2022年モデルのM2搭載iPad Proが、2022年10月19日午前0時にプレスリリースで登場しました。
前世代モデルの12.9インチiPad Pro(第5世代)と11インチiPad Pro(第3世代)が2021年5月に発売されましたが、2022年10月に新型モデルが発売となりました。
発売スケジュール
予約開始:2022年10月19日(水)
発売日:2022年10月26日(水)
新型iPad ProはM2チップが搭載され性能が向上し、複数の新機能も追加されました。
この記事では、新型iPad Proについての特徴と2021年モデルから進化したポイントを解説していきます。
新型iPad Proが気になる方、iPad Proの購入を検討している方は参考にしてください。
目次
新型iPad Proは買うべき?進化ポイントまとめ
2022年モデルのiPad Proはどのようなモデルになったのか進化ポイントをまとめました。
ポイント
- M2チップ搭載
- ProRes撮影に対応
- Apple Pencilでの操作が向上
- 写真のスマートHDR4対応
- Bluetooth5.3対応
- 12.9インチモデルはミニLED搭載ディスプレイ
- ストレージ容量は128GB/256GB/512GB/1TB/2TB
- デザインや重さは従来モデルと同じ
- Apple Pencil(第2世代)対応
- バッテリーは最大10時間
- 価格は124,800円~
前世代のiPad Proと比較して進化したポイントは赤字の項目です。
特徴を詳しく解説していきます。
M2チップ搭載
次世代のM2チップが搭載されました。より快適な動作性能と速度でストレスなく、様々な作業が可能になります。
M2チップ
・4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU
・10コアGPU
・16コアNeural Engine
・100GB/sのメモリ帯域幅
・8GBまたは16GB RAM
ポイント
搭載プロセッサは現行のM1チップよりさらに性能が向上したM2チップが搭載されました。
現行モデルより高い処理能力を持ち、さらに高いパフォーマンスを発揮します。
2022iPad Pro | 2021iPad Pro |
SoC:M2 CPU:4コア+4コア GPU:10コア プロセス:5nm メモリバンド:100GB/s トランジスタ:200億個 |
SoC:M1 CPU:4コア+4コア GPU:8コア プロセス:5nm メモリバンド:68.2GB/s トランジスタ:160億個 |
従来モデルと比較して、処理能力で最大15%、GPUで最大35%パフォーマンスが向上しています。
ゲームはこれまでにない最高のパフォーマンスでプレイが可能です。また、動画編集や3Dデザインの制作などはM1搭載iPad Proよりも快適になります。
M2チップ搭載によりMac並みの性能を持ち、優れたパフォーマンスを発揮します。
ProRes撮影に対応
カメラ性能が向上して、最大4K/30fpsのProResビデオ撮影(容量128GBのモデルでは1080p/30fps)に対応しました。
ポイント
従来モデルは4Kビデオ撮影はできましたが、新たにProResビデオ撮影が可能になりました。
ProResビデオ撮影はiPhone 14 Proでも対応している機能で、忠実な色再現と低い圧縮率で高いクオリティの動画が撮影可能となります。
注意ポイント
128GBモデルは4K/30fpsには対応していません。1080p/30fpsとなります。
Apple Pencilでの操作が向上
12mm離れた位置からApple Pencilの位置や向きの特定を始めることで、より自然な応答速度での書き心地を実現しました。
イラスト制作の際に、細かな操作などをアシストしてくれる便利な機能となります。
ポイント
画面の最大12mmの高さからApple Pencilのタッチ位置を表示できる「ポイント」機能です。
より高い精度でイラスト制作などが可能となります。
M2チップ搭載によって実現した新技術となり、Apple Pencilがさらにパワーアップしました。
Bluetooth5.3対応
Bluetoothのバージョンがこれまで5.0だったのが5.3に一気にバージョンアップしました。
iPhone14でも同様にバージョンアップしています。
ポイント
遅延が少なく、安定した接続ができ、複数のデバイスに同時接続できる次世代規格です。
Bluetooth 5.3に対応したことにより、LE AudioやApple独自の新規格などに対応する可能性があり、今後のアップデートによりAirPods Pro (第2世代) との連携などオーディオ面でも期待が高まります。
LE Audioは、最新の通信規格となっていて低データレートでも高いオーディオ品質を実現できます。
12.9インチモデルはミニLED搭載ディスプレイ
従来と変わらず、11インチモデルはLiquid Retinaディスプレイで、12.9インチモデルはLiquid Retina XDRディスプレイとなります。
12.9インチモデルのiPad ProのみミニLEDを内蔵していて、黒い部分はLEDが点灯しないためしっかり黒く表示されています。
ポイント
明るい部分はより明るく鮮やかに表示され、暗い部分はより暗く引き締まって鮮明な映像が表示されます。
高コントラストのためより立体的で自然な映像を映し出します。
ミニLEDを搭載したLiquid Retina XDRディスプレイは、写真やイラストをより美しく映し出します。
ストレージ容量は128GB/256GB/512GB/1TB/2TB
ストレージ容量は最大2TBまで選択が可能です。ストレージ容量も従来と変わらず128GB、256GB、512GB、1TB、2TBとなります。
1TB以下のモデルはメモリが8GB搭載となり、1TBおよび2TBモデルのみメモリが16GB搭載となっています。
価格(Wi-Fiモデル)は以下のとおりです。
11インチ | 12.9インチ | |
128GB | 124,800円 | 172,800円 |
256GB | 140,800円 | 188,800円 |
512GB | 172,800円 | 220,800円 |
1TB | 236,800円 | 284,800円 |
2TB | 300,800円 | 348,880円 |
2021年モデルの12.9インチiPad Pro Wi-Fi 512GBは発売時165,800円(Apple公式価格)でしたが、12.9インチ新型iPad Pro Wi-Fi 512GBは220,800円となっていて価格は以前よりも圧倒的に高くなっています。
まとめ:新型iPad Proは買うべき?
新型iPad Proが前世代のiPad Proから進化したポイントは以下のとおりです。
進化ポイント
- M2チップ搭載
- ProRes撮影に対応
- Apple Pencilでの操作が向上
- 写真のスマートHDR4対応
- Bluetooth5.3対応
新型iPad Proは大幅なデザインの進化を望む人にとっては、控えめなアップデート内容となり小幅アップデートモデルです。
新型iPad Proがおすすめな方は以下のとおりです。
こんな方におすすめ
- iPad Proの最先端の機能を使いたい!
- 初めてiPad Proを買う!
- 2020年モデルよりも前のiPad Proから買い替えたい!
より強力なチップを搭載していて、iPad Proの用途がより高度な映像編集やProRes撮影、イラスト制作をしたい方にはおすすめです。
また、2020年モデルよりも前のiPad Proを持っていて買い替えたい方は、M2チップの性能やミニLED搭載のディスプレイ性能の恩恵を受け、進化を体感できるのではないでしょうか。
使い心地がさらにアップデートされた最新モデルです。
気になる方や、iPad Proの購入を検討している方は是非チェックしてみてください。
Source:Apple