Beatsのワイヤレスイヤホンである「Beats Fit Pro」が登場しました。
左右が完全に独立したノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンで「Beats by Dr. Dre」から発売される新モデルとなります。
この記事では、「Beats Fit Pro」の特徴やスペックなどをBeats Studio Budsと徹底比較してまとめていきます。
Beats Fit Proが気になる方、ワイヤレスイヤホンの購入を検討している方は参考にしてください。
目次
Beats Fit Proの特徴
Appleの子会社であるBeats(ビーツ)は大人気のオーディオブランドで、当然ながら様々なApple製品との相性が非常に良いです。
カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、セージグレイ、ストーンパープルの4色展開となります。
Beats Fit Proの詳しい特徴をBeats Studio Budsと比較しつつ解説していきます。
耳にフィットするウイングデザイン
Beats Fit ProはBeats Studio BudsやAirPods Pro同様にカナル型のワイヤレスイヤホンとなります。
デザインは新たに、ウイングチップが採用されました。また、Beats Studio Buds同様にシリコン製のイヤーチップは3サイズあります。
ポイント
激しい運動をしても、イヤホンが耳から外れることがありません。
Beats Studio Budsよりも安定したホールド感を体感できます。耳によりフィットさせたい方は、Beats Fit Proがおすすめです。
本体には物理ボタンが搭載されていて、音楽コントロールや通話コントロール、リスニングモードの切り替えが可能です。
耳検知機能が搭載されているため、装着および脱着時に自動的に音楽再生、停止します。
Beats Studio Budsよりサイズが大きい
軽量でコンパクトなサイズ感ではあるものの、Beats Studio Budsに比べるとややサイズ感が大きく感じます。
Beats Fit Pro | Beats Studio Buds | |
ケースサイズ |
高さ25.5mm 幅62mm 厚さ28.5mm |
高さ51mm 幅72mm 厚さ25.5mm |
本体重量(単体) | 5g | 5g |
ケース込み重量 | 66.3g | 58g |
イヤホン単体は0.6g重くなり、ケースは7.1g重くなっています。
ポイント
ケースについては一回り大きい印象です。
ただし、胸ポケットなどには圧迫感なく楽に入るサイズ感となっています。
Apple H1チップを搭載
Beatsの完全ワイヤレスイヤホンでは初めてとなる、H1チップが搭載されています。
H1チップはAirPods Proにも搭載していて、10コアを持つオーディオプロセッサにより、低遅延を実現し高性能な連携機能にも対応します。
音質やノイズキャンセリング機能、SiriなどはH1チップがコントロールします。
ポイント
様々なApple製品とのシームレスな連携機能と高性能なノイズキャンセリング機能を備え、空間オーディオも体感できます。
H1チップが搭載されていないことで、Beats Studio Budsと性能で差別化が図られています。
すべてのAppleデバイスとワンタッチでペアリングが可能なうえ、スムーズなデバイス間の切り替えに対応しています。
Beats Fit Pro | Beats Studio Buds | |
チップ | Apple H1 | - |
自動切り替え | ○ | - |
耳検知 | ○ | - |
空間オーディオ | ○ | 一部 |
探す機能 | ○ | ○ |
コンピュテーショナルオーディオによる高音質化、空間オーディオなどH1チップが搭載されたことで音質だけでなく、できることの幅が広がっています。
ノイズキャンセリング搭載
Beats Fit Proは、ノイズキャンセリング機能が搭載されています。
ノイズキャンセリングとは
外部からの騒音をシャットアウトする機能です。
周囲の殆どの音が消えて、周りの音はとても遠くで鳴っているように聞こえます。
Apple H1チップを搭載しているため、Beats Studio Budsよりもノイズキャンセリング性能が上回ります。
外部音取り込みモード搭載
Beats Fit Proには、Beats Studio BudsやAirPods Proと同様に外部音取り込み機能を搭載しています。
ポイント
