ピアノの発表会、ピアノコンクールの直前や当日はいよいよ緊張感が出てきて、演奏の順番が迫ってきた時にかなり緊張してしまったことや、演奏中あがってしまって普段の練習と同じように演奏ができなかった経験はありますか?
「本番への緊張からか、焦りからか、曲が思うように弾けない。」
ではどうすれば良いのか、緊張しない方法を私の経験談で解説していきます。
自分の演奏を聴かせる精神が大切
ピアノの発表会やコンクールでは、まず失敗を恐れないことが大切です。
そして自分自身の演奏を聴かせる側に回りましょう。
「聴いてもらう」ではなく、聴かせる精神が重要なのです。
ポイント
「私の演奏を聴いて欲しい!」「演奏している姿を見て欲しい!」という考え方をすることが大切です。
つまりは自信を持つことですね。
コンクールの場では、自信のない演奏というのは審査員にはすぐに伝わるものです。
みんなに聴いて欲しい、もっと私の演奏を見て欲しい精神でいると自然と緊張というのは和らぎます。堂々とステージに上がり、自分自身の演奏をすれば良いと思います。
今まで練習してきた成果を見せる場ですし、とても貴重な場です。ピアノをやっていないとステージで有名なコンサートグランドピアノを触れられません。なので私は雰囲気や鍵盤の弾き心地をとても楽しんでいました。意外と観点を変えると緊張したり、あがってしまうというのがなくなります。
なので、大切なことは「自分の演奏を聴かせる精神」です。
練習は嘘をつかないし、自信へと繋がる
ピアノ発表会やコンクールには練習はつきものです。
その練習で自分自身にどれだけの自信がついたかが重要なのです。
本番でのパフォーマンスへと直結します。
ポイント
練習の場で、自分が満足のいく演奏ができたと認識することが大切です。
練習をしていく中で、自分が理想とする弾き方や音の響かせ方などが満足のいくまで練習をすることですね。
ミスが無く弾けることは大前提ですが、ミスをしてしまう恐れがある部分があればそこを時間を掛けて重点的に練習していけば良いと思います。
✔ 工夫した練習方法
ポイント
- 演奏を録画して弾き方や音の聴こえ方を確認する
- スタジオなどのグランドピアノで演奏してみる
- 音をよく聞くこと
ミスがあまりにも連発したり、ミスが気になる場合には一旦、自分の演奏というものを自分で見ると見えてくる部分があります。確認観点は、音の正確さ、曲のテンポ、メロディと伴奏のバランスです。
また、電子ピアノなどで練習している場合は本番に近いグランドピアノで演奏すると良いと思います。鍵盤の重みを感じて演奏することが大切です。
楽譜があれば熟読して自信を付けることも大切です。また、ピアノの知識を得ることも重要となります。
他の奏者も皆同じです。自分自身を落ち着かせてくれるのは、やはり「練習」です。頭に演奏を焼き付けましょう。練習の場で満足のいく演奏ができていると、それが強い自信となり本番での緊張も和らぎます。
数々の場数をこなしてきた私でも、練習のときに自分の演奏に満足せず本番を迎えたら緊張します。納得いくまで練習をすることが重要です。
発表会やコンクールを慣れる。場数を踏めば緊張しなくなるは間違いです。舞台慣れも大切ですが根本的な観点はそこではないのです。
大切なことは「コツコツ」ですね。
日々コツコツと練習し、演奏のスキルを上げていけば満足のいく演奏ができるようになります。
本番は「楽しむこと」を忘れない
ピアノ発表会、コンクールはピアノを習っている人でないと参加することはできません。
一般の方からすれば、たくさんの人に囲まれて注目される場なんて滅多にないですし、すごいことです。
ポイント
楽しんで鍵盤を弾く感覚を持つことが大切です。そうすれば自然と緊張が和らぎます。
楽しんで演奏することが大事ですね。
演奏会はすごくいい経験で、自分自身の人生においてもかなり良いポイントになっていきます。
私は、なにか人前で発表事があっても「ピアノの発表会やピアノコンクールに比べれば・・・」と思うようにするとかなり楽になり緊張が緩和することもありました。
プラス思考で堂々と
あまり、「緊張してしまう」「失敗してしまう」とマイナスなことは考えずに「フルコンサートグランドピアノ弾くのが楽しみ!」「良い演奏してカッコイイ姿見せよう!」などとプラスのことを考えるようにすることが大切です。
私はよく、フルコンサートグランドピアノを弾くのがとても楽しみでいました。
普段とは違うサラサラで高級感のある軽やかな鍵盤・・・滅多に触れない鍵盤・・・最高の響き・・・
楽しむ気持ちは緊張を和らげます。
練習は本番のように、本番は練習のように
本番当日、演奏の順番待ちをしているとき、ステージに上がり鍵盤の前に座ったときが緊張してしまう。という方は自分の演奏に自信を持ちましょう。
コンクールの場合は、ライブという感覚ではなく審査員も居て、試験に近い気持ちになりますが、私は「自分の演奏をたくさんの方に聴かせるぞ!」という感覚でいたので緊張は緩和されました。
大切なのは練習で自分の満足のいく演奏ができたことが最大のポイントです。
私は本番当日、ホールに入る前など自分の演奏する曲や録音した自分の演奏をギリギリまで聴いたりします。メロディが頭に焼き付き焦りもなくなります。
他の方がとても上手かったとしても動揺せず、「自分自身の演奏」をホール内にいる全員に伝えることが大切です。
以上、参考になれば幸いです。