ここ数年で動画というのはどんどん需要が増えてきています。スマホやタブレット、Amazonプライムビデオなどの動画コンテンツの普及により動画を見る人がさらに増加している傾向にあります。
YouTubeやインスタグラム、Tiktokなどの配信の需要が増えてきたことで、動画編集をすることができるソフトが多く登場しています。
映像技術を向上させるために必須なのが「動画編集ソフト」です。
この記事では、動画編集に必要なすべての機能が揃っていて使いやすい動画編集ソフトを厳選して3つご紹介します。
この記事での「動画編集」とはクリエイター向けの本格的な動画編集をいいます。
最近では、動画へのテキスト挿入、トリミングなどの簡単な編集であればスマホの無料アプリで可能ですがクオリティの差は歴然です。
目次
【無料】AviUtl
無料ソフトで動画編集するなら「AviUtl」一択です。
高機能でかなり使いやすい動画編集ソフトといえます。ただし初心者には高難易度な設定方法が多数あります。
対応環境 / スペック
対応環境
Windows95~11対応(Mac、Linux、Unixには基本非対応)
CPU:Corei5以上(Corei7推奨)
メモリ:8GB以上(16GB~推奨)
動画編集はCorei7のCPUを搭載していると、非常に快適な動画制作ができます。
動画の書き出しにはCPUを使用するのでCorei5だと高度な動画編集をすると動作困難になる可能性があります。
4K動画制作にはメモリは32GB必要となります。(16GBは厳しかったです...)
動画の書き出しの際はCorei7 (CPU負荷90%)で5分の動画を15~25分(拡張 x264 出力GUI)で書き出します。
※動画を編集した後、出力することを「エンコード」と呼びます。
AviUtlでできること
無料ソフトとは思えないほど多彩な機能がそろっています。
基本何でもできるイメージでOKです。
ただし、画面はシンプルですが操作はかなり難しいです。(すべてを調べながら慣れていくスタイルです)
AviUtlでできること
- 動画にテキスト、画像、動画、図形、音声などを合成
- 動画にモザイク、ぼかし、色調調整、シーンチェンジなどのフィルタ
- 動画の解像度、フレームレートの変更
- 動画のトリミング、リサイズ、音声の入れ替え、位置調節
- 動画と動画の連結
- プラグイン追加で機能を追加
- 様々なファイルを読み込める(MP4,MP3,WAVなど)
プラグインが豊富にあり、拡張性が非常に高いです。
デメリットとしては操作性の面で初心者だとかなりハードルが高いです。
編集設定や書き出し、動画の画質などでも細かな設定を行うので慣れるまでに時間が掛かります。
AviUtl
【有料】Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)は最高峰の動画編集ソフトです。
Adobe Premiere Proの価格について
ソフトは買い切りではなく月額制となります。
価格は以下のとおりです。
Adobe Premiere Pro - 単体プラン
毎月2,480円 (税別)
年間プランであれば26,160円/年(税別)です。
ソフトを買ったら永遠と使えるわけではなく、更新する必要があります。
対応環境 / スペック
Premiere Proは編集するパソコンのスペックも高くないと動作が困難となりますので、パソコンのスペックには注意が必要です。
対応環境
CPU:Intel 第6世代以降のCPU(または同等のAMD CPU)
OS:Windows10(64bit)またはmacOS v10.13 以降
メモリ:8GB以上(4Kは32GB)
動画編集では基本Corei7のCPUを搭載することをおすすめします。
4K動画の制作に関してはメモリは32GBが推奨されています。
Premiere Proでできること
Premiere Proは動画編集に特化しています。世界中のプロもこのソフトを使うことで有名です。
使い方は複雑ですが、高度で細かな動画編集をすることができます。
Premiere Proでできること
- 動画にテキスト、画像、動画、図形、音声などを合成
