Apple Watchは時計として使うだけではなく、使い方次第で生活の質を高め、生活を支えるデバイスとなります。
Apple Watch向けの最新OS「watchOS 8」がリリースされました。
アップデートすることにより様々な機能が追加され、より便利になります。
この記事では、watchOS 8で追加された実際に使える便利な新機能を解説していきます。
Apple Watchを使っている方や、Apple Watchの購入を検討されている方は参考にしてください。
目次
watchOS 8で追加された便利な10個の新機能
watchOS 8では、アプリの強化以外にも新しいワークアウトの追加など、新機能の追加によってさらに便利に使えるようになりました。
watchOS 8で搭載された新機能の中から、実際に使ってみて便利だと思える新機能を厳選して紹介していきます。
AssistiveTouch(ハンドジェスチャ機能)
watchOS 8では新たに「AssistiveTouch」という新機能が追加されました。
この機能は、手を動かすことでApple Watchを操作することができる機能です。
ポイント
Apple Watchをジェスチャーで操作が可能です。手の動きを検知して画面に触れなくてもApple Watchを操作できる機能です。
設定方法は、iPhoneのWatchアプリでアクセシビリティを選択し、AssistiveTouchを選択後に、ハンドジェスチャをオンにします。
操作方法は大きく分けて2種類あり、人差し指を親指にくっつけるピンチと、手を握りしめるクレンチがあります。また、これらの操作を2回繰り返すダブルピンチとダブルクレンチという操作もあります。
自分の好きなアクションをiPhoneのWatchアプリ上で設定することができます。また、キー配置してジェスチャ操作が可能となります。
これらの機能により、あらゆる方が使えるようになりました。
注意ポイント
Apple Watch Series 6、Series 7およびApple Watch Series SEモデルのみに対応する機能です。
常時表示アプリの強化
常時表示ディスプレイを搭載したApple Watchでは、ディスプレイが常時点灯していて確認したいときにすぐに確認が出来て便利です。
また、アプリの使用中に一定時間が経過しても消灯せずにデジタル時計の表示に切り替わります。
ポイント
アプリによってはデジタル時計表示になってしまうものが多いですが、様々なアプリを常時表示し続けることができます。
わざわざスリープを解除するために手首を上げたりすることもなく、文字盤が見えます。
アプリによってはアプリの画面を継続し常時表示させることが可能になります。
常時表示に対応したアプリは、今後たくさん追加されていきます。
複数のタイマーを同時にセット
今まではタイマーは1つしか設定できなかったのが、複数設定できるようになりました。
3分のカップラーメンの時間と5分のカップラーメンの時間を同時に計れます。また、タイマーに名前をつけることも可能です。
ポイント
何個でもタイマーを同時にセットすることが可能です。ディスプレイには同時に3つまで表示できます。
1番目のタイマーを設定し、2番目のタイマーを設定といった複数のタイマーを同時起動できるのは便利です。
Echo Showに搭載されているような便利なタイマー機能に進化しました。
新しいワークアウトが追加
毎年ワークアウトが増えていますが、watchOS 8では新たなワークアウトが2つ追加され一部ワークアウトの機能が強化されました。
ポイント
ピラティスと太極拳が新たにワークアウトに追加されました。
また、ワークアウト中の転倒検出機能が自転車に乗っている際も適応されるようになりました。
Apple Watchを使用することで、健康管理に対して意識を高める人が増えています。
ウォーキングやランニングほど活用する人は少ないと思いますが、チャレンジしてみるのも良いかと思います。
新文字盤が追加「ポートレートモード対応」
watchOS 8では新しい文字盤である、ポートレートとワールドタイムの文字盤が追加されました。
ポイント
iPhoneの「ポートレートモード」で撮影した写真を文字盤に追加できます。また、各国の都市の現在時刻が分かるワールドタイムの文字盤が追加されました。
iPhoneの「ポートレートモード」で撮影した写真を文字盤に追加すると、デジタルクラウンを回す際に被写体の人物がグンと前に迫り出してくるような効果が楽しめます。
ワールドタイムの文字盤は現在時刻と対応した位置に各国の都市の名前が記載されていて、世界の時間を一度に確認することができます。
地球儀は太陽に照らされている部分が白色で、太陽に照らされていない部分は黒色です。
集中モードに対応
iPhone(iOS15)でも追加された新機能である「集中モード」がApple Watchでも使えます。
集中モードは何かに集中したい時や、没頭したい時にデバイスの状態を設定できる機能です。
従来の月のマークの「おやすみモード」は、すべてのアプリからの通知が遮断されていましたが集中モードは必要な通知だけを選択して受け取ることが可能です。
ポイント
集中モードを利用することで、余計な通知に邪魔されなくなるので何かに集中している時は快適です。
今までは、「おやすみモード」と「睡眠モード」が搭載されていましたが、集中モードにまとまり集中モードの中に各モードが格納されています。
デバイスを探す機能
他のデバイスや持ち物をApple Watchで探せるようになりました。
iPadやAirPods Proなどのデバイスの他にも、AirTagを付けた持ち物も探すことができます。
ポイント
マップを見てデバイスや持ち物までの経路を表示したり、サウンドを再生したりすることが可能です。
外出中にiPhoneをなくしてしまった際にもApple Watchで、そこまでの経路を表示してくれます。
従来では人を探す機能しか搭載されていませんでしたが、watchOS 8からデバイスを探す機能が追加されてより便利になりました。
マインドフルネス機能
今までは呼吸アプリとして搭載されていましたが、アップデートされ新たに「リフレクト」が追加されました。リラックスタイムを持つといった目的の機能です。
ポイント
美しいアニメーションが表示され、リフレッシュできます。また、呼吸アニメーションも綺麗になりました。
また、Apple Watchで呼吸数を確認できるようになりました。
watchアプリの設定の「呼吸数」から設定可能で、Apple Watch着用時の呼吸数が確認でき健康管理がより向上します。
写真アプリの強化
watchOS 8では、「メモリー」と「おすすめ」の写真を同期できるようになりました。
ポイント
「メモリー」はグリッド形式で表示されるようになり、ライブラリにある写真が見やすくなりました。
これらはiPhoneからの同期をオンにしている場合のみ表示されます。
写真のコレクションがiPhoneを開くことなく、手首に着けたApple Watchで見ることができシェアすることも可能です。
連絡先とメッセージ機能
Apple Watchでのコミュニケーションツールとして、新たに便利な機能が追加されました。
ポイント
メッセージ機能には、音声入力、スクリブル、絵文字が使えるようになり、単語を入力しGIFアニメーションも選択可能です。
連絡先の確認、追加、編集がApple Watch上で素早くできるようになりました。
まとめ
最新OSであるwatchOS 8で追加された実際に使える便利な新機能をまとめました。
注目の機能であるハンドジェスチャ「AssistiveTouch」は、様々な応用が可能となります。
watchOS 8は細かい機能がアップデートされました。今回はマイナーアップデート寄りですが、快適になった部分も多くありました。
ポイント
Apple Watchの便利な新機能を活用すれば日々のクオリティをアップさせることができます。
Apple Watchでできることはアップデートによりどんどん増えていきます。今後のアップデートにも期待です。
Photo:Apple