2022年春のAppleイベントで「最高峰を解禁」を意味するハードウェアとして登場した、新たなデスクトップMacである「Mac Studio」。
M1 Maxチップと新たにM1 Ultraチップが追加され、Mac Proより圧倒的に高速な処理性能となります。
Mac StudioはMac史上最もパワフルなチップを搭載しています。
この記事では、Mac Studioの性能や特徴を徹底解説していきます。
Mac Studioが気になっている方、購入を検討している方は参考にしてください。
目次
Mac Studioの特徴まとめ
Mac Studioはどのようなモデルなのか特徴をまとめていきます。
特徴まとめ
・コンパクトなハイエンドモデル
・M1 Max / M1 Ultra搭載
・豊富なポートを搭載
・SDカードスロット搭載
・最大128GBユニファイドメモリ
・ストレージは最大8TB
・高解像度の外部出力サポート
・新ディスプレイ「Studio Display」登場
・3月9日予約開始、3月18日発売
・価格は24万9800円~
詳しく解説していきます。
コンパクトなハイエンドモデル
Mac Studioは、コンパクトで高性能なハイエンドモデルのMacとなります。Mac miniより少し高さのある筐体です。
ポイント
コンパクトなボディでも優れた性能を搭載したモデルです。
コンパクトなデザインですが、排熱性能に優れています。また、静音性と冷却性能を両立させます。
M1 Max / M1 Ultra搭載
Mac Studioは、M1 MaxチップモデルとM1 Ultraチップモデルから選択できます。
M1シリーズ最後のチップとなる最上位モデルのM1 Ultraチップが登場しました。M1 Ultraチップは、ウルトラフュージョンアーキテクチャが採用され、2つのチップを1つにすることが可能となりました。
ポイント
M1 Maxチップを2基搭載したようなプロセッサで、CPUは20コア、GPUは最大64コアとなりM1 Maxチップの2倍のコア数です。
処理性能は現行のMac Proよりも1.5倍以上高速となります。また、iPad ProやMacBook Proに搭載されているM1チップの8倍高速となっており、16コアのデスクトップPCに比べ約65%低消費電力となっています。
8K映像やPro Res映像が再生可能なプロ向けマシンとなります。
チップ性能まとめ
- M1 Maxチップ
・8つの高性能コアと2つの高効率コアを搭載した10コアCPU
・24コアGPU
・16コアNeural Engine
・400GB/sのメモリ帯域幅
- M1 Ultraチップ
・16の高性能コアと4つの高効率コアを搭載した20コアCPU
・48コアGPU
・32コアNeural Engine
・800GB/sのメモリ帯域幅
豊富なポートを搭載
外部ポートも充実しており、前面にはUSB-CポートとSDXCカードスロット(UHS-II)が搭載されています。
外部ポート
背面ポート
・Thunderbolt 4×4
・USB-Aポート(最大5Gb/s)×2
・HDMIポート
・10Gb Ethernet
・3.5mmヘッドフォンジャック
前面ポート
・SDカードスロット(UHS-Ⅱ)
・Max:USB-Cポート(最大10Gb/s)×2
・Ultra:Thunderbolt 4ポート(最大40Gb/s)×2
背面も豊富なポートを搭載しており、Thunderbolt 4のポートが4つ、10Gb EthernetポートやUSB-Aが2つ、HDMIとヘッドホンジャック(ハイレゾ対応)が搭載と高い拡張性を持ちます。
メモリは最大128GB、ストレージは最大8TB
メモリは最大128GB、ストレージは最大8TBとなります。
メモリは以下のとおりです。
M1 Max | 32GB/64GB |
M1 Ultra | 64GB/128GB |
ストレージは以下のとおりです。
M1 Max | 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB |
M1 Ultra | 1TB/2TB/4TB/8TB |
ストレージの転送速度が最大7.4GB/sとなり非常に速い転送が可能となります。
高解像度の外部出力サポート
Mac Studioは、最大5台のディスプレイを同時にサポート可能です。
ポイント
USB-C経由:6K60Hz
HDMI経由:4K60Hz
USB-C経由で最大4台のPro Display XDRをサポート可能となります。
新ディスプレイ「Studio Display」登場(別売)
新ディスプレイの「Studio Display」は5K解像度の27インチディスプレイです。
iPhone11に搭載しているA13 Bionicチップが搭載していて、内蔵カメラの処理性能を高め、センターステージにも対応しました。
ポイント
・A13 Bionicチップ搭載
・1200万画素超広角カメラ搭載
・センターフレームでビデオ通話可能
・3基のマイクアレイを搭載
・2つの高性能ツイーター搭載
・4基のフォースキャンセリングウーファー搭載
・空間オーディオをサポート
・VESAマウントで縦置きに対応
原音を忠実に再現できる6スピーカーを搭載しており、空間オーディオに対応して立体的なサウンドを再生できます。
また、Thunderbolt 4ポートから96Wの電力を供給することが可能で、MacBook Proの高速充電に対応しています。
3月9日予約開始、3月18日発売
Mac StudioとStudio Displayの予約開始日と発売日は以下のとおりです。
予約開始日・発売日
予約開始日:2022年3月9日
発売日:2022年3月18日
価格は24万9800円~
Mac Studioの価格はM1 Maxモデルが249,800円から、M1 Ultraモデルが499,800円からとなります。(Apple公式価格)
M1 MaxモデルはMacBook Pro 16インチよりコスパが高いとされます。
また、Studio Displayの価格は、199,800円からです。
まとめ
Appleの新型デスクトップMac「Mac Studio」が登場しました。
ポイント
コンパクトなデザインながらも高い性能を持ち、拡張性に優れていることが特徴です。
新たに登場したM1 Ultraチップは、16の高性能コアと4つの高効率コアを搭載した20コアCPUと最大64コアGPU、32コアNeural Engineで、最上位モデルのMac Proを超える高い処理性能を持つMacです。
Source: Apple