パソコンの映像関係の役割をしているのが「グラフィックボード」略して「グラボ」といいます。
簡単に言うと、ディスプレイに画像を綺麗に映し出すための部品です。
2Dゲームだったり、軽いゲームや動画の視聴程度ならグラボは必要ありません。
基本的にパソコンは、マザーボードにGPU(グラフィック処理をする半導体チップ)が載っているので、グラボがなくても映像は映ります。(オンボードグラフィック)
ポイント
高品質なゲームをしたり、3DCGソフトを使用して絵や図面を描いたりする時にこのグラボの性能が重要になります。
オンラインゲームや3D関連の処理を快適にやりたい!という方は、別途グラボをPCにつける必要があります。
そこで、今回おすすめするのが、GeForce RTX 2080Tiです。
他のグラボと比較して、おすすめする理由を徹底解説していきます。
目次
GeForce RTX 2080Tiのスペックと仕様
GeForce RTX 2080Tiは『GEFORCE RTX20シリーズ』最上位のグラボです。
スペックは以下のとおりです。
ポイント
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti (Boost: 1755 MHz)
メモリ:11GB GDDR6 (16 Gbps/352-bit)
メモリクロック数:14000MHz
最大解像度:8K(7680x4320)
最大ディスプレイ:4台
DirectX:DirectX 12
映像出力:DisplayPort x 3 (v1.4) / HDMI 2.0b x 1 / USB Type-C x1
インターフェース:PCI Express x16 3.0
サイズ:328x140x57 mm
重量:2.41Kg
推奨電源ユニット容量は650Wです。
グラフィックは4K / 60FPS+に対応しています。
✔ 高いパフォーマンスを発揮
さらに高速化させたGDDR6 16GbpsのメモリとTRI FROZRクーラーを搭載しています。
高い冷却性能と高い耐久性、抜群の静音性を実現します。
✔ 高い冷却性能
効率よく冷却をすることが可能なファンの設計がされていて、エアフローを増幅し安定した稼働を実現します。
✔ 省電力でエコ設計
比較的低温なときはファンを完全に停止させてファンの音を無くします。
ゲーム中などでグラボが高温なときは、ファンを自動的に起動して冷却能力を向上させます。
ファンの回転数も、60℃以上は何%。70℃以上は何%で起動するなどと効率の良いプログラムが入っています。
GPU性能の比較
GPU名称 | 3DMark | シェーダープロセッサ数 | メモリ容量 | ベースクロック | TDP |
RTX2080Ti | 34300 | 4352 | 11GB | 1350MHz | 250W |
RTX2080 | 27900 | 2944 | 8GB | 1515MHz | 215W |
RTX2070 | 22400 | 2304 | 8GB | 1410MHz | 175W |
RTX2060 | 19700 | 1920 | 6GB | 1365MHz | 160W |
GTX1080Ti | 27800 | 3584 | 11GB | 1480MHz | 250W |
メモリタイプはGTX1080Ti以外は高速、省電力化を両立したGDDR6を採用しています。
ポイント
1080Tiから2080Tiに換装すると、約20%の性能アップといったところです。
RTX 2080Tiといってもいろんなメーカーから販売されています。
msi製だったりASUS製だったりがあります。
メーカーで悩む場合は、例えばマザーボードがASUS製だったら、グラボもASUS製にすることをおすすめします。(最近は相性問題などはあまりありません。)
GeForce RTX 2080Tiが発売されたのは2018年9月です。
令和二年も最強スペックのグラボです。
発売当時は、なかなか手に入らなかった製品です。
『RTX 2080Ti』は最新のゲームにおいて最高のゲーム体験を実現します。
GeForce RTX 2080Tiの優れているポイント
GeForce RTX 2080Tiは強力なGPUアーキテクチャ、テクノロジ、11GB次世代超高速GDDR6メモリによる究極のGPUと言われています。
ポイント
GTXシリーズ(前世代)のグラボに比べて最大6倍の高速なパフォーマンスを実現します。
安定性、静音性が高い
ベンチ時の温度は最大64℃となり、かなり冷却され安定した動作です。
ゲーム中はGPUコア温度はおよそ70℃です。
描画がおかしくなったり、フリーズや起動できないソフトがあるといった不具合はなく安定稼働します。
低負荷時はファンが停止するため、非常に静かで、ゲーム中や動画の書き出し中などの高負荷時でも静かです。
処理速度が早い
処理速度は十分で、高負荷オンラインゲーム(ファイナルファンタジーXIV)では最高品質で快適に動作します。
高画質設定でも高フレームレートを維持するので安定します。
機能性に非常に優れている
出力端子がHDMIが1つ、DisplayPortが3つあるので、同時に4画面出力を行うことができます。
横縦比が32:9や21:9のウルトラワイドモニター(超横長画面)でも快適に映像を出力できることを意味しています。
まとめ
ポイント
安定性、画質、機能性、処理速度、静音性に非常に優れています。
GeForce RTX 2080Tiが一番人気なのが納得します。
デメリットとしては価格が高いということですかね。
しかし最高のパフォーマンスを実現して、ゲームやクリエイティブなことをストレスなく快適にできるというのはこの機種でないと実現できません。
ちなみにGeForce RTX 2070だと、4K60pでゲームをするとGPU使用率がほぼ100%になり画質を下げてプレイしなくてはいけなかったですが、GeForce RTX 2080Tiではすべて最高品質設定で65%~75%のGPU使用率なので、操作と動作に余裕が感じられます。
オンラインゲームや3D関連の処理を快適にやりたい!という方は、
どうせ買うなら一番性能の良いGeForce RTX 2080Tiの購入をおすすめします。
以上、参考になれば幸いです。