新たにM4、M4 Pro、M4 Maxチップを搭載した新型MacBook Proが登場しました。
M3の上位チップを搭載したMacBook Proは2023年10月に発売していますが、M4の上位チップを搭載した新型モデルが2024年11月8日(金)に発売となりました。
デザインの刷新はありませんが、性能が劇的に進化していて圧倒的なパフォーマンスを発揮し使い勝手が大幅に向上するモデルへと進化しました。
この記事では、2024年モデルのM4、M4 Pro、M4 Max搭載新型MacBook Proについての進化ポイントをまとめています。
新型MacBook Proが気になっている方、MacBook Proを購入しようか悩んでいる方は参考にしてください。
目次
新型MacBook Proの進化ポイントまとめ
新型MacBook Proは日本時間10月31日に発表されました。
発表と同時に予約が開始され11月8日(金)に発売となり、価格は14インチがは248,800円から、16インチが398,800円からとなります。
ポイントまとめ
- M4 / M4 Pro / M4 Max搭載
- メモリは16GBスタート
- Apple Intelligenceに対応
- SDR輝度が最大1,000ニトに向上
- カメラが12MPセンターフレームに対応
- 最大22時間から最大24時間のバッテリーに進化
- Thunderbolt 5ポート搭載
- 転送速度が120Gbps(Thunderbolt 4の3倍)
- 2台のディスプレイで最大6K/60Hz出力対応
- Nano-textureのオプションが追加
- 14インチモデルがは248,800円から
- 16インチモデルが398,800円から
さらに使い勝手の良いモデルといった印象です。主に進化したポイントを詳しく解説していきます。
M4 / M4 Pro / M4 Max搭載
新型MacBook Proは、M4、M4 Pro、M4 Maxチップの選択が可能となります。
2024年モデルのMac miniではM4またはM4 Proでしたが、MacBook Proで今回新たにM4ファミリーの最上位モデルのM4 Maxが登場しました。
M4モデルのMacBook Proは、従来のM1搭載MacBook Proよりも最大1.8倍高速なCPUパフォーマンスとなり、動画編集ソフトAdobe Premiere Proのシーン編集の検出は最大1.7倍のパフォーマンスを発揮します。
最高峰のM4 Max搭載MacBook Proは、M1 Maxの最大3.5倍のパフォーマンスとなり高負荷なクリエイティブ作業を迅速に処理できます。
ポイント
M4、M4 Pro、M4 Maxチップによって圧倒的なパワーとパフォーマンスを発揮し、あらゆる操作がより快適になります。
M4 Maxのメディアエンジンは2つのProResアクセラレータを搭載し、iPhone 16 Proで撮影した4K 120fpsのProResビデオを取り込んでFinal Cut Proで動画編集する際にMacBook Proは素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
チップ構成
M4チップ:10コアCPU、10コアGPU構成
M4 Proチップ:最大14コアCPU、20コアGPU構成
M4 Maxチップ:最大16コアCPU、40コアGPU構成
また、メモリとストレージについてはM4モデルが最大32GB/2TBまでとなり、M4 Pro/Maxモデルは最大128GB/8TBまで搭載可能です。
より明るいディスプレイに進化
新型MacBook Proでは、Liquid Retina XDRディスプレイがさらに進化しました。
従来のMacBook ProのSDR輝度が最大600ニトに対して、最大1000ニトに向上し屋外の使用でも視認性が向上しています。
ポイント
屋外での使用でもディスプレイが見やすく、使い勝手が向上しました。
引き続きHDRコンテンツのピークは最大1600ニトで表示が可能です。
カメラが12MPセンターフレームに対応
新型MacBook Proでは、ディスプレイ上に搭載しているカメラの性能が大幅に進化しました。
従来の1080pカメラからセンターフレームに対応した1200万画素カメラにアップデートされビデオ通話などの使い勝手が向上しています。
ポイント
新しい1200万画素の内蔵カメラを搭載し高解像度化しました。
また、センターフレーム以外にも、机の上に置いたものを真上から捉えたように画像処理をするデスクビューにも対応し使い勝手が大幅に向上しました。
最大24時間のバッテリーに進化
新型MacBook Proでは、バッテリー駆動時間が14インチのM4モデルおよび16インチのM4 ProモデルがMac史上最長として最大24時間のビデオストリーミング再生を可能となりました。
ACアダプターを持ち歩く必要が無くなりそうで嬉しい進化といった印象です。
ポイント
省電力性能が向上し、駆動時間が2時間延びてバッテリー持ちが良くなりました。
14インチのM4 Proモデルは最大22時間となり、M4 Maxモデルは最大18時間となり、16インチのM4 Maxモデルは最大21時間となります。
どのモデルについても高速充電に対応しているため、約30分で50%の充電が可能です。
Thunderbolt 5ポート搭載
M4 ProとM4 Max搭載モデルにのみ、Thunderbolt 5ポートを搭載しています。
新しいThunderbolt 5ポートは最大120Gbpsの通信帯域と最大240Wまでの給電に対応します。コネクタ形状についてはThunderbolt 4と同様にUSB-Cを採用しています。
ポイント
転送速度が1秒に15GBとなり、外部ストレージやハブなどを非常に快適に活用することができます。
デメリットとしては、Thunderbolt 5(USB-C) Proケーブル(1m)が1本9,980円と価格が高いことです。
2台のディスプレイで最大6K/60Hz出力対応
新型MacBook Proでは、本体ディスプレイを開いたまま最大2台の外部ディスプレイ(最大6K/60Hz)が表示可能になりました。
HDMI単体での接続では、8K/60Hz、4K/120Hzに対応しています。
Nano-textureのオプションが追加
新型MacBook Proでは、全モデルでディスプレイに低反射処理が施されたのNano-textureガラスのオプションが選択可能になりました。
最近では、2024年モデルのiPad Proでも採用されているNano-textureガラスは、光の反射を抑え映り込みを軽減してくれるためディスプレイの視認性が大きく向上します。
ポイント
反射や映り込みを抑えるため、明るい環境で操作していても見やすく美しい画質でコンテンツを表示します。
Nano-textureガラスはナノメートル単位の高い精度でエッチングを施したガラスとなり、画質とコントラストを維持しつつ環境光を散乱させるため映り込みを最小限に抑えられるディスプレイとなります。
まとめ
M4、M4 Pro、M4 Maxチップを搭載した新型MacBook Proは、最新の上位チップやThunderbolt 5ポートの搭載により史上最高の性能を発揮するモデルへとアップデートされました。
手軽に持ち運べるメインマシンとしては最高峰な印象です。
Source:Apple