iPhone15 ProのWi-Fi 6E対応に関する最新情報が続々と登場してきたのでまとめました。
iPhone15シリーズは、現行モデルの性能や機能を引継いで、さらに進化したモデルになると報じられています。
その中で新しい通信規格である「Wi-Fi 6E」が注目されています。
この記事では、iPhone15 ProがWi-Fi 6Eに対応した場合のメリットを徹底解説していきます。
iPhone15シリーズはまだ先の話ですが、購入を検討している方は参考にしてください。
Wi-Fi 6Eとは
Wi-Fi 6Eは2020年1月にWi-Fi Allianceが発表した新しいWi-Fiの規格です。
「E」はExtendedを意味していて、Wi-Fi 6を拡張してより高速な通信が可能な規格となります。
ポイント
次世代のWi-Fi規格でWi-Fi 6の拡張版となり、より安定した高速通信が可能です。
ネット通信速度は回線品質の他に、Wi-Fiの規格でも大きく左右されます。
Wi-Fiも性能が時代とともに進化し続けています。
規格 | 通信速度 | 周波数帯 |
Wi-Fi6E | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz 6GHz |
Wi-Fi6 | 9.6Gbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fi5 | 6.9Gbps | 5GHz |
Wi-Fi4 | 600Mbps | 2.4GHz 5GHz |
Wi-Fiで利用できる周波数帯に6GHzが追加されたことにより、通信容量が増えました。
Wi-Fi 6EもWi-Fi 6と同じく最大通信速度は9.6GHzですが、新たに追加された6GHz帯を利用することで混線を回避でき、より安定した通信が可能です。
iPhoneがWi-Fi 6Eに対応するメリット
現在、最新のiPhone14シリーズではWi-Fi 6Eには対応していません。
アナリストであるブレイン・カーティス氏とトム・オマリー氏が、iPhone15シリーズのProモデルはWi-Fi 6Eをサポートする可能性があると述べています。
既にiPad Proや14インチおよび16インチMacBook Pro、Mac miniがWi-Fi 6Eに対応しています。
多くの海外メディアが、2023年にWi-Fi 6EをiPhoneに導入する準備ができていると報じています。
アップルの内部情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ氏も、iPhone15ではWi-Fi 6Eを採用するとしているため信憑性も高まっていると言えます。
iPhoneで初のWi-Fi 6Eが対応した場合のメリットを解説していきます。
動画ストリーミングがより快適
Wi-Fi 6Eでは、2.4GHz帯、5GHz帯に加えて6GHz帯が加わったため、通信チャンネルが増えました。
そのため、安定した通信が可能となり通信速度が速くなり、あらゆるパフォーマンスが向上します。
ポイント
データ伝送速度が高速化され、データ通信量の多い動画ストリーミングで活躍します。
ブラウザの閲覧はもちろん、YouTubeなどの視聴や、Amazonプライムビデオなどでのビデオのダウンロードが今まで以上に快適になります。
通信速度はルーターや環境に依存しますが、接続する端末が多い環境やマンションなどでも通信が快適になることが期待されています。
低遅延通信でゲームや動画配信が快適
Wi-Fi 6Eは、Wi-Fi6に比べて低遅延と安定性を重視したネットワークのため、ゲームのプレイがより快適になります。
ポイント
リアルタイム通信をするような、ゲームや動画配信が快適に行えるようになります。
YouTubeのライブ配信やSNSへの動画投稿などでの活躍が期待されます。
ラグの発生を最小限に抑えられることで、オンラインゲームなどがストレスなく快適にできるようになります。
混雑や干渉が少なくなる
6GHz帯におけるWi-Fi通信は、高速なWi-Fi 6Eの接続だけです。
Wi-Fi 6Eは新たに開放された帯域となる周波数帯のため、干渉を受けにくく速度も低下しにくい特徴があります。
ポイント
ファイル転送やデータのバックアップも超高速で完了します。
Wi-Fi 6Eが登場した理由として、2.4GHz帯や5GHz帯の混線を無くすために新たな6GHz帯を追加したとされます。
ここまでメリットを解説してきましたが、デメリットとしてはWi-Fi 6Eに対応したルーターの購入が必要になることのみです。
まとめ
iPhone15シリーズのProモデルはWi-Fi 6Eに対応すると報じられています。
対応した場合にはiPhone14よりも、快適な操作が実現する可能性があります。
Wi-Fi 6E対応は買い替える理由の1つになると予想されます。
Wi-Fi 6Eが普及され始めていますが、最大限に活用するためにはWi-Fi 6Eに対応したルーターが必要です。
2023年モデルの新型iPhone15シリーズがiPhone初のWi-Fi 6E対応になることに期待です。
新たなスペックや新機能が分かり次第、情報を更新します。
これらは初期の情報で、最終スペックは変わる可能性があります。