外向きのマイクで拾った音を取り込み、周囲の環境音にプラスして音楽を聴くことができます。
ノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードを、Beats Studio BudsやAirPods Pro同様にスマホ上やイヤホン単体で簡単にモード切り替え可能です。
空間オーディオに対応
Beats Studio BudsはApple Musicの一部楽曲のみでしたが、Beats Fit Proは空間オーディオに完全対応しました。
ポイント
空間オーディオに制限がなく、すべてのサウンドを空間オーディオ化できます。
音に包まれるような、よりリアルなサウンドを聴くことができます。
参考
空間オーディオ(Spatial Audio)とは、サラウンド(立体)音響です。Dolby Atmos(ドルビーアトモス)とは、臨場感溢れるオーディオ体験を実現する最新立体音響(サラウンド)です。
自動デバイス切り替え機能に対応
H1チップが搭載しているためAirPods Proと同様に、複数のデバイス間の切り替え操作が自動なので非常に便利です。
ポイント
iPhoneで音楽を聴いていて、別のiPhoneやiPadで音楽や動画を視聴したいときなどにイヤホンが自動で接続先を切り替えます。
Beats Fit Proは耳検知機能があるため、イヤホンを耳に付けると登録されたデバイスに自動で接続されます。さらに、使いたい様々なデバイスに自動的に接続され、ペアリングする手間がないのは非常に便利です。
Beats Studio Budsにはない機能です。使い勝手を重視する方は、Beats Fit Proをおすすめします。
バッテリーは最大24時間
イヤホン単体で最大6時間の連続再生が可能で、ケースを併用すると最大24時間となります。
ケースで18時間分の充電が可能です。
各モードでの本体再生時間は以下のとおりです。
Beats Fit Pro | Beats Studio Buds | |
ノイキャンオフ時 | 7時間 | 8時間 |
ノイキャンオン時 | 6時間 | 5時間 |
ケース併用時 | 最大24時間 | 最大24時間 |
バッテリー持ちはどちらのモデルも非常に良いです。
急速充電「Fast Fuel」に対応していて5分の充電で1時間再生が可能です。
IPX4等級の耐汗耐水性能
耐汗耐水性能はIPX4となり、汗や雨で本体が濡れても影響を受けません。
ポイント
ジムやランニングで汗をかいても、耐汗性能を備えているので問題なく使用可能です。
ワークアウトなどでも活用することができます。
参考
Beats Fit Pro:IPX4
Beats Studio Buds:IPX4
Powerbeats Pro:IPX4
AirPods Pro:IPX4
AirPods 第3世代:IPX4
AirPods 第2世代:なし
充電ポートはUSB-C
Beats Studio Buds同様に、USB Type-Cケーブルでの充電が可能です。
ポイント
充電端子がUSB-Cなので、Androidユーザーにとっても魅力的なワイヤレスイヤホンです。
ワイヤレス充電には非対応となります。
Beats Studio BudsとAirPods Proの比較まとめ
Beats Fit ProとBeats Studio Budsの機能などの比較は以下のとおりです。
Beats Fit Pro | Beats Studio Buds | |
バッテリー |
単体:6時間 ケース込:24時間 |
単体:8時間 ケース込:24時間 |
イヤーチップ | 3サイズ | 3サイズ |
ノイキャン | ○ | ○ |
外音取り込み | ○ | ○ |
空間オーディオ | ○ | 一部 |
自動切り替え | ○ | - |
探す機能 | ○ | ○ |
耐汗耐水性能 | IPX4 | IPX4 |
チップ | H1 | - |
耳検知 | ○ | - |
ワイヤレス充電 | - | - |
充電端子 | USB-C | USB-C |
ケース込み重量 | 66.3g | 58g |
価格 | 28,800円 | 21,800円 |
※価格は公式価格(税込み)となります。
Beats Fit Proは耳にフィットするウイングが特徴のデザインで、パワフルでバランスに優れたサウンドを楽しめます。
こんな方におすすめ
- ノイキャン搭載ワイヤレスイヤホンが欲しい!
- 使い勝手を重視する!
- ワークアウトで使いたい!
- いろんなデバイスで使いたい!
アクティブな環境で活躍するワイヤレスイヤホンが欲しい方は非常におすすめです。
Source:Apple , Beats Fit Pro