ついに、iOS 15やiPad OS 15がリリースされました。
「FaceTime」で動画や音楽を共有するシェアプレイ機能や、より使いやすくなった「Safari」、写真からテキストを読み込めるLive Textなどたくさんの新機能が登場しました。
新しいOSで便利に使えるのはiPhoneやiPadだけでなく、AirPods Proも大きく進化しました。
iOS 15、iPad OS 15では空間オーディオの拡張機能が追加され、より便利に使えます。
この記事では、新機能の「ステレオを空間化」を使うための方法と注意点について徹底解説していきます。
AirPods Proの購入を検討している方、AirPods Proが気になる方、既にお持ちの方は必見です。
目次
「ステレオを空間化」とは
従来では、空間オーディオ機能はApple TV+やNetflix、iTunesで購入したコンテンツのみに限定されていました。
しかし、iOS 15、iPad OS 15では上記以外のステレオ音源も疑似的な空間オーディオで楽しめるようになりました。
ポイント
iPhoneに入れている音楽や、YouTube、動画ストリーミングサービスも空間オーディオに対応しました。
登場してから2年が経つAirPods Proがさらに進化して、より価値が上がりました。
AirPods ProはファームウェアのアップデートやiOSのアップデートをすることで、新たな機能や性能強化を実現することがでるので非常におすすめのイヤホンです。
参考
空間オーディオ(Spatial Audio)とは、サラウンド(立体)音響です。
没入感に満ちた音の環境を作る音響システムを導入している映画館のような、臨場感のあるサウンドで聴こえる機能です。
「ステレオを空間化」で疑似的に空間オーディオに対応
新たに追加された「ステレオを空間化」機能では、ドルビーアトモスに対応していない音源も、「空間オーディオ」のような臨場感のあるサウンドで聴こえます。
ポイント
デバイスの位置を感知することで、音の表現がさらに繊細になります。
疑似的な空間オーディオですが、違和感なく立体的なサウンドで音の広がり方を感じます。
参考
ドルビーアトモス(Dolby Atmos)とは、音が上下左右と様々な方向から聴こえる臨場感あるサウンドを実現する最新立体音響です。
YouTubeも空間オーディオ化
「ステレオを空間化」した際に、普段使っているYouTubeやiPhone上のミュージックも音場が拡張されてすべて開放的なサウンドに聴こえます。
YouTubeなどの動画もデバイスから聴こえるようになったことで、ホームシアターのような音の距離感があり、厚みのある迫力が加わった音になっています。
ポイント
イヤホンやヘッドホンの密閉された圧迫感を感じることがなくクリアなサウンドが聴けます。
無理やり空間オーディオ化している印象もなく、適度な距離感があることによって音の聴きやすさが倍増しました。
「ステレオを空間化」の注意点
注意ポイント
- iOS 15で拡張された空間オーディオ機能はAirPods ProとAirPods Maxでしか使えません。
- 正式に空間オーディオが対応しているコンテンツよりも若干劣ります。
- 音質が改良されたのではなく、音の表現の幅が広がった印象です。
「ステレオを空間化」する機能を使うにはAirPods ProやAirPods Maxが必要となります。
イヤホン、へッドホンの位置や向きをトラッキングしてくれるジャイロスコープや加速度センサー搭載のAirPodsモデルのみで有効な機能です。
非対応のワイヤレスイヤホンは、空間オーディオをオンにすることができません。
「ステレオを空間化」をオンにすることにより、音の解像度や音質が良くなったわけではないです。
また、正式に空間オーディオが対応しているApple TV+やNetflixなどのコンテンツよりも、やや臨場感は劣ります。しかし、ステレオサウンドよりは聴きやすいサウンドとなります。
「ステレオを空間化」する方法
「ステレオを空間化」機能はiPhoneだけでなく、iPadでも利用可能です。
この機能をオンにすることで、普通のステレオサウンドよりも音の距離感が感じられ動画や音楽に躍動感が感じられます。
「ステレオを空間化」する方法を詳しく解説していきます。
最新のiOS 15にアップデート
「ステレオを空間化」機能を使うには、iOS 15以降にアップデートする必要があります。
iPad OS 15以降で、iPadでも同様に使うことができます。
ポイント
iPhoneにiOS 15以降(iPadの場合はiPad OS 15以降)をインストールします。
【設定】⇒【一般】⇒【ソフトウェア・アップデート】で現在のバージョンの確認およびアップデートすることができます。
コントロールセンターから設定
AirPods ProやAirPods Maxに接続した状態で、コントロールセンターを開きます。
音量調節バーを長押しすると、右下にステレオ音源を空間オーディオ化する「ステレオを空間化」が表示されます。
ポイント
「ステレオを空間化」をオンにすることで、空間オーディオに対応していないステレオ音源などを疑似的な空間オーディオで楽しめます。
YouTubeやAmazonプライムビデオなどにも対応しました。
まとめ
新機能の「ステレオを空間化」では、正式に対応しているApple TV+やNetflixなどのコンテンツ以外のステレオ音源も疑似的な空間オーディオが使えるようになりました。
YouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画ストリーミングサービスでも空間オーディオを楽しめます。
ポイント
今までは体験できなかった音の距離感や音の余韻を感じることができます。
AirPods Proは、映像コンテンツをよく見る方には非常におすすめのイヤホンです。また、登場が期待されている新型AirPods 3も空間オーディオ機能が搭載されると予想されています。
この新機能に対応したことにより、AirPods Proの人気がさらに向上しそうです。アップデートでここまで進化できるのはApple製品の強みと言えます。
是非、AirPods Proで空間オーディオを体験してみてください。