iPadシリーズの中で上位モデルのiPad Proは、様々な機能や性能に優れています。
iPad AirやiPad miniとはディスプレイや処理性能以外でも差別化されています。
iPad Proのメリットはたくさんありますが、今回は意外と知られていないマイク性能について紹介します。
この記事では、iPad Proの内蔵マイクの位置と、マイク性能が優れているポイントを徹底解説していきます。
iPad Proのマイク性能が気になっている方は参考にしてください。
目次
iPad Proに搭載されている5つのマイク
iPad Proはディスプレイ性能や処理性能が年々、進化しています。
そんな中、マイクやスピーカーの性能もアップデートされていることが報じられています。
iPad Proに搭載しているマイクは1つではなく複数あり、動画撮影やボイスメモなどに幅広く活躍します。
ポイント
iPad Proには通話、ビデオ撮影、オーディオ録音のための5つのスタジオ品質マイクが搭載されています。
iPad Proに搭載されている5つのマイクの特徴を詳しく解説していきます。
iPad Proのマイクの位置
iPad Proにはあらゆる方向からの音を入力できるように、5つのマイクが搭載されています。
搭載されている位置は以下のとおりです。
マイクの位置
- 本体上部側面(3つのマイク)
- 本体側面(下部マイク)
- 背面カメラ
合計5つのマイクが搭載されていますが、それぞれ搭載されている位置は異なります。
横画面でも縦画面でも最適な音質で録音できるように、バランスよく配置されているこだわりのマイクです。
iPad Proにあるそれぞれのマイクの役割
iPad Proのマイクは集音とノイズキャンセリング(雑音の軽減)機能があり、それぞれ搭載マイクの役割があります。
搭載マイクの種類
- 広範囲の音を録音するマイク(3つのマイクを搭載)
- 特定の方向からの音を録音するマイク
- 前方の音を録音するマイク
録音時は5つのマイクはすべて動作し、マイクの入力レベルなどは自動で最適な音に調整されます。
本体上部側面(3つのマイク)
iPad Proを縦画面で使った際に上部にあるマイクは、3つのマイクが搭載されています。
広い範囲から音を録音場合に活躍します。
ポイント
音声の録音時に、より広範囲の音を集音し雑音の軽減します。
ボイスメモなど音源に向けると一番効率的に録音することができます。また、ノイズキャンセリング機能を搭載していて周囲の雑音を減らす仕組みとなっています。
本体側面(下部マイク)
iPad Proを縦画面で使った際に左側面にあるマイクは、1つ搭載されています。
特定の方向からの音を録音する場合に活躍します。
ポイント
横画面で使用する際に活躍し、動画撮影時の雑音や通話時の雑音を軽減します。
本体上部側面の3つのマイクに比べると、録音の音量や音質がやや劣ります。
録音する環境音などを幅広く集音するのにサポートするためのマイクとなります。
背面カメラ
背面カメラ周りにマイクが1つ搭載されています。前方の音を録音する場合に活躍します。
ポイント
背面カメラで動画を撮影する際の集音に優れています。
屋外での撮影や、歩きながらの撮影の場合は音のバランスが調整されクリアな音になります。
背面カメラからの風切り音は、他のマイクの集音とミックスされ雑音の無い音となり収録されます。
iPad Proのマイク性能
音楽制作ソフトCubaseで、iPad Proで収録する様々な音を分析してみました。
Appleは詳しい内容は公表しておらず、スタジオ品質としています。
本体上部側面に搭載されている3つのマイクが1番クリアな音質で録音音量も大きいことが分かりました。
また、iPhone15 Proよりも音質は良いと感じました。つまり音声についてはiPad Proで動画撮影した方が高音質ということです。ちなみにiPhone15 Proには3つのマイクが搭載されています。
ポイント
メインマイクとして、どの方向からも同じ感度で録音する全指向性マイクが採用されている可能性があります。
また、他のマイクについては単一指向性となり、関係のない周囲の音は録音せず正面から音を拾うマイクが搭載している可能性があります。
iPad Proに搭載しているマイクは、十分に活用できるレベルの感度を持っています。また、バンド演奏や楽器練習などの音量レベルが大きいシーンでの録音は音割れしないように自動で録音レベルを調整してくれます。
ただし、使用用途によってより高音質で録音したい方は「外部マイク」を使うことがおすすめです。
iPad Proのマイク活用
iPad Proに搭載しているマイクは非常に優れていて、様々なシーンで活用することができます。
高いマイク性能を誇るiPad Proを有効活用できるシーンは以下のとおりです。
有効活用できるシーン
- 音声入力
- 電話での内容を録音
- 英語スクール等での発音やセミナーでの内容を録音
- 打ち合わせでの議事録として録音
- 録音しながらスケッチ、メモ
iPhoneで電話する際に会話をメモしたり、録音しながらApple Pencilでメモや図を描いたりと便利な活用方法もあります。
まとめ
iPad Proの内蔵マイクの位置と、マイク性能が優れているポイントを徹底解説しました。
iPad Proにはマイクを複数搭載していて、それぞれ役割があります。
また、5つのマイクによりクリアな音と聞きやすい音量に自動でバランスを調整してくれます。
ポイント
- 広範囲の音を録音するマイク(3つのマイクを搭載)
- 特定の方向からの音を録音するマイク
- 前方の音を録音するマイク
本体上部側面に搭載されている3つのマイクが1番クリアな音質で録音音量も大きいので、本体上部を音源に向けると効果的に録音ができます。
Source:Apple