ミニLEDディスプレイとM1チップを搭載したパワフルな新型iPad Proが登場しました。
2020年10月にiPad Airがかなりアップデートされて登場したばかりですが、新型iPad ProもiPad Air以上の大型アップデートになります。
この記事では、2021年モデルの新型iPad Pro 11インチ、12.9インチモデルについての特徴とスペックを解説していきます。
新型iPad Proが気になっている方、iPad Proを購入しようか悩んでいる方は必見です。
目次
新型iPad Proに関する最新情報
新型iPad Proの特徴は以下のとおりです。
ポイントまとめ
- M1チップ搭載
- ミニLEDディスプレイ搭載
- カメラ性能の向上
- TrueDepthカメラが超広角対応
- 最大2TBのストレージ
- 最大16GBのメモリ
- 5G対応
- Thunderbolt搭載(6K出力対応)
新型iPad Proのスペックと新機能について解説していきます。
M1チップ搭載
従来のiPad Proに搭載されているA12Zチップより、大幅に性能向上しました。
Apple独自のチップセットである「M1」が搭載しています。
従来モデルと比較して、処理能力で最大50%、GPUで最大40%パフォーマンスが向上しています。
4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コア
4K動画編集も非常に快適となります。
ポイント
M1チップ搭載によりMac並みの性能を持ち、優れたパフォーマンスを発揮します。
iPad Airとも大きな差別化となるスペックになります。
初代iPadから最大75倍高速化しています。
ポイント
グラフィックが綺麗なハイフレームレートのゲームを快適にプレイすることができます。
さらに、新たなプロセッサはパフォーマンスが向上するため、現行モデルよりも省電力でバッテリーの持続時間が長くなります。
ミニLEDディスプレイ搭載
ディスプレイが大幅刷新されまました。
ポイント
12.9インチモデルのみ「Liquid Retina XDR」を搭載します。
11インチモデルは従来モデル同様の「Liquid Retina」を搭載します。
12.9インチモデルも11インチモデルもProMotion(120Hz)に対応しています。
12.9インチモデルには「Liquid Retina XDR 」と呼ばれるミニLEDディスプレイが搭載され、1,000ニトの明るさ(ピーク輝度1,600ニト)と、1,000,000:1コントラスト比を実現しました。
ミニLEDディスプレイとは、従来の液晶で使われるLEDチップよりも小型化され、より細かく光源を調整可能なためコントラストに優れ、画面の焼付きなどの劣化も少なく、より輝度が高いディスプレイです。
バックライトに使用されているLEDが、従来のiPad Proは72個なのに比べ、ミニLEDは10,000個となり、大幅にLEDが増加しています。
ポイント
どんな映像も美しく鮮やかに表示します。
P3の広色域、True Tone、120HzリフレッシュレートのProMotionなどの技術も搭載しています。
今後、Macシリーズにも搭載されると言われている最上位のディスプレイです。
カメラ性能の向上
カメラ性能も強化されました。
広
従来のiPad Proは7MPで超広角カメラは非搭載でしたが、新型iPad Proは12MPとなり、超広角カメラが搭載されました。
ポイント
背面カメラ:1,200万画素広角/F1.8、1,000万画素/F2.4を搭載
前面カメラ:1,200万画素の超広角カメラ搭載
4Kビデオ(広角:24fps、25fps、30fpsまたは60fps)もより快適に撮影することができます。
TrueDepthカメラが超広角対応
TrueDepthカメラは、ディスプレイ上部にある顔認証に使われるカメラです。
ポイント
センターフレームに対応した12MP超広角カメラと122°視野角を持つ新しい超広角カメラを搭載しています。
超広角カメラを採用し、ビデオ通話をするシーンでは自動で顔を認識し、人を追尾したり画角を調整したりする機能が追加されました。
最大2TBのストレージ/16GBメモリ搭載
最大ストレージサイズが2TBとなりました。
より多くのデータをiPad Pro本体に保存することが可能です。
ストレージが1TB以上のモデルがメモリ16GB搭載となります。
ストレージ容量とメモリ容量
メモリ8GB搭載:128GB/255GB/512GBモデル
メモリ16GB搭載:1TB/2TBモデル
5G通信対応
Cellularモデルは、5Gに対応し高速モバイル通信が可能となりました。
ポイント
ダウンロードもアップロードも超高速で快適になります。
アメリカで販売されるモデルは、さらに高速なミリ波に対応しています。
注意ポイント
日本版は5Gに対応していますが、Sub6波のみでミリ波は未対応です。
参考
5Gの周波数は「Sub6」と「ミリ波」の2種類
4Gは3.60GHz未満の周波数帯
Sub6(4Gより高速)は3.6GHz~6GHz未満の周波数帯
ミリ波は30GHz~300GHzの周波数帯
Thunderbolt搭載
従来のiPad ProはUSB-Cポート(USB 3.1 Gen 2)が搭載されていますが、USB 4に対応するThunderboltポートが搭載されました。
より高速な通信が可能となります。データの同期や転送速度が高速化するので、MacBookに近い仕様となります。
Thunderbolt 3に対応により、6Kディスプレイや超高速ストレージなども接続可能です。
ポイント
超高速ストレージや高画質ディスプレイへの接続に対応しました。
Thunderbolt 3の特徴
USB-C端子を使用し、Thunderbolt 3の通信を行うと最大40Gbpsの転送速度を実現します。USB-CでもあるUSB3.1の転送速度は10Gpbsであるため、4分の1の時間でデータを転送できます。
まとめ:新型iPad Pro
従来のiPad Proとデザインは大きく変わりませんが、性能は大幅に向上しています。
新型iPad ProはミニLEDディスプレイ搭載(Liquid Retina XDR)により、さらに美しい画面でコンテンツを楽しむことができます。
M1チップが搭載されパフォーマンスとグラフィックスが大幅に高速化されました。
ポイントまとめ
- M1搭載(CPU50%、GPU40%向上)
- 12.9インチはLiquid Retina XDRディスプレイ
- ProMotion120Hz対応
- 最大2TBのストレージ
- Thunderbolt搭載で6K対応
- 12MPフロントカメラ(センターフレーム機能)
- カラーはシルバー、スペースグレイ
価格は以下のとおりです。
価格
iPad Pro11インチ:94,800円~244,800円
iPad Pro12.9インチ:129,800円~279,800円
11インチモデルと12.9インチモデルで購入を悩んでいる方は『購入前に知っておきたい新型iPad Proの選び方』を参考にしてください。
Source:Apple