッドセットの外部ディスプレイがアニメーションとともに点滅するため撮影していることを周囲の人に知らせます。

そのため、Vision Proを使って盗撮などができない仕様となっています。

Googleのスマートグラスである「Google Glass」では、録画している際には動作中であるか分からない仕様でした。

現時点では動作中の詳しい状況は不明ですがVision Proは、ダイナミックアイランドのような多彩なアニメーションや通知を表示する可能性があります。

超高解像度ディスプレイでよりリアルな映像体験

Vision Proは、2つのマイクロLEDディスプレイを搭載していて、4Kテレビよりも多くの画素数がそれぞれの目に用意されています。

広色域とハイダイナミックレンジを備えた切手サイズの2つのディスプレイに、2300万ものピクセルを搭載しています。

片目あたり解像度が4K（3840×2160）を超える高精細な有機ELパネルを2つ搭載しています。

まとめ

Vision Proの次世代機能である3Dカメラを使った、空間再現写真や空間再現ビデオの特徴について解説しました。

圧倒的な解像度と撮影技術でこれまでにない写真や動画撮影を実現します。

iPhoneで撮影した写真やビデオを見返すのと、Vision Proで見返すのとでは過去のシーンの思い出し方が異なってくるでしょう。

Vision Proは、2024年初頭にアメリカのApple公式サイトおよびApple Storeで販売開始予定で、2024年末までに日本でも発売される予定です。

Vision Proは多くの人にとって、最高のカメラになります。

Source： Apple