- 動画に様々なエフェクト追加
- 動画間の切り替え(トランジョン)
- 動画のトリミング、リサイズ、音声の入れ替え、動画速度調整
- テロップ作成
- VR動画の編集
- 様々なファイルを読み込める(MP4,MP3,WAVなど)
また、YouTube用への動画の書き出し、DVDへの書き出しも可能です。
よくYouTubeの動画でシーンを自然に繋ぐ編集がされていますが、Premiere Proなら動画間のトランジョン(動画の移り変わり)を綺麗に表現し編集できます。
様々な機能が豊富で、動画制作をする際に凄まじいパワーを発揮するソフトです。
しかしながら、アニメーションの作成などの動画加工はできません。あくまで動画編集です。
Premiere Proは映画やTV番組、CMなどたくさんのクリエイターが愛用するソフトウェアです。
Adobe Premiere Pro
【有料】GOM Mix Pro【無料版あり】
GOM Mix Proは初心者からプロまで安定して使える動画編集ソフトです。
ポイント
難しい設定はなく簡単に作れて、機能が豊富で自分がやりたいことができる動画編集ソフト
機能は豊富で様々な設定があるのに、非常に簡単に使えるというところが最大のメリットです。
GOM Mix Proの価格について【安い】
プロ並みの動画編集が簡単にできる動画ソフトのわりに価格が安いです。
価格は下記のとおりです。
・無制限ライセンス(1回購入すれば無制限使用可)
4,999円 (37% OFF)
無制限(永久)ライセンスも5,000円で動画編集ソフトが使えるのは安価です。
有料でも良いので何か良いソフトがあるかと探している方には非常におすすめのソフトです。
GOM Mix Proの無料版と有料版の違い
無料版もありますが、有料版と比べて機能の制限がかかります。
無料版はお試し期間として使用する感じですね。
有料版は?
- 制限なしてエンコードできる
- 動画時間の制限がない
- すべてのコンテンツが解除され全機能が制限なく使用できる
制限がかかるのは無料版の特徴ですが、まったく動画を制作できないことはありません。
どのレベル無料版が使えるのか試してみるのもアリです。
対応環境 / スペック
動画編集ソフトと言えば、重いソフトが多いです。
しかしながら、GOM Mix Proは比較的動画編集ソフトとしては軽いソフトです。
対応環境
CPU:Corei3(Intel 第6世代以降のCPU)以上
OS:Windows7~11(32/64bit)
メモリ:4GB以上
パソコンスペックはそこまで求められません。
そのわりに約100種類のフィルタを使用できたり、様々なフレームエフェクトが可能です。
GOM Mix Proでできること
クリックだけでプロ並みの動画が制作できてあっという間に動画が完成します。
YouTube動画や結婚式ムービーを簡単に作成できるのが最大のメリットです。
GOM Mix Proでできること
- 動画にテキスト、画像、音声などを合成
- 場面切り替え設定
- 多彩なメディア、音源サンプルソース
- オーバレイ、フィルター、テンプレート
- アニメーション追加
- 色調調整(彩度・明度・色相・露出など)
GOM Mix Proは機能が多いですが、非常に使いやすいソフトです。
動画編集を気軽に楽しみたい方におすすめです。
持続的なアップデートがあり、新たな機能が追加されたり、さらに使いやすい環境にアップデートされます。
また、テンプレートや素材もかなりありアップデート時に追加されますが、追加料金は一切掛かりません。
GOM Mix Pro【無料版もあり】
無料・有料版(詳細)はこちら👇
まとめ
数々の動画編集ソフトがありますが、中でもこの3つは使いやすさ、操作性など様々な観点から見ても優秀なソフトです。
機能 | 使いやすさ | 価格 | |
AviUtl | ◎ | △ | ◎ |
Adobe Premiere Pro | ◎ | ○ | △ |
GOM Mix Pro | ◎ | ◎ | ○ |
時間は有限です。効率良く動画作品を制作できることが一番のポイントです。
以上、参考になれば幸いです。