iOS14.5では多くの新機能が追加されました。
今回の大型アップデートにより、さらにiPhoneが便利に、より快適になります。
アップデートされたOSをインストールすることで新たな機能や性能強化および機能改善が実現します。
この記事では、iOS14.5の新機能、アップデート内容とiOS15の噂、最新情報を解説していきます。
目次
iOS14.5の新機能
iOS14.5で追加された新機能は以下のとおりです。
iOS14.5アップデート内容
- Apple WatchによるiPhoneロック解除に対応
- デュアルSIMモードで5G利用可能
- Siriインテリジェンス機能
- プライバシーのメジャーアップグレード
- リマインダー機能の追加
- AirTagに対応
- マップ機能の強化
- 新作絵文字追加
- Apple Musicの新機能
- 利用できるゲームパッドの追加
- 翻訳アプリの再生速度機能の追加
- iPhone11シリーズのバッテリー状態機能の改善
iPhoneでの「iOS14.5」の主な新機能と使い方を解説していきます。
Apple WatchによるiPhoneロック解除に対応
iOS14.5では、マスクを着けたままApple WatchでiPhoneのロックを解除できるようになります。
ポイント
マスク着用時にiPhoneのFace IDのロック解除ができるので、より快適になります。
まず、Apple WatchをwatchOS7.4へアップデートする必要があります。
iPhoneの「設定」⇒「Face IDとパスワード」で設定を行います。
これで、Series3以降のApple Watchがあれば、ロック解除が素早くできます。
実際にマスクをしてiPhoneのロック解除ができます。
※App StoreやApple Payでの認証には利用できません。
デュアルSIMモードで5G利用可能
iOS14.5では、デュアルSIMモードでの5G通信の利用が可能になります。
ポイント
今まではデュアルSIMユーザーは自動的にLTEサービスに戻されていましたが、5G回線が2回線で使用可能となります。
従来のOSでは、デュアルSIM利用時に両回線で5G通信ができませんでした。
参考
デュアルSIMとは、1台のスマホで複数の電話番号を活用できることです。
例えば、1つの電話番号は個人用。もう1つの電話番号は仕事用の通話に使用するなど。
Siriインテリジェンス機能
Siri インテリジェンス機能が追加されます。
Siriを使って再生する標準の音楽アプリを変更することが可能です。
ポイント
デフォルトの音楽サービスをSiriから設定が可能となります。
また、AirPods、Beatsヘッドホン装着時に、Siriが通話の発信者の発信者情報を読み上げて着信を通知し、ハンズフリーで応答可能になりました。
プライバシーのメジャーアップグレード
広告やデータブローカーと共有する目的で、他社のAppやWebサイトを横断してユーザーのアクティビティが追跡される場合、Appのトラッキングの透明性により、どのAppに対して追跡を許可するか選択できるようになります。
ポイント
Apple公式以外のアプリやWebサイトを通じてユーザーデータを追跡する場合は画面上にユーザーに許可を出す際に、どのAppに対して追跡できるか選択が可能となります。
「Appにトラッキングしないように要求」をタップすると、アプリによる余計な追跡はされなくなります。
リマインダー機能の追加
リマインダーアプリでは、並び替え(表示順序)とプリントと言う機能が追加されています。
ポイント
- タイトル、優先順位、期限、作成日でリマインダーの並び替えが可能
- リマインダーリストとのプリントが可能
AirTagに対応
iPhoneがAirTagに対応します。
注意ポイント
AirTagはiOS14.5が必須なので、AirTagを利用するには最新バージョンへアップデートする必要があります。
新作絵文字追加
iOS14.5では、新しい顔文字や絵文字が追加されました。
ポイント
新しい絵文字または、デザインが変更された絵文字が追加されます。
Apple Musicの新機能
Apple Musicに都市ランキングと歌詞共有という新機能が追加されました。
ポイント
各都市のデイリートップ25などが表示されたり、任意の歌詞のフレーズを共有が可能です。
メッセージ機能やFacebook、Instagramのストーリーズなどで歌詞を共有できます。また、選択した歌詞フレーズの音楽を再生することも可能です。
マップ機能の強化
Siriに頼むか、または画面下部の経路カードをタップしてから「到着予定を共有」をタップすることで、車での移動に加えて、自転車や徒歩での到着予定時刻の共有が可能です。
利用できるゲームパッドの追加
利用できるゲームパッド(コントローラー)に、Xbox Serise X|S コントローラー、Sony PS5 DualSenseワイヤレスコントローラーが追加されました。
翻訳アプリの再生速度機能の追加
翻訳アプリの再生速度の調整が可能となります。
ポイント
再生ボタンを長押しして、翻訳の再生速度を調整可能です。
iPhone11シリーズのバッテリー状態機能の改善
iPhone11シリーズではバッテリー診断「バッテリーの状態」に不具合がありました。
iOS14.5では、バッテリー状態の予測精度を改善しました。
バッテリー状態とは
iPhoneのバッテリーの劣化やピークパフォーマンスの状態を表示してバッテリーの交換時期を推奨する画面です。
iPhoneの「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態」で確認できます。
その他の修正点
さらにiOS14.5には、以下の問題の修正も含まれます。
- AirPodsの自動切り替え時のオーディオデバイス誤検知問題
- AirPodsの自動切り替えの通知、通知の重複の問題
- SafariでiCloudタブが表示されない問題
- iCloudキーチェーンをオフにできなくなった問題
- スレッド下にあるメッセージがキーボードの表示で隠れてしまう問題
- 削除したメッセージが引き続きSpotlight検索に表示される問題
- 一部のメールのメッセージが再起動しないと読み込まれなかった問題
- Siriによって作成されたリマインダーが意図せず設定される問題
- 着信拒否設定と着信IDのセクションが電話の設定に表示されない問題
- Podcastの番組のページをより簡単に視聴できるように再設計
- iPhone12シリーズで、黒い背景の時に輝度を下げると表示されることがある薄暗い光を減らすように最適化
【最新情報】iOS15の噂
iOS15のリリース時期は、iPhone13の登場と同時になる可能性が高いとしています。
iOS15ではiOS14ほどの大きな新機能追加はされず、機能向上や改善が中心になると報じられています。
ポイント
- iOS15のリリースは2021年9月頃
- デフォルトアプリが追加される
- ホーム画面の配置、ウィジェット関連の向上
- 機能改善
以上のことが現時点では期待されています。
オプションが増加し、使いやすさやパフォーマンスが向上するとしています。
まとめ
iOS14.5では待ちに待った「Apple WatchによるiPhoneロック解除に対応」しました。
これはApple Watchを持っている方には非常に嬉しい機能です。
さらには、AirTagに対応したりと追加機能もあるなかで、多くの機能改善があります。
iOS14.5にしてみたところ、Wi-Fiの繋がりも、バッテリー、アプリなど特に問題なく使えています。
iOS14.5の新たな不具合や新機能が分かり次第、更新します。
Source:Apple, MacRumors ,the Hacker